1 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/29(土) 21:40:53 ID:a4SjkZ17
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。

(前スレ)
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part287
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1293893550/

まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/


     _             ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ!
    l lf小从} l /    ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'     ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   ヽ_/ィヘ_)〜′    ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
             ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!


     _
     〃  ^ヽ      ・議論や、荒らしへの反応は、避難所でやるの。約束よ?
    J{  ハ从{_,    ・クロス元が18禁作品でも、SSの内容が非18禁なら本スレでいいわよ、でも
    ノルノー゚ノjし     内容が18禁ならエロパロ板ゼロ魔スレで投下してね?
   /く{ {丈} }つ    ・クロス元がTYPE-MOON作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
   l く/_jlム! |     ・作品を初投下する時は元ネタの記載も忘れずにね。wikiに登録されづらいわ。
   レ-ヘじフ〜l      ・作者も読者も閲覧には専用ブラウザの使用を推奨するわ。負荷軽減に協力してね。



.   ,ィ =个=、      ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
   〈_/´ ̄ `ヽ      ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。これ以上は投下出来ません。
    { {_jイ」/j」j〉     ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
    ヽl| ゚ヮ゚ノj|      ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
   ⊂j{不}lつ      ・次スレは>>950か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
   く7 {_}ハ>      ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
    ‘ーrtァー’     ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
               姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
              ・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
              SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
              レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。
2 :Persona 0:代理2011/01/29(土) 21:47:14 ID:a4SjkZ17
 一瞬のまどろみからタバサは目覚めた。
 どうやらあまりの激痛から気を失っていたらしい、だらしがないと自らを叱咤して震える腕を支えに立ち上がる。
 見れば傷は相変わらず以前のまま、まるでバターみたいに自分の体の真ん中にはぽっかりと穴が空いている。
 最悪な状況だが、それでもまだ自分は生きている。
 この穴はおそらく肉を抉ったり、棘が貫通して生まれたものではなく、触れたものを“消し去った”ゆえにできた穴なのだろう。
 だから死なない、普通なら即死である傷であろうとも出血もなく、かろうじて心臓も、片方も肺も生きている。
 まだ戦えるのだ。

 そこまで考えて、タバサは自分の手のなかに何かを握っていることに気がついた。
 それは林檎。
 黄金に輝く、瑞々しさを全身に湛えた小さな小さな知恵の果実。

 魅入られたようにその林檎を凝視すると、まるで操られるようにタバサはその林檎を一口食んだ。
 その瞬間、タバサの体から噴出したのは林檎と同じ色をした黄金の光。
 
「ルイズ……」

 気が付けばタバサは涙を流していた。
 その林檎を一口食べた瞬間に、目の前一杯に大切な友人の顔が浮かんだのだ。
 その次に体を満たしたのは、生きる事へと感謝の気持ち。
 己を産み、育んだ、父へ、母へ、友人達へ、そしてこのハルケギニアへのこの上ない“感謝の心”だった。

 タバサの心に呼応するように、足元に落ちたタロットカードが黄金色の光を放つ。


「私はあなた あなたは私 私はあなたの影であり あなたは私の光 今こそ仮面を解き放ち 求めるその名を呼びなさい」

 イーヴァルディが謳い、彼女はコクリと頷く。
 手の握り、その掌の中で黄金色の光が砕けた。

「私は、シャルロット。シャルロット・エレーヌ・オルレアン!」

 既に心の中に吹きすさんでいた“雪風”は止んだ。
 ならばもはや彼女の守護者たる者はか弱い“シャルロット”を救いに来る“イーヴァルディ”ではない。

「一緒に戦って」

 共に戦列を歩む存在は、彼女と最も長く共にあった存在こそがふさわしい。
 雪の日も風の日も、苦難と共に、誓いと共に、血と汗のにじんだ道を歩んできた存在こそがふさわしい。


「“タバサ”!!!!!!」


 シャルロットは、運命の日以来はじめて心からその名を呼んだ。
 大切な、共に歩む己の半身として、その名を呼んだ。
3 :Persona 0:代理2011/01/29(土) 21:48:14 ID:a4SjkZ17
「とは言ったものの、さすがに、辛いね」

 十重二十重に迫りくる触手を、異形の腕を、バルドルはその時に弾き、時にちぎってはやりすごす。
 バルドルが叫ぶたび塔の床の一部が鋭利な土の槍となって“悪魔”を砕き散らす。
 だがいくらなんでも相手が悪すぎた。

 攻撃しても攻撃しても一切気にした様子もなく、千切れた触手は一瞬で再生し再びギーシュへと襲いかかる。
 飛びのいて回避、回避できないものはワルキューレを作り出し盾にする。
 そうやってギーシュは先ほどからこの塔全てを覆い尽くそうとする。

 先ほどからこうやってずっと千日手が続いている。
 敵の攻撃はかろうじて捌けているが、このままでは遠くないうちに破滅がやってくるのが誰の目にも明らかだった。

「やれやれ、格好付けたいけどこれはちょっとね」

 そう言って肩を竦めたギーシュに後ろから声が届いたのは次にもう一度苦笑と共に魔法を放とうとした時だ。

「ごめん、遅くなった」

 その言葉と共に無数のザンダインが舞い、ギーシュに襲いかかろうとする触手を細切れにしていく。

「タバサちゃん!!!!」
「おっと、早かったね。ごめんよ、なんとかお姫様のお目覚めに間に合わせようとしたんだけど」

 軽口を叩くギーシュに軽く微笑んでから、タバサは一言問題ないと返した。

「一つ謝ることがある」

 タバサの背後に浮かび上がる漆黒のドレスを着たペルソナのヴィジョン。
 右手に剣を左手に杖を、間接にはまるで作りかけの人形のようにディフォルメされたマチ針のようなもの複数飛びだしていた。
 癖のないその髪は長く蒼い、顔の右半分を覆う仮面は眠りを象ったように静謐だった。
 露出されたもう半分の顔の中で、ルビーのような真紅の瞳が炎を灯して燃えあがっている。
5 :Persona 0:代理2011/01/29(土) 21:50:05 ID:a4SjkZ17
「私の本当の名前はシャルロット」

 そしてまっすぐに彼女は己の半身を見た。

「そしてこの子が、もう一人の私“タバサ”」

 ペルソナがこくりと頷き、そして“悪魔”へと向き直る。

「両方とも私、二人揃って――私!」

 決意と共に、その一対と一つで合計三つ、強い力を秘めた瞳で睨みつける。

「だから、その、こんごとも、よろしく……」

 それがタバサなりの照れ隠しだと気づいて、ギーシュは笑った。
 きっと今背中を見せているタバサの顔は、真っ赤に染まっているに違いない。

「ああ、よろしくシャルロット」
「よろしくだクマ!」

 戦場の最中に生まれた実に和やかな光景。
 だがそんな時間は一瞬で破壊された。
 二人のことなど知らぬと触手がほとばしる。

「――全く、無粋にもほどあるぞ!お前!」

 バルドルが向かってきた触手を掴み、千切る。
 タバサが氷と刃で触手をばらばらにする。

 状況は一向に変わらない。
 “悪魔”はギーシュたちの攻撃をモノともせず、全てを終わらせるためにその身を増殖させ続ける。
 やがてこの醜悪な肉塊は世界の全てを覆うだろう、この短い時間の間にその巨体は塔の半分以上まで広がっていた。

「どうする?」

 シャルロットの誰何に、ギーシュは笑って答えた。
6 :Persona 0:代理2011/01/29(土) 21:53:04 ID:a4SjkZ17
「きっと、なんとかなるさ。ルイズだってついてるんだ」

 天を仰ぐ、そこには成長を続ける巨大な樹の姿。
 ルイズから生えた世界樹は、今や青々とその枝を広げ、この塔全てを覆わんとしていた。
 聞いた訳ではない、この樹が成長しきったらどうなるかなどわからない。
 だがこの木々がルイズの力によって編まれたものであり、そこから膨大な力が自分たちに向かって流れてくるのを確かにギーシュは感じていた。
 だから少しも負ける気はしなかったのだ。

「分かった」

 ギーシュが何を言わんとしているのか、その一言で察したのだろう。
 シャルロットは頷くと杖を構える。

「みんな、頑張るクマー!」

 ぼろぼろになりながらクマが声援を送り、ギーシュが薔薇の杖を振る。

 







 その光景を辛そうな目で見ている者がいた。


 


 キュルケは見ていた。
 己と言う牢獄に囚われ、どうしようもない無力を噛みしめながら。
7 :Persona 0:代理2011/01/29(土) 21:55:10 ID:a4SjkZ17

「どうしてよ……どうしてあたしだけ……」

 がつん、と床を叩く。手の皮が破れ血が流れるが、キュルケは構わず床を殴り続けた。

「どうしてあたしだけあそこにいないのっ!」

 外の戦いの様子を見ながらキュルケは悔しそうに唇を噛みしめる。
 ギーシュやタバサがペルソナの真の力を引き出し、この牢獄を打ち破って戦っているのに。
 キュルケは見ているだけしかできない。
 己の半身であるヴァナディースに呼びかけても、ウンともスンとも言わないのだ。
 
「ねぇなんとか言ってよ!それでもあんた私なのっ!」

 皆が血を流し、決死で戦っている時に一人だけ何もできないと言う無力感。
 
「あなたは、私なんでしょう……」

 ヴァナディースからの答えはない。

「なんで、なんでなのよ!」


「それは、私の力不足……故に」
「え?」

 ほんの一瞬目を閉じた瞬間、目の前にいた筈のヴァナディースは消え。
 代わりに立っていたのは蝶の仮面を付けて一人の青年だった。
 キュルケは直感的にかつて夢の中であった蝶と同じ存在なのだと悟っていた。

「あなたは、フィレモン?」

 フィレモンの姿は薄らぎながら明滅している。
 その姿がまるで消える直前の蝋燭を連想させ、キュルケはそれ以上問うことが出来なかった。

「君の力は本来ならは資格なき君を、私が無理やりに導いたもの」
「ええ……」
8 :Persona 0:代理2011/01/29(土) 21:58:15 ID:a4SjkZ17

 フィレモンは胸を抑えながら、一言一言絞り出すように言葉を続ける。

「君自身が己の奥底を覗きこみ、拾い上げた君だけの“仮面”では……ない」
「つまり、どういうことよ……」

 なんとなく次の言葉を察してはいたものの、実際に聞くまでは納得できなかった。
 キュルケに与えられたのは死刑宣告に等しい言葉だった。

「私の助力が叶わぬ今、君に新たなペルソナを与えることは……でき……ない」
「そんな……」

 がくりと膝が落ちる。
 その場に突っ伏したキュルケに向かって、フィレモンは言った。

「君に、頼みが、ある」

 指差した先にあるのは、ルイズの使い魔。
 ルーンの刻まれたテレビジョンだ。

「この先は人の心の……なか……私の力すべてを……使い……彼の遺した……希望を」

 最後まで言い切ることなくフィレモンは消え。
 そこにはさきほどと変わらぬ姿でヴァナディースが佇んでいる。

「――いいわ、やってやろうじゃない」

 キュルケは一度舌舐めずりをすると、テレビの中へ飛び込んだ。







 フィレモンは胸を抑えながら、一言一言絞り出すように言葉を続ける。
9 :Persona 0:代理2011/01/29(土) 21:59:39 ID:a4SjkZ17

「君自身が己の奥底を覗きこみ、拾い上げた君だけの“仮面”では……ない」
「つまり、どういうことよ……」

 なんとなく次の言葉を察してはいたものの、実際に聞くまでは納得できなかった。
 キュルケに与えられたのは死刑宣告に等しい言葉だった。

「私の助力が叶わぬ今、君に新たなペルソナを与えることは……でき……ない」
「そんな……」

 がくりと膝が落ちる。
 その場に突っ伏したキュルケに向かって、フィレモンは言った。

「君に、頼みが、ある」

 指差した先にあるのは、ルイズの使い魔。
 ルーンの刻まれたテレビジョンだ。

「この先は人の心の……なか……私の力すべてを……使い……彼の遺した……希望を」

 最後まで言い切ることなくフィレモンは消え。
 そこにはさきほどと変わらぬ姿でヴァナディースが佇んでいる。

「――いいわ、やってやろうじゃない」

 キュルケは一度舌舐めずりをすると、テレビの中へ飛び込んだ。
10 :Persona 0:代理2011/01/29(土) 22:00:32 ID:a4SjkZ17
「見るクマ! ルイズちゃんの樹が」

 世界樹が完全に塔を覆う。
 かろうじて見えていた月が隠れ、世界に完全なる闇が訪れた。

 ――ありがとう

 三人は確かに聞いた。
 天に光を放つ巨大な一輪の花が咲く、咲いて咲いて咲き誇り、そして枯れていく。

 ――ありがとう

 枯れた花にやがて巨大な真紅の果実が一つ、果実はやがて熟して弾け、その際に小さな何かがこぼれおちた。

 ――ありがとう


「ルイズ……かい?」

 その答えは正しいと言えば正しく、間違っていると言えば間違っている。
 なぜなら、彼女は完全に彼女自身のペルソナと一体化していた。

 皮膚は果実と樹脂が混じり合った独特の光沢を持ち、
 その身を覆う服は極彩色の花々、
 目は琥珀で出来た細工物で、
 美しい桃色の髪には青々とした草木が芽吹いている。

「ええ、心配かけてごめんね」

 そう言ってルイズは笑うと、まっすぐに悪魔を指さし。

「メギドラオン」

 極光が生じ、“悪魔”の体積を一度に三割も削り取った。

 ――ヶgぽ;ジェイおlhrfおぢSjf+gLDJFNKODIANB;FLK3GDADFLJBL;KFBFGLD;SJ :;PJ+K


 初めて苦しむように、“悪魔”が吠える。
11 :Persona 0:代理2011/01/29(土) 22:01:38 ID:a4SjkZ17

「やった効いてるじゃないか!」

 ギーシュの言葉にルイズは首を横に振った。

「だめよ、こいつは“全ての人と言う存在そのもの”だから人である以上けして滅ぼせない」
「そんな……」
「じゃあどうしようもないって言うのかい!?」

 二人の言葉にルイズはにぃっと笑う。

「そんな訳ないでしょう!」

 ルイズは今度は余った左手で愛用のつえを振った。
 いくつもの爆発が生じ、“悪魔”の体を穴だらけにする。

「人じゃ勝てないって言うのなら――こうすればいいってだけよ!」

 ルイズが腕を振るうと、周囲の木々の枝が伸び“悪魔”の傷口に突き刺さる。

「全ての生き物の、この星の生きようする意思。そこにこいつを取りこんでぇえええええええええ」

 ざくり、ざくり、ざくり。
 次々に“悪魔”に枝が突き立ち、そのたびにルイズの顔が苦痛にゆがむ。
 刺さった枝が一つ一つ黒く染まるたび、ルイズの口から苦悶が漏れる。

「こいつの“虚無”を塗りつぶす!」

 それは人を星へ還す行為だ。
 霊長と奢り、星から決別し、普遍的無意識を寄せ集めて生きてきた人と言う種。
 その中に生じたエラー、それ自体を食らい尽くす猛毒を。
 一旦全てまとめて巨大な生命の奔流のなかでふるい落とし、浄化する。
 
 喩えるならば人の身では致死量なほどに体中に飛び散ったガン細胞を、人体の方を広げることで無理やり手術に持ちこむようなものだ。
 人である限りけして倒せないものを、世界の全てをぶつければ――或いは。

 だがその行為は人と世界の仲介役となるルイズが、己の中を通り抜けるおぞましいもの全てに耐えきらねば破綻する戦いだ。

「ぐ……負けない、絶対負けてなんか……やんない」

 “悪魔”に根を張った木々がどんどんとその身に溜めこんだ“虚無”を吸い上げる。
 吸い上げるほどルイズの体が黒く染まり、そしてその心と体を汚して行く。
 “悪魔”が縮むのに従い、ルイズが壊れて行く。

「大丈夫かい、ルイズっ!?」
「平気っ!?」

 二人の言葉に気丈にルイズは答えた。
12 :Persona 0:代理2011/01/29(土) 22:02:20 ID:a4SjkZ17

「勿論……よ、ただ一つだけお願い、していい?」
「なにクマ?」
「――て、欲しいの」

 ぼそぼそと呟く言葉は二人の耳には届かない。

「なんだって聞こえないよ」
「手を握って欲しいのよ!」

 ぷい、と顔をそむけ。ルイズはやけくそ気味にそう言った。
 よっぽど恥ずかしかったのか、樹木の色に変じたその皮膚に気持ち程度赤みが差している。

「お安い御用」
「それくらいなら任せてくれたまえ」
「大丈夫ルイズちゃん、クマが付いてるクマ」

 全員で手を取り合って、その“絶望”に立ち向かう。
 そしてそれに立ち向かおうとするのは彼らだけではなかった。

「ルイ……ズ……」

 ふらりと幽鬼のように彼らの背後から忍び寄る人影。
 それは……

「え、サイ……ト?」

 わき腹から血を流し、正気の失せた瞳で、ルイズへを向かって手を伸ばすのは。
 まぎれもなく、もう一人の平賀才人。
 並行世界の己に刺し貫かれ、息絶えた筈の彼はしかしかろうじて息があったのだ。
 いや或いは蘇生したのかもしれない、ルイズのペルソナが齎した常若の林檎はこの塔にいる命ある全てのモノを祝福した。
 完全に死に絶えていなければ、息を吹き返したとしてもおかしくはないのだ。

 それでもこれはあり得ないことだ。
 こちらの才人は、リーヴスラシルのルーンを受けたサイトとは違ってルイズを助ける謂れも想いもない。
 あるとするならば、それはもう一人のサイトが残した――――想いの残滓だけ。
 だが彼はそれだけを頼りにここまでの道を歩ききったのだ。

「ルイズ……」

 半死、半生の今にも命を終えそうなその体で。

「ありがとう、サイト、ありがとう……」

 ルイズの瞳に涙が光る。
 それがこぼれないように空を見上げながら、ルイズは己に残された全ての力を燃やす。
 悲劇を今度こそ終わらせるために。
13 :Persona 0:代理2011/01/29(土) 22:03:06 ID:a4SjkZ17
 ――――そして、その時は訪れた。



 全てを木々に吸い尽くされた後に残ったものは、黒く汚れた人型と。
 それが胸に輝く異形のルーン。

「ころ……し……て……」

 それがかつてサイトだったもののなれの果てだと、一体だれが信じられるだろう。
 その胸のルーンに人の持つ業、これまで営々と積み重ねてきた歪みを背負わせられた青年は。
 今はまるで炭の彫像のように、風の吹きすさぶ塔の屋上で顔に指をめり込ませた姿勢のまま固まっていた。

「サイト……」

 ルイズは全ての歪みを吸いつくし、真っ黒に染まったその体でゆっくりとサイトへ向かって足を進める。
 ふらつく足を支えるのは、周囲の友たち。

「あり、がとう……」

 ぎゅっとその体を抱きしめる。
 サイトのもはや眼球のなくなった瞳から、二粒の雫が零れた。

「ごめん、なさい……」

 ぼろぼろと二人の体が崩れ始める。
 様子がおかしいことに気づいたギーシュとタバサがルイズの名を叫ぶが、既にその体は半分以上が黒い粉となって風に散ってしまっていた。

「る……い…………ず……」
「さ……いと……」

 そうして、二人はこの世界から消え去った。
15 :Persona 0:代理2011/01/29(土) 22:05:07 ID:a4SjkZ17
192 :Persona 0:2011/01/29(土) 21:14:04 ID:br8zsrk2
以上になります。
代理投下の方お願い致します。
前回の投下から、かなり時間が空いてしまって申し訳ありませんでした。
なんとか完結できたことを、応援してくださった皆様。
そしてこんな駄作に時間を取って拝読頂いた読者の皆様に、最大限の謝辞を。

----------------------------------------------------------------------------
ということで代理終了
途中、長いと怒られたので勝手に分割、反省はしてない
17 :SeeD戦記・ハルケギニアlion heart with revenger2011/01/29(土) 22:41:42 ID:MjWPO781
ペルソナの人完走乙です!
あやかりたいですなぁ。
代理の方も乙!

というわけで、どうも、SeeDの書き手です。
今回のサブタイトルはライダーの必殺技から。
けど『カード』で『兵隊』を使役できる辺り、奴の能力は『罪を数えさせる』方ではなく『大首領よりも前から通りすがり』な彼の方寄りかも。
では、他にいらっしゃらなければ22:45頃から参ります。
18 :SeeD戦記・ハルケギニアlion heart with revenger2011/01/29(土) 22:44:57 ID:MjWPO781
mission25 Joker Extreme


 ジョーカーの高度1万メイルからの夜間強行降下偵察敢行から三日。
 教皇庁から北に100リーグの合流地点にて、夜陰に紛れた朱い巨体がじっと地に伏せていた。
 ぱちぱちと時たま割れる音がする焚き火を眺めつつ、アニエスはじっとジョーカーの帰還を待つ。
(……そういえば、火に対しての抵抗感がまるで無くなっているな)
 擬似魔法を習ったばかりの頃、火属性を余り使わないことをスコールに指摘されていたのが懐かしい。
 あれからはちょくちょく使う魔法に火属性を混ぜていたのは、自分の方が年上であるというアニエスの気負いからだ。
 それ以外にも、ラグドリアン湖での一件のように火が必要であったときもある。
 そして仇討ちを終え、ジャンクションを日常的にするようになり、自身があの強大な火を操りうる方になってからは、殆ど火魔法に対する蟠りを忘れていた。
(これも、ジャンクションによる記憶障害の一つだろうか……)
 そんなことを考えているアニエスの耳に足音が聞こえる。二時間交替のスコールとの不寝番で、次の交代までもう10分あった筈だが、ラグナロクのタラップからスコールが下りてきていた。
「何だ、まだ余裕はあるだろう?」
「目が覚めた。寝直すほどの時間もなかったから、あんたの話を聞いておきたくてな」
 よく冷えた水の入ったグラスを差し出し、スコールは焚き火を挟んで反対側に座った。
「ん……水はありがたいが……話?」
「ティファニアに関して俺達が責められていたときと、あんたの状態が違いすぎる。
 ついこの間もアンリエッタ前女王に虚無殺しの件で俺達は異端者呼ばわりされ、今や俺達は直接的でないにしろロマリアの教皇庁と戦闘状態にあると言っても良い。あんただってまさか理解してない訳じゃないだろう」
「それこそまさかだ」
 グラスを傾け、アニエスは口元に笑みをこぼす。
「そもそも状況からして違うだろう。確かに私たちは虚無を倒した。だが、あのジョゼフを倒すことは、むしろブリミル教を排斥しようとする連中に手を貸す者を排除したことの方が大きい。
 その件で責められるのは、只の単なる勘違いだ。教皇猊下も、事実を知れば我々へ向けられる追っ手をすぐに諌めてくれるはずだ」
(……カステルモール卿が言っていたはずだがな、内部に教皇庁の間者が居たと……)
「それに私は、今回の潜入を只の調査だと思っている。教皇庁にシャルロット女王が居ないという確認のためのな。それがはっきりすれば、玉座に替え玉を据えた事に教皇猊下が関わりないと証明できるだろう?」
「アニエス、自分も納得できない言い訳に意味はない」
「…………」
 はっきりとスコールに言われ、アニエスは押し黙った。
 そこでざっざっと足音が響き、暗闇の中から襤褸を纏った人影が現れる。
「カードの王者は?」
「臭い息」
 事前に決めていた合い言葉を交わし、ジョーカーはボロボロの外套を脱ぎ捨てる。
「コードネームジョーカー、偵察任務より帰還しました」
 ざっとSeeD式の敬礼を掲げるのに、スコールも応える。
「報告は機内で受けるが……お前一人ということは……」
「守りは強固だ。俺一人じゃ突破してここまで連れてくるのは難しい」
 それはつまり、女王が教皇庁で見つかったということで。アニエスは顔を曇らせた。


 以前撮影していた上空写真から作り上げられたロマリア教皇庁の3Dモデリング。
 ブリッジのディスプレイに映されたモデルの一部が赤く点滅する。
「建物の中心部に近いこの部屋が、女王の囚われてる場所だ。きっちり一日三食運ばれてるようだが、完全に監禁状態だ」
「ラグナロク強行着陸からの揚陸は出来ないな」
 外縁部からの距離が遠すぎるのだ。手持ちの戦力が三名だけで、救出をジョーカー一人に一任するとしても、アニエスと二人でラグナロクの巨体を守りきらなければならない。
19 :SeeD戦記・ハルケギニアlion heart with revenger2011/01/29(土) 22:45:51 ID:MjWPO781
 以前のアルビオン帝都ロサイスで敢行したアンドバリの指輪奪還作戦では、戦争中の混乱を突いての行動だったが、今度はそんな事情もない。ブリミル教、系統魔法の総本山、ロマリアのほぼ全戦力を相手取るのは幾ら何でも無理がある。
「俺がまた上空から降下するのを提案する。委員長達は最後に強行着陸してピックアップだけしてくれればいい。というよりも、それまでは近づくのも遠慮してもらいたい」
「? 何故だ。お前一人の降下作戦だとしても、ラグナロクがサーチライトを点灯しながら目視可能距離で空を飛んでいれば、それだけでお前への注意は向かなくなるだろう」
「委員長、スニーキングミッションは俺の方が得意なんだ。任せてくれよ」
「ああ……」
 実際、敵陣のど真ん中で、捕まっていたわけでもないジョーカーと会ったことのある者としては、了承せざるを得ない。
「まぁ今回は特別に理由はあるんだけど」
「理由?」
 がしがし、と帽子を取った頭を掻きつつ、ジョーカーは言う。
「今代の教皇、エイジス32世は虚無だ。もし長くラグナロクをその視界に入れさせておけば、トリステインに侵攻したゲルマニア艦隊の二の舞だ」
「何!?」
 この事実には、スコール、アニエス共に目を剥いた。
「……一体何人いるんだ、虚無は!……了解した、あんたの意見を聞く。同じく夜間の方が都合が良いか?」
 こくりと頷かれ、艇内の時計を見やる。
「明日の艇内標準時、03:30より作戦開始。一分後に離陸し、教皇庁上空1万mで滞空。04:00よりジョーカーは降下開始。以後ラグナロクはエンジン音も聞こえないよう上空待機。
 回収のタイミングは?」
「そうだな……30分ぐらい後になる。場所は……俺がメテオを使うから、落着したポイントに降下してきてくれ。予定としては街の外に出るつもりだけど、間に合わなければ最悪城付近にホバリングしてもらうかもしれない」
 それはつまり庁内からの離脱が困難になった場合、ということだろう。確かにスニーキングとしては最悪の状況だ。
「メテオを持っていたのか?」
「あんまり数はないんだ。以前クィーンにちょっと貰っただけだから」
(カードクィーン?……いや、C.C.団クィーン、シュウ先輩か)
 平時の委員長職の際に、キスティスと並んで助けて貰っていた。
「……アニエス」
 ここまで話が進んだところで、スコールは相棒に目を向ける。
「あんたはどうする。今回の件……あんたが関わりたくないなら、俺とジョーカーだけでやるが」
「いや……やらせてもらう」
 若干据わった目でアニエスは言った。
「私は……私はブリミル教徒だ。その教えには従う。だが……下らぬ権謀術手の為に一人の少女を、それも一国の王を拐かし、曳いては国一つを良いように操ろうとするような連中に唯々諾々と従う気は、無いっ!」
「燃えるなよ、アニー?」
 眉をつり上げるアニエスのそばに近づき、ぽん、とジョーカーが肩を叩く。
「そう意気込む必要はないだろう?俺達は至極人道的な依頼を受けた。誘拐された人物を助け出すっていう。それをこなすだけさ。
 誰かに従うだとか、どんな思想だとか、許せない奴が居るとか、あんまりあれこれ考えると、じきに動けなくなるぜ」
「……心に留めておこう」
「それから、委員長」
 アニエスから目を移し、ジョーカーは今度はスコールと目線を合わせる。
「今度の潜入ではディアボロスだけじゃなくてケルベロスとパンデモニウムも貸してもらいたいんだけど」
「ああ、了解だ……作戦開始時刻までは各自休憩とする。以上」


 ある未明。俄に騒がしくなった辺りを察して、シャルロットは目を開く。
 囚われの身であるこの身。杖も取り上げられているが、小柄ながらに鍛えた体術は備わっているし、保有数は少ないが擬似魔法も持っている。これを切っ掛けに逃げ出すべきかと擬似魔法で扉を破壊しようとしたところで、扉が叩かれた。
20 :SeeD戦記・ハルケギニアlion heart with revenger2011/01/29(土) 22:47:00 ID:MjWPO781
 油断無く身構えながら、誰何する。
「何者?」
 間髪置かず、監視用ののぞき窓が開いて、どこかで見たことのある顔が現れた。
「傭兵部隊SeeDのジョーカーです。女王陛下の救出を依頼されて来ました」
 成る程、見覚えのある顔立ちだった筈だ。
「判った。逃走経路は?」
「二重に確保済みです。扉を破壊しますから離れていて下さい」
 軽く頷いて、マントを羽織りつつ推定射線上から退く。
「ファイラ!」
 どぉっと扉が炎で吹き飛ばされる。やはりジャンクションの効果を持っているのだろう、自分の使える擬似魔法よりも遙かに強力な炎をみやり、破壊された扉をくぐる。
「杖は取り戻せてませんけど、勘弁してくださいね」
「無事に帰れたら、杖の契約をし直す。気にしなくて良い」
「寛大なお言葉に感謝します、陛下」
 戯けて一礼した後、シャルロットを先導しつつ廊下で歩を進める。
 角をいくつか曲がった先で、慌ただしく走っていた騎士らしき連中と出くわした。
「!?何だ貴様らは!」
 誰何しつつ杖を抜く騎士の額に、ジョーカーが放ったダーツが次々と突き刺さっていく。
「思ったより建物内にメイジが残ってるな……流石はブリミル教の総本山」
 脳へダメージが行ったのか、昏倒した面々からダーツを回収しておく。
「あ、そうだ」
 パーカーのポケットのダーツホルダーにダーツをセットし直しつつシャルロットの方に向く。
「一つ頼みがあるんですが、宜しいですか?」
「何」
「念のためなんですが、もし自分がやられたら、この羽を体の上に置いてくれますか」
 シャッとジョーカーが取り出したのは、朱い鳥の尾羽。
「……何のために?」
 受け取りつつも、感じた疑問をストレートに尋ねる。
「実は、その尾は……」
「居たぞ!」
 ジョーカーが何事か説明しようとしたところで、男の声が響き渡る。
「チッ、お早い到着だ」
 通路の向こうから現れたメイジ達を見てジョーカーは軽くシャルロットの背中を押しつつ走り出す。もちろんシャルロットとて戦場での機微は弁えているから、その薦めに従う。
「この先は?」
「もう少し目立たずにいけると思ったんですが……そこの窓から出ましょう。着地はお任せを」
 進行方向の窓を指さされ、シャルロットは軽く頷く。
「逃がすな!」
 追っ手が杖を掲げたのを見て、咄嗟に半身体を向ける。
 雨のように降り注ぐ雷、炎、氷の矢を全て掌と体で受け止めていく。
「お、いいのみっけ。ドロー フレア!」
 スクエアの火メイジからドローしたフレアをぶちかます背後で、ひらりとシャルロットが窓の外へ舞う。すぐさまジョーカーも窓から跳んでシャルロットを抱えるようにした上で自分にレビテトを使い、滑空体制に入る。
「上手く見つけてくれよ……メテオ!」
 カードで『はなっ』た鉄巨人やルブルムドラゴンといったタフででかいモンスター達が確保してくれている庭園の中心部へ隕石を降らせる。
「しばらくお待ちを、へい……」
 そっと地面にシャルロットを下ろし、綺麗に一礼しようとしたところで、ジョーカーの体が吹き飛ばされた。
「がはぁっ!?」
「!?」
 咄嗟にシャルロットも、手持ちの擬似魔法を起動直前にしつつ身構え、吹き飛ばされたジョーカーの反対側を見る。
「ご無事ですかな?女王陛下……」
 こちらに杖を構えて見せているのは、ロマリア教皇エイジス32世。周りにも杖持ちが居るが、杖を向けているのは奴だけだ。
「申し訳ない、飼い犬の躾が出来ていないものでな……貴女を拐かそうなど……」
21 :SeeD戦記・ハルケギニアlion heart with revenger2011/01/29(土) 22:48:00 ID:MjWPO781
「飼い犬?」
 意味が解らず、シャルロットは訝しげに眉を寄せる。
「ふ……くっ……そいつは大変だなぁ、飼い犬に手を噛まれた教皇さん?」
 傷だらけの体を引きずるようにジョーカーはゆっくりと立ち上がる。
「ついでに飼い損ねた犬にかみ殺されてみるかい?」
「…………」
 殺気と言うよりは険悪な空気が辺りを支配する。
「異端者よ……今ここで我が元に下り、使い魔として己を律するのであれば数々の非礼は許そう」
「冗談。ウチの委員長なんか、召喚したトリステインの女王に一瞥もくれずに別れたんだぜ?」
 一応断っておくが誇張表現である。
「無理矢理に使い魔契約まで結ばされた俺が、あんたを殺さなかったことをむしろ感謝して欲しいくらいだよ」
「貴様!教皇猊下に何という口の利き方を!」
「止めろ。お前達ではあの者に傷を付けることすら叶わん」
 騎士の一人が杖を向けるのを手で制し、自身の杖をジョーカーへ向ける。
「我が元に下らぬと言うのなら、お前の道は滅びのみだ。お前を消し、私は新たな使い魔を呼ぶ」
「そうかい。やってみな、出来るモンなら!」
 だっと駆けだしたジョーカーは、その瞬間、再度教皇の杖の前に倒れた。
(やはり……今のはトリステインのルイズ女王と同じ)
 伝え聞く『爆発』ではなく幾度か目にしたことのある『失敗魔法』らしき小振りな炸裂を受けて、今度こそジョーカー動かなくなった。
 反動でシャルロットのすぐそばまで飛んできたジョーカーの体からは、あの特徴的な緑のパーカーが破れ取れていて、『胸に刻まれていたルーン』がスゥッと消えていった。
「さぁ、女王陛下、お部屋にお戻りを」
 未だにモンスター達が暴れている庭。必死に騎士達が防戦して作っている道を指し示して教皇が半ば脅しのような促しを行う。
「その前に、彼の遺言を果たさせてもらいたい」
「遺言?」
「自分に何かあったときには、この尾羽根を体の上に置いて欲しいと」
 スッと見せるのは朱い尾羽根。
「……何を考えている?」
「何も。私は只、彼の願いを聞きたいだけ」
 再び視線のやりとりが行われる。
「シャルロット女王、大人しく――」
「ドロー アルテマ」
 突然だった。今この時まで、油断を誘うためにシャルロットは彼らの前で擬似魔法は使っていなかった。
 杖を持たないメイジと油断しきっていた教皇達に、目眩ましとしてアルテマを炸裂させ、シャルロットはフェニックスの尾をジョーカーの体に乗せた。
「貴様!一国の女王でありながら異端の業を……!」
「ありがとう、女王様!」
 復活の光の中。倒れたままの体勢から、感謝の言葉を叫びつつ腕だけを使ってジョーカーは教皇にダーツを投げつけた。
 命中を確認するより早くジョーカーは立ち上がり、シャルロットを抱え上げて走り出す。と、ほぼ同時にラグナロクのエンジン音が教皇庁に響き渡る。
「流石は委員長、どんぴしゃ!」
 突然の巨体の登場に辺りは騒然となる。モンスター達の相手をしていた者達も、また新たな驚異と見なして一度戦線を縮小させようと後退を余儀なくされる。
 そんなモンスター達の防衛戦を越えて、ラグナロクの直下に至りシャルロットをそっと下ろす。
「ジョーカー、無事かぁっ!?」
「ああ、無事だよ、アニー」
 ひらひらと手を振りながら、タラップが降りていく先からアニエスの姿が目に入ってくる。
「ロマリア教皇エイジス32世」
 教皇をモンスター達の間から見据えてシャルロットは些か苦手な大声を張る。
「此度のことは、後々ガリア女王として正式に抗議させてもらう。只で済むとは思わないでもらう」
22 :SeeD戦記・ハルケギニアlion heart with revenger2011/01/29(土) 22:49:00 ID:MjWPO781
 軽く睨むようにしつつ、アニエスの腕に引き上げられながら滞空しているラグナロクのタラップに飛び上がる。
「貴様ぁっ!猊下に何をした!」
 お付きの騎士が睨み付けてくるのにジョーカーはニヤリと笑い返す。
「なぁに、ちょっとその人に虚無を使われると色々面倒なんでね。一晩は口をきけなくさせてもらったよ」
 ST攻撃にはサイレスがジャンクションされている。先程の寝転がったままのダーツはこの状況を狙ってのものだ。
「というわけで、教皇猊下、さようなら」
 楽しげに口元を歪ませながら、すちゃっと掌を掲げる。
 タラップに駆け上がり、端末に声をかける。
「委員長、上げてくれ。それじゃ猊下、今回は俺を倒してくれてありがとう」
 教皇庁からゆっくりと離れるラグナロクのタラップで、ジョーカーの胸には傷はあってもシミ一つないきれいな状態だった。
「最後の後詰めだ。カード、はなつ!レベル7、ティアマト!」
 閉じていくタラップの隙間から、カードを投げ出し、タラップは完全に閉まった。
「委員長、ミッションコンプリート。女王陛下も無事に救出」
『ご苦労だった、ジョーカー』
 手近な端末での簡潔なやりとりを終えたジョーカーに、アニエスがゆっくりと近づき、上半身裸となっているジョーカーの胸の辺りをぺたぺた触る。
「……消えたな。お前のルーンが」
「ああ。おかげで、四六時中ST防御にコンフュをジャンクションしていなくても済むよ。
 まぁ、本当は君か委員長に一度倒してもらって、すぐにフェニックスの尾を使ってもらうだけでも良かったんだけどね。あいつに最高の屈辱を味あわせてやりたかったから。っと、アニーの前でこの言い方は拙かったかな?」
「いや、良い……信仰を捨てるつもりはないが、やはり今の私は教会や教皇を信じる気にはなれん……政略、策略の一環とはいえ、こんな少女を拐かす連中は、な」
 そっとジョーカーの胸板を撫でてから、シャルロットへと視線を移した。
「また貴方達には助けられた」
「なに、私たちは依頼を受けたに過ぎない」
「そう、だね。礼を言うんなら、陛下の使い魔と赤毛の友人にどうぞ」
「……キュルケ?」
「この機会に仲直り出来ると思いますよ」
 ジョーカーの言葉に、シャルロットはこくりと頷いた。


 この日から一週間後。ガリア女王シャルロットは、自らが誘拐されていた事実を発表。偽物は既に討たれ、この件の黒幕としてロマリア教皇庁を公的に弾劾するという異例措置をとった。
 これに対して教皇庁側は、全て事実無根であると反駁した上で、自分たちの調べでは事件の中心人物である偽の女王は現女王の隠されていた双子の姉妹であったと主張したが、双方共に決定的な証人となりうるはずの『偽女王』を欠いていた。
 後の歴史学者達は、これは双方の主張が両方とも正しかった故に起きた事象であると解釈している。
 つまり、このハルケギニアに置いて凶兆とされている双子を王族に認知したガリア王宮がその存在を抹殺したわけだ。
 ただ、偽女王の排除も含めてこれらの国同士のやりとりは、ツェルプストー嬢の元に女王を帰した後に行われたものであり、スコール達の関わるものではなかった。
 むしろスコール達にとって重要な要素となったのは、これらのガリアとロマリアの関係悪化に伴って大きく変化した国際情勢だろう。
 二週間後、ガリアはロマリアとの国交を断絶。反対に、旧王ジョゼフの頃から繋がりのあったゲルマニアと正式な国交を締結。
 対ロマリアを想定しての戦力補充のため、アルビオンに駐留していた全軍を帰国させ、偽女王が対ゲルマニアに備えていた部隊と併せてガリア東方部隊に再編成した。
 これに伴い実効支配の及ばなくなったアルビオン占領地を一ヶ月後をめどにゲルマニアを通じてモード大公国へ「返還」すると共に、こちらとも国交を締結。ガリア王国、ゲルマニア共和国、モード大公国とで対ロマリア同盟を締結した。
 急激に増えてしまった領地に公国宰相サウスゴーダが悲鳴を上げていたとも聞くが、ともあれ、ここに始祖生誕以来最大の軍事同盟が締結されることになった。奇しくも、その始祖の教えを伝えるはずの国に敵対するために。
23 :SeeD戦記・ハルケギニアlion heart with revenger2011/01/29(土) 22:50:01 ID:MjWPO781
おまけ

 俺が、こっちに来た経緯?
 ああ、うん、そう。委員長と同じ。ま、話聞く限りじゃ、委員長の方が大分マシな人に呼ばれたらしいけどね……。
 あの日俺も訓練施設にいたんだよ。まぁ、別のポイントだったんだけど。
 訓練施設に来る他の生徒相手の商売やったりして、そろそろ今日は帰ろうかって時に、宙に浮かんだ鏡があったんだ。
 何だろうと思って軽く触ってみたら、こいつが一種のゲート……門のようだって気付いてね。突っ込んだ腕が消えたと思ったら、また鏡の中から引っ張り出せたから。
 あんまり深く考えないでさ、行った先が危ないところなら、また門をくぐって戻ってくればいい。そんな風に軽く考えてたのが拙かったんだよね。
 ゲートを抜けた先が、いわゆるロマリアって所でさ。しかも教皇庁っていうのかな。法王サマが居るところ。
 物珍しくって、色々話を聞いてみたんだけど、そしたら何でも俺を使い魔として呼び出したって言うからさ。帰ろうとしたんだけど、もう召喚のゲートは閉じてた。とりあえずその場から逃げようと思ったら魔法を一発ぶち込まれてね。
 多分アレ、虚無の魔法なんじゃないかな。ほら、ジャンクションしてると普通の系統魔法じゃろくにダメージ受けないはずだし。
 動けなくなって、四肢押さえつけられて、強引に男にキスされてさ。もう最悪だったよ。
 ん、そう。このあいだキスした時に生き返った気がするって言ったのはそれがあったから。
 それから牢屋みたいな部屋にぶち込まれてたんだけど、カードもG.F.も無事だったからね。ラムゥで建物壊して逃げ出して、大半の追撃も返り討ちにしてやってたんだけど、そこでまたあの俺を召喚したメイジが現れてね。
 あの時の会話からすると、あれが教皇本人かな。
 またあの一撃を受けたら堪らないって思って、カードのベヒーモスを「はなっ」て囮にして、その場を逃げ出したって訳。
 まぁロマリアが壊滅したって話も聞かないから、ベヒーモスは倒されちゃったんだろうけど、それでもこっちにろくに追撃が来ないって事は、それなりに手痛い仕返しは出来たのかもね。
 それからはまぁ、あちこち彷徨いながら用心棒じみた仕事を繰り返してたんだよ。
 そしたら、ガリアに来たところで平民の使える魔法が広まってるって聞いてね。これは間違いなく擬似魔法だと思って、ゲルマニアに行こうとしたら、いきなりトリステインとアルビオンの戦争が始まってさ。
 改めてそっちの情報を集めてみると、見たこともない城から砲撃があったとか、巨大な銀の竜が火を吐いたとか。しかもそれで圧倒的に不利だったはずのトリステインが勝っちゃうから、すぐに委員長のことを思いついたよ。
 そこからはもうとるものもとりあえず、全速力でトリスタニアにむかってさ。この紅い船体を見つけたわけ。



今回はここまで。
ジョーカーの教皇による召喚については実は登場したときから決めていました。ラグナロクの登場と前後していたので判りづらいですが、ラグナロクがハルケギニアに届いたのが原作の零戦と同時期である以上、同時に来たというのは年齢的にあり得ませんからね。
消去法でもう判ると思いますが、この世界のルイズからドロー出来るG.F.はヴィンダールヴです。
「日替わり〜」さんのDQ5主人公、リュケイロム王程じゃありませんが、スコールもあれやこれやG.F.にモテ過ぎだと思ったので。
まぁ、もうこの話でルイズとスコールが会うことは無いので全く意味のない設定ではあるんですが。

そして残念ながら、来週分が間に合わなくなりそうです。残り2話(予定)なので、次に更新再開するときには、再開週とその次の週で完結予定です。
それでは、皆さん。さようなら……。
25 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/29(土) 23:17:46 ID:+MkHEAzX
SeeDの人乙&ペルソナ0の方、完走おめでとう御座います。

ジョーカー4番目でしたか!これは予想外の設定でした。
大体ルイズが召喚すると順当にガンダールブか変化球だと4番目でしたので、ビックリしました。

さて、こちらも完走まで2話とのこと。
頑張ってください!
26 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/30(日) 01:45:07 ID:hPZGMf9H
男同士のキス・・・教皇も頑張るなぁ
まぁブリミル教の信者だから呼び出した使い魔にキスをするというのは呼吸をするのと同じくらいの感覚なのだろうけど
そういやジョゼフもオダイン博士とやってたのか
どいつもこいつも勇者だ
27 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/30(日) 09:45:20 ID:FfOZ0D8D
俺は前スレ>>58に期待している
28 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/30(日) 10:54:46 ID:MyXhWgUo
SeeD・ペル乙

そういや、SeeDは今回召喚されたのは全員男か
・・・まぁ英雄のサイトよりマシじゃね!?
29 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/30(日) 11:17:47 ID:XuPALiCP
>28
もうねっとりとディープキスされたもんな
――――男に。
30 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/30(日) 11:59:27 ID:fb07pkQu
>>29
そりゃサイトも速攻嘔吐するよ。
いくら美形のナイスミドルとはいえ、男にディープキスだからな。同情する。
数あるここのサイト登場SSの中で一番惨いサイトだったんではなかろうか……ある意味で。
ジョゼフは相手が男だろうがなんだろうが躊躇も後悔もしないだろうし。
サイトじゃなくて順当にクロス先のキャラが召喚された例だと、
ジョセフないしヴィットーリオに軽い殺意と嫉妬心を抱いたのは結構あるけど、
サイトに同情しちゃったのはあの作品が最初だったなあ……
31 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/30(日) 12:05:19 ID:A3wLnG2N
>>29
1、ピコとチコ
2、山下くん
3、秀吉
4、勇太くん
5、ブリジット
6、山田
7、瑞穂
8、涼くん

さあ、誰がいい?
32 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/30(日) 12:20:27 ID:OLY6Qbam
アクマの人戻って来てくれ〜
もの凄くいいとこで、切ってくれるまんだから

夜も眠れん
33 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/30(日) 12:30:59 ID:xPjTMznC
遅れましたがSeeDの人、乙です!
ジョーカーがリーヴスラシルだったとは…
残り2話で終わるのは惜しいですが頑張ってください
34 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/30(日) 13:35:01 ID:lpLgUT73
>31
> 6、山田

どの山田?
まさか、「ぜんこくのやまださんごめんなさい」で知られたれいけつ高校の?
35 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/30(日) 16:38:37 ID:amz27sv/
>>34
恋楯の山田妙子嬢じゃね?
36 :ウルトラ5番目の使い魔  ◆213pT8BiCc 2011/01/30(日) 16:40:46 ID:mrXgzkjG
Persona 0の人、完結おめでとうございます。seedの人、乙でした。
seedの方も終わられるとのことで、また寂しくなりますが仕方ありませんね。見事に物語をしめられた構想力と筆力には心より尊敬の意を表します。
私のほうは、まだしばらくは続く予定ですが、一応ゴールは定めておりますので、お二方を見習って駆け抜けていこうと思います。

さて、ウルトラ5番目の使い魔、30話の投下準備できました。
10分おいて16:50より開始いたしますのでよろしくお願いします。
37 :ウルトラ5番目の使い魔 30話 (1/11) ◆213pT8BiCc 2011/01/30(日) 16:50:34 ID:mrXgzkjG
 第三十話
 封じられたウルトラタッチ
 
 幽霊船怪獣 ゾンバイユ 登場!
 
 
「みなさーん! 朝ですよ。さっさと目を覚ましなさい! 起きないとこうですよ!」
 ガンガンガンと、鉄の鐘を鳴らす耳障りな音がホテルの廊下に響き渡る。朝を知らせるロングビルの声と
鐘の音がホテルの壁もドアも通り抜けて、まだ惰眠をむさぼっていた生徒たちを無理矢理夢の世界から
引きずり出した。
 生徒たちは、その貴族の子女にあるまじき起こされ方に腹を立てながらも、イモ虫のようにベッドから
這い出してくる。ルイズと才人も、楽しい時間が過ぎるのは早いというが、それはまったくの真理であると
目覚めて思った。
「う、うーん……頭が」
「あいたた……も、もう朝か」
 ウェストウッド村伝統の目覚ましはさすがによく効く。二日酔いで、頭の中でベル星人が暴れているような
不快感と合わさって、二度寝の欲求が二人を襲う。でも、自分の顔をはたいて目を覚ますと、二人は
ベッドから勢いよく飛び降りた。
 そう、夜が明けて、ついにめでたき婚礼の儀の朝がやってきた。部屋のカーテンを開けると、真っ白な
陽光がさあっと差し込んでくる。空は青空、日本で言うならまさに日本晴れ、まるで今日この日のために
天の神様が特別に用意していてくれたかのようだ。
 朝日の洗礼を全身に浴びて、叩き起こされた全校生徒は最高の礼装に身を包み、身なりをきちんと整える。
 ルイズも才人に手伝わせて、礼装に着替えるとすぐに部屋を出た。駆け足で一階ホールに集合すると、
そこで待っていたオスマン学院長から訓示を受けた。
「諸君、ついにこの日がやってきた。わしも魔法学院の学院長をして長いが、これほどめでたい日は
先王の婚礼の日以来じゃ、諸君はまだ生まれてはおらんのう。わかるじゃろう。これは諸君らにとっても
二度とめぐってくることのないであろう歴史的な行事じゃ。そこに汚名など残さぬよう、誇りと使命感を
もって勤めを果たし抜くのじゃ」
 普段敬遠されるオスマンの言葉も、今日に限っては誰一人として視線を逸らす者はいない。いまさら
説明されるまでもなく、今日この日の重要性は心得ている。一世一代の大仕事、貴族の義務と誇りを
叩き込まれて育ってきた彼らにとって、これほど重要な日はない。
「では、わしらは一足先にトリスタニアで待っておる。諸君らはトリステインの代表として、ウェールズ
新国王陛下をお出迎えし、トリスタニアで待つ姫殿下のところまで、立派にお連れするように。よいか、
魔法学院は諸君らの貴族の誇りと努力に期待する」
「杖にかけて!」
 全生徒の唱和が響き、その声に満足したオスマンと教師陣は退室していった。
38 :ウルトラ5番目の使い魔 30話 (2/11) ◆213pT8BiCc 2011/01/30(日) 16:51:31 ID:mrXgzkjG
 ここからは、教師の引率はなく、トリスタニアまで生徒にすべてがまかされる。厳しいようだが、
国の大事に生徒といえどおんぶにだっこでは締まらない。三年生も一年生も、すべて一人前として
扱われ、一切甘えは許されないのだ。
 
 それから彼らは、豪華な朝食の味も感じぬほどに腹に詰め込むと、三年生の引率で港に向かった。

 ラ・ロシュールは巨大な世界樹の枯れ木の枝に空中船が停泊する港である。ここで、間もなくやってくる
ウェールズ新国王を出迎えるのが、生徒たちに与えられた最初の使命だ。空洞になった世界樹の
内部の階段を、彼らは急いで駆け上る。ウェールズ国王の座上するお召し艦が到着するのは、
最上部に位置する桟橋だった。
 
 桟橋には、歓迎の使節団、軍楽隊がすでに並んでいた。生徒たちも三年生、二年生、一年生の順で
横一列に整列する。ルイズはその中で二年生の最前列に並んで、才人はルイズから離れて列の一番後ろ、
従者という扱いで待機していた。
「いよいよね、緊張してる? ルイズ」
 直立不動の姿勢で停止していたルイズに、隣のキュルケが小声で話しかけた。
「キュルケ、こんなところで話してたら叱られるわよ。黙っててよ」
「心配しなくても、まだ時間はあるって。それよりも聞いたわよ。巫女の大役、あんた大丈夫なの?」
「審査はパレードがトリスタニアにつくまでに審議されて、合格者は結婚式の直前に発表されるそうだから、
まだわたしが巫女になると決まったわけじゃないわよ」
「そう、それで見事合格したらどうするの?」
「そのときは、ヴァリエールの名に懸けて務めを果たすだけよ。それくらいの覚悟は決めてるわ」
 ルイズが小声ながら、はっきりとした物言いで返すと、キュルケはルイズにだけ見えるように唇に笑みを浮かべた。
「ならいいわ。緊張でガチガチになってるなら面白いかもと思ったけど、つまらないわね」
「神経が世界樹の幹でできてるような人らしい言い草ね。あんたこそ、せっかくの式典をぶち壊さないでね」
「心配なく、その程度の節度はわきまえてるわ。わたしの恥はツェルプストーの、ひいてはゲルマニアの
恥になるからね。留学生ってのはつらいわよ」
「よく言うわ」
 うわべだけうんざりしたようなキュルケの心中など、ルイズには手に取るようにわかる。別に無理して
取り繕わなくても、キュルケの社交能力はルイズよりも上だ。だてに数百年にわたってヴァリエール家から
恋人を奪ってきたツェルプストーの末裔ではない。
 キュルケは、ルイズが緊張しているようならほぐしてやろうかと思ったが、どうやら杞憂だったとわかると、
視線を流してタバサのほうを見た。こちらは想像通り直立不動で身じろぎもしていない。まあ、元々が
王族であるのだから心配するだけ無駄だろう。対して、ギーシュやギムリたちなどは見てて哀れなほどに
ガチガチに緊張していて声もかけられない。
「だめだわこりゃ」
 呆れたキュルケは視線を正面に戻してため息をついた。普段でしゃばりなやつほど、こういうときになると
緊張してダメになるのはなぜだろうか? この際、式典の間中気絶でもしていたほうが恥をかかずにすんで
いいかもしれない。
 そっと懐中時計に視線をやると、式典の開始時刻まで、あと十分ほどを長針が示していた。予定ならば、
そろそろウェールズ新国王のお召し艦が見え始めてもよいころだ。そのとき、生徒たちの整列している
桟橋を突然大きな影が覆いつくした。
39 :ウルトラ5番目の使い魔 30話 (3/11) ◆213pT8BiCc 2011/01/30(日) 16:52:42 ID:mrXgzkjG
 空を見上げると、そこには数十隻の空中帆走軍艦からなる大艦隊が見事な隊列を組んで浮いている。
それはこの日のために国中の軍港から召集された、トリステイン空軍の主力艦隊であった。
「すっげぇ……」
「かっこいいなあ」
 男子生徒の中からは何十もの感嘆の声が漏れ、その中には才人のものもあった。プラモ屋に行けば、
必ずアニメのガレキやロボットもののプラモに劣らない存在感で、大和をはじめとする軍艦のプラモが
のきを連ねるように、船というものは男の冒険心、ロマンを心の底からくすぐる魅力を持っている。
 
 トリステイン艦隊の旗艦は、新鋭戦艦『ブルターニュ』号。ゲルマニアに発注して、先日届いたばかりの
木材の香りも香ばしい新品である。全長はおよそ百四十メイル、火砲は片舷八十門、総計百六十門と
戦没したアルビオンの『レキシントン』級の二百メイルの巨体に比べれば小さく、武装もたいしたことは
ないように思えるが、その分厚い装甲を持ち、巡洋艦並の速力を併せ持つ俊足の戦乙女であった。
 その後甲板上で、トリステイン艦隊司令官のラ・ラメー伯爵とフェヴィス艦長は満足げに話をしていた。
「フェヴィス君。まこと壮観な眺めだと思わないかね。この空の下、一同に会したトリステイン空軍の
艨艟たちを見たまえよ。我が国も、ようやくこれだけの艦隊を配備できるようになれたのだな」
「はっ、以前のトリステイン空軍は列国の中でも最弱と見くびられ、我ら将兵もろともに屈辱に耐えて
いました。ですがこの勇姿が知れ渡れば、もはや何者もトリステインを弱国とは言いますまい」
 感無量とはまさにこのことだと、二人は新造艦ばかりで構成された艦隊を見渡していた。
 後方には、旧トリステイン艦隊の旗艦であった『メルカトール』号。上空にはアンリエッタ王女の
アルビオン一日行軍で名をはせた高速戦艦『エクレール』の姿もある。
 その後方には、新鋭の竜母艦『ヴュセンタール』号と、以前バードンとテロチルスに襲われたがかろうじて
助かった『ガリアデス』が修復を終えた姿でいる。それに続いては、やや小型の戦列艦と旧式戦艦群。
それらを取り巻くように巡洋艦、駆逐艦の快速艦艇が輪形陣をなす。それらは、レコン・キスタの脅威が
なくなったために浮いた国費、それでも巨大戦艦を多数揃えるだけの資産がないトリステインが、
他国に対抗できる艦隊を持つために考え出された戦略。比較的安価な小型艦艇を多数使った、
高速打撃艦隊思想が、ようやく形となった姿だった。
「さて、もうすぐウェールズ国王のご座乗艦がいらす。フェヴィスくん、わかっているだろうが、この歓迎は
我ら新生トリステイン空軍の偉容を世界に示す観艦式でもある。万に一つも、無様は許されんぞ」
「はっ、この日のために我ら一同、日々の猛訓練に耐えてきたのです。その成果、とくとご覧ください」
 ラ・ラメーの言葉に、任せておいてくれとフェヴィスは胸を張った。二人は、『メルカトール』号を
旗艦としていたころからの付き合いで、いっしょに船に乗るようになってからもう何年も経つ。
権威主義的な官僚軍人のラ・ラメーと、叩き上げのフェヴィスははじめは折り合いのよくない仲で
あったけれど、長く付き合っていたらそれなりに付き合い方もわかるし、相手への愛着もわいてくる。
 
 空のかなたにその船が現れたのは、予定と数分も違わぬ時刻だった。
「ウェールズ国王ご座乗艦、ご到着!」
 桟橋で待機している歓迎団にさっと緊張が走り、全員が背中に棒を入れられたように気をつけの
姿勢をとった。もはや、私語をしたりするものは一人もいない。ここで何かあったら末代までの恥となる。
普段ふざけているギーシュなども、別人のように見た目だけはきりっとしていた。
 静寂の中で、時間が止まっているような感覚が続く。皆、目だけを動かして、ウェールズ国王の
乗った船がやってくるのを今か今かと待って、彼らの視界の中にその船はとうとう現れた。
40 :ウルトラ5番目の使い魔 30話 (4/11) ◆213pT8BiCc 2011/01/30(日) 16:53:56 ID:mrXgzkjG
 十数隻の小型艦に護衛されて、一隻の大型艦がやってくる。あれがお召し艦に間違いないが、
その船が近づいてくると、才人やルイズたちは息を呑んだ。
「あの艦は……」
 才人たちはその艦影に見覚えがあった。それもそのはず、その艦はかつてのアルビオン戦で
レコン・キスタ最後の船として戦い、バキシムによって無残な最後をとげた『レキシントン』号の同型艦。
正確には『ロイヤル・サブリン』級の二番艦『レゾリューション』だったからだ。
 かつて、ハルケギニアを我が物にしようとしたレコン・キスタは空軍兵力の増強として、当然のごとく
最強艦であった『レキシントン』級の増産に乗り出した。が、王党派の逆襲で新造艦の建造どころでは
なくなり、船台上で放置されていたのを新王国軍が完成させたというわけだ。
 アルビオンの造船所では、すでに同型の三番艦『ラミリーズ』も建造中である。ちなみに、これには
軍備の再編のほかに、造船で人を集めて復興を推し進めようという側面もある。ただし、『ロイヤル・サブリン』
級は図体が大きすぎて小回りが利かず、ガリアでさらに小型で砲戦力の強力な戦艦が建造中との
情報があったため、四番艦『リベンジ』の建造は中止され、新設計の『ドレッド・ノート』級が計画中だった。
 トリステイン艦隊が道を開けるように隊列を開いた中を、『レゾリューション』はすべるように通過し、
桟橋にわずかに行き過ぎることもなく停止した。巨体にもかかわらず、見事な操船技術。感嘆した拍手が
高らかに、なによりの歓迎として鳴り響く。
 『レゾリューション』からタラップが下ろされ、桟橋から軍楽隊のファンファーレが奏でられると、ついに
その人が現れた。
「アルビオン王国国王、ウェールズ一世陛下! おなーりーっ!」
 いっせいに歓迎の貴族たち、生徒たちは最上級の礼をとる。タラップを降りて桟橋に、アルビオン新国王、
ウェールズ・テューダー一世陛下がその御身を現しなされたのだ。
「ようこそトリステインへ、ウェールズ陛下。我ら一同、陛下を心より歓迎いたします」
「出迎えを感謝する。すばらしき友邦たちよ。以前、私がトリステインにやってきたときはまだ若輩なる
皇太子の身分であった。そのときに受けた心よりのもてなしとよき思い出は忘れてはおらぬ。今日この日、
アルビオン王国国王として、この地を踏めることを心より喜んでいる」
 さっと手を上げたウェールズに応えるように、歓迎の一団から歓声が轟いた。
「ウェールズ一世陛下、万歳!」
「アルビオン・トリステイン王国に栄光あれ!」
 大歓声を浴びながら、ウェールズ国王は護衛の騎士団を引き連れてやっくりと歓迎の列の前を歩み始めた。
 楽団はアルビオンの国歌を演奏し、場に荘厳な空気が流れる。その中を一歩一歩、豪奢なマントを翻して
歩むウェールズ陛下の凛々しい姿に、男子は尊敬とあこがれの視線を送り、女子はただただ見とれて
陛下が前を通り過ぎるのを見守った。
 ルイズも最敬礼の姿勢を崩さず、ウェールズ国王が三年生の前を通って、二年生の自分のところに
やってくるのをじっと待った。
”殿下、いえ国王陛下、なんて凛々しくなられて”
 見る限り、ウェールズにアルビオンでの憔悴した感じはもう残っていなかった。今では若々しさに
重なる形で、老齢した威厳を感じる。ノーバに憑りつかれた心の弱さを乗り越えて、母国の復興のために
心身を削って打ち込んだことが、彼の精神を大きく磨き上げたのだろう。
 でも、多分国王陛下はわたしのことなんか覚えていないだろうなあ。アルビオンの陣地や城で、
多少は話ができたけれど、ほんのちょっぴりだし。そんなので、例え選ばれることができたとしても
婚礼の儀の巫女などしてもいいのだろうか。と、ルイズが自嘲気味に思っていると、国王陛下はルイズの
前を通り過ぎる一瞬、軽く視線をルイズに向けて片目を閉じて見せてくれた。
42 :ウルトラ5番目の使い魔 30話 (5/11) ◆213pT8BiCc 2011/01/30(日) 16:55:38 ID:mrXgzkjG
”陛下……?”
 一瞬の自失のうちに、ウェールズはルイズの前を通り過ぎて一年生のほうへと歩んでいってしまった。
けれど、明晰なルイズはそれだけで、ウェールズが自分のことも覚えていてくれたことを悟った。
私のような非才な者のことまでお心にとどめていてくださるとは、さすが姫さまの選んだお方だ。
ルイズは感動するのと同時に、あんな素敵な方といっしょになれる姫さまはなんて幸せなんだと、
少しうらやましくも感じるのだった。
 
 
 だが、そうした華々しい祭典を冷ややかに見守っている目があった。
 ラ・ロシュールを望む小高い丘にたたずむ漆黒のローブで全身を包んだ女。式典に湧く街とは裏腹に、
まるで喪服のような暗い衣装をまとって、薄く笑みを浮かべるその女は、シェフィールドであった。
「さあて、と。祭りも盛り上がってき始めたところで、そろそろショーには観客があっと驚くハプニングが
必要でしょうね。ちょうど始祖の秘宝もそろっている今、わたしとジョゼフさまからの心ばかりの贈り物。
受け取りにいらしてくださるかしら? 虚無の使い手どの」
 暗い笑いが丘に流れて、風の中で風化して消えていく。その一瞬後には、彼女の姿は煙のように消えていた。
 
 
 到着の式典はとどこおりなく進み、ウェールズ国王は桟橋から世界樹の中へと続く階段へと歩んでいった。
 お召し艦から続いて、アルビオンの大臣や将軍も降り立ち、ウェールズよりも下位の礼を受けながら
主君の後へと続いていく。その中には、かつての『レキシントン』号艦長で、負傷して部下の手で
離艦されたために命拾いし、その堂々たる戦いぶりから罪を許され、『レゾリューション』艦長に任命された
ボーウッド提督の姿もあった。
「なんと凛々しき若者たち、それに勇壮なる艦隊よ。彼らと戦わずにすんだ幸運を、私は神に感謝すべきだろうな」
 空を見上げて、小さな声でつぶやいたボーウッドの視線の先には、かつての敵であった自分たちを
守って浮かんでいる『ブルターニュ』の勇姿があった。
 
 ウェールズ国王の行進の様子は、『ブルターニュ』号からもよく見え、ラ・ラメーとフェヴィスも満足げに見物していた。
 そのとき、トップマストの見張り台より、見張り員の大声が伝声菅を通じてブリッジに響き渡った。
「左舷、八時の方向に大型艦見ゆ! ガリア空軍、『シャルル・オルレアン』級戦艦と認む!」
「ちっ、ガリアの野蛮人どもめ、こんな時間になってようやくやってきおったか」
 悦に入っていたところを邪魔されて、ラ・ラメーは不機嫌そうにつぶやいた。この式典には、当然ながら
列国もそれぞれ婚礼の祝福のための使節を送ってくることになっている。
 ロマリアはすでに高級司祭と聖堂騎士の一隊がトリスタニアに入ったし、ゲルマニアも式当日には
アルブレヒト一世がやってくることになっている。だがガリアは国王ジョゼフの大使として、代理の一団を
送ってくるだけと告げてきただけで、トリステインからは不快感を買っていた。
「あの無能王め、国が大きいことを鼻にかけて、我が国のような小国など眼中にないとでもいわんばかり
ではないか。しかもやってくるのはたかが戦艦一隻だけとは! 貧弱なトリステイン空軍など、それだけで
充分おどしになるとでもいうのか。人をなめるにもほどがある!」
 貴族の例に漏れず、誇り高いラ・ラメーは軍靴で床を何度も打ち付けて吐き捨てた。けれど、彼の
そんな性格も承知しているフェヴィスは、慣れた様子で彼の機嫌をとった。
「まあまあよいではありませんか。山奥でせせこましく威張っている、世間知らずの田舎者に、今の
トリステインがどんな国か教育してやるいい機会だと思えば。この新鋭艦隊の礼砲で、図体ばかりの
でくの坊の目を覚まさせてやりましょう」
「ふむ、それもそうだな。我が空軍を弱軍とあなどっていた奴らを歓迎して、慌てさせるのも一興か」
 ラ・ラメーは気を取り直すと、ブリッジに備え付けの大型双眼鏡を覗いた。しかし、まだ空のはるかかなたに
いるガリア艦は彼の視力では捉えることができない。それを手持ちの望遠鏡だけで艦種まで見分けた
見張り員の視力が、いかに優れているかということがわかるだろう。
43 :ウルトラ5番目の使い魔 30話 (6/11) ◆213pT8BiCc 2011/01/30(日) 16:56:34 ID:mrXgzkjG
 戦闘では、常に相手の先手を取ることが勝利につながるために、敵を一秒でも早く発見するための
見張りの能力は欠くことのできない条件なのである。そのため、彼ら見張り員の視力は、最低でも3.0は
下らない。常人ではありえないその視力は、軍艦乗りの中から特に選ばれた視力の持ち主に、たゆまぬ
訓練によって培われた艦隊の財産なのだ。
 その見張り員の報告からしばらくして、双眼鏡をのぞく二人の目にも巨大かつ優雅な戦艦が見えてきた。
「……あれが新鋭の『シャルル・オルレアン』級戦艦か」
「『ロイヤル・サブリン』より小型の船体に、より以上の武装を施したという、連中のご自慢の一品ですな。
奴らはハルケギニア最強の戦艦などと豪語していますが、一隻だけでくるとはたいした自信ですな」
 自国の新鋭艦隊に自信を持っていた彼らも、接近してくるガリア艦が誇るに値するだけの威力を秘めている
ことは認めざるを得なかった。国王は無能でも、その軍隊は寝ぼけてはいないということか。トリステインも、
国内で大型戦艦の建造ができるよう船台の増強を急いでいるが、実際に建造できるようになるには
まだ何年も必要だろう。
「ガリア艦に信号を送れ。『貴艦ノ来訪ヲ心ヨリ歓迎スル。トリステイン艦隊司令官』。それから我の
指示に従い接岸されたし」
「了解」
 フェヴィスは苦笑しつつ、司令官の命令を実行した。『ブルターニュ』のマストの先端に信号旗が掲揚される。
これで向こうから返信があり、近距離にまで近づいてくれば双方が礼砲であいさつをかわすことになる。
ラ・ラメーは人をなめたガリアの大使を、新式大砲の砲撃音で驚かせてやるのを楽しみにして、少し意地の
悪い笑みを浮かべていた。

 しかし、『シャルル・オルレアン』号が近づいてくるにつれて、なにか様子がおかしいことに彼らは気づき始めた。
 
 接近してくる『シャルル・オルレアン』号の甲板やマスト上には人影が見当たらず、こちらの送る手旗信号にも応答がない。
「ガリア艦応答せよ。貴艦は我が国の領空上にある。我の指示に従え」
 再三の警告にも従わず、『シャルル・オルレアン』は進路、速度ともに変更せずに向かってくる。ラ・ラメーと
フェヴィスは、はじめガリアが新鋭戦艦の威容を誇示し、おどしをかけてくるいわゆる砲艦外交の一環かと
思ったが、それにしても妙だと気づいた。
 いくら最新鋭戦艦だからといって、数十隻のトリステイン艦隊を前にしてはたった一隻に過ぎない。
まっすぐ接近し、対応にとまどうこちらを笑っているのか? いや、それにしても危険すぎる。
 第一、今ガリアがトリステイン、アルビオン両国と戦端を開いて政治・軍事的に利点などはほとんどない。
 フェヴィスは背中にぞくぞくときな臭いものを感じ、司令の意思を待たずに命令した。
「両舷第二戦速、本艦をガリア艦の進路上に入れろ。全艦第一級警戒態勢。右砲戦用意」
 トリステイン艦隊旗艦『ブルターニュ』は、大きく舵を取り、同時に右舷に装備されたすべての砲門を開いた。
距離はおよそ三千、『シャルル・オルレアン』はなおも止まる気配を見せない。
 距離は二千五百を切った。もはや向こうの船体の装飾物まで見分けられる。旗流信号は停船勧告から
命令に変わり、こちらが砲門を向けていることもわかるはずなのに止まらない。
「全艦、警戒態勢から戦闘態勢へ移行。二番艦から六番艦まで我に続け! 残りの艦は『レゾリューション』の
上空を死守せよ!」
 ラ・ラメーはフェヴィスにうながされて、ついに非常事態宣言を下した。トリステイン艦隊は礼砲から
実弾へと装填しなおし、各種魔法兵器の発射準備も整えられる。
 
 一方、空の異変は地上でも敏感に感じ取られていた。
「どうしたのかしら? 艦隊が陣形を崩すなんて」
44 :ウルトラ5番目の使い魔 30話 (7/11) ◆213pT8BiCc 2011/01/30(日) 16:57:53 ID:mrXgzkjG
 艦隊の異常に気がついたルイズがいぶかしげにつぶやいた。周りでも、これから同盟国の国王を
歓迎して艦隊行動演習のお披露目が予定されているのにどうしんだろうかと、生徒たちが顔を見合わせている。
「すみません、なにか予定の変更があったのでしょうか?」
「いえ、特にありません。皆さんはそのままプログラムを続けるようお願いします」
 不信感を持ち始めた生徒たちを、桟橋の護衛団はそういって抑えた。彼らには、すでに『ブルターニュ』
からの警報が伝えられていた。”接近中のガリア艦に不穏の気配あり、警戒されたし”と。
 しかし、気配だけで世界が注目している式典に、最初から水を差すわけにはいかない。もし、騒いで
なんでもなかった場合は、トリステインが臆病さを世界に宣伝するようなものである。護衛団は彼らを
落ち着かせるために、状況の一部を公開することにした。
「現在、ガリア王国の大使を乗せた戦艦『シャルル・オルレアン』号が本港へ接近中でありますので、
艦隊の行動はそのためであります。皆様におかれましては、ご心配なきようお願いします」
 その説明で、生徒たちはだいたいは納得した。だが、接近中のガリア艦の名を聞いたタバサの眉が、
ほんの少しだが震えた。『シャルル・オルレアン』、それはジョゼフに暗殺されたタバサの父の名前である。
なぜジョゼフが自ら殺した弟の名前をこの船につけたのかは知らない。また、知りたくも無い。
 そんなタバサの心の機微を察して、キュルケが軽くタバサの肩を叩いた。
 気を取り直した生徒たちは、歓迎式典の続きをやるために世界樹の階段を降り始める。
 それでも、予兆とでもいうべきか……ぬぐいきれない何かを感じて振り返った者は、一人や二人ではなかった。
 
 そのころ、地上で混乱が起こるのを食い止めているうちに、上空でもトリステイン艦隊が、不審な動きを続ける
『シャルル・オルレアン』をなんとか止めようと腐心していた。
「『ヴュセンタール』号に伝令、竜騎士を出して『シャルル・オルレアン』を止めさせろ。場合によっては
強行接舷してもかまわん!」
 砲門を向けても応答をよこさない『シャルル・オルレアン』に、ラ・ラメーはとうとう実力行使を決意した。
警告にも威嚇にも応じない以上、これ以上近づけさせるわけにはいかない。あるいは、こちらから
手を出させることで、戦争の口実を求めているのかとも思ったが、ここにはトリステインだけでなく上空から
アルビオン艦隊も見ている、濡れ衣をかけられないための証人としては充分だ。
 竜母艦『ヴュセンタール』から、厚い鎧で身を包んだ竜騎士が十騎飛び立っていく。彼らの乗っているのは
火竜で、近距離でブレスを放てば木造船ならば甚大な被害を与えることができる。それでなくとも
帆を焼いてしまえば航行不能に陥らせることができる。
「いくらなんでも、これならば止まらざるを得まい。ガリアの連中め、あとでたっぷりしぼりあげてくれるからな」
 せっかくのめでたい日に水を差された不愉快さから、ラ・ラメーは毒づいた。
 双眼鏡で見ている先で、竜騎士は『シャルル・オルレアン』の周りを旋回し、示威行動をおこなっている。
 だが、そのときだった。
 甲板に強行接舷しようとしていた竜騎士に向かって、灰褐色の毒々しい光線が放たれたと思った瞬間、
光線を受けた竜騎士は小石のようにまっ逆さまに墜落していったのだ。
「あれは!? 司令、見ましたか!」
「ガリアの奴らめ、何のつもりだ」
 その光景を目撃していたフェヴィスとラ・ラメーは同時に驚愕と怒りの感情をぶちまけた。しかし、一時の
激昂がすめば、実戦経験の長いフェヴィスはすぐに冷静に戻っていた。『シャルル・オルレアン』は近づこうとした
竜騎士をその怪光線で撃ち落しつつ、なおも接近してくる。
 もはや、敵対の意思は明らかだ。
「司令、ガリア艦の敵対行為は明白です。ただちに応戦許可を!」
「う、いやしかし……」
 こちらも攻撃したら、それはもう戦争だ。そうなれば、自分はガリアとの戦端を開いた責任を
とらされるに違いない。軍人よりも政治家気質の強いラ・ラメーは迷った。しかし。
45 :ウルトラ5番目の使い魔 30話 (8/11) ◆213pT8BiCc 2011/01/30(日) 16:58:56 ID:mrXgzkjG
「早くしてください! 万一ウェールズ陛下にもしものことがあったら、我ら二人首が飛ぶだけでは
すまなくなりますよ!」
 その言葉がとまどっていたラ・ラメーの迷いを吹き飛ばした。
「反撃だ! 全艦砲撃開始!」
「了解! 目標、敵戦艦『シャルル・オルレアン』、撃ち方始め!」
 たちまち『ブルターニュ』『メルカトール』『エクレール』をはじめとする巨砲戦艦群が咆哮する。
距離が至近だったために初弾のほとんどは『シャルル・オルレアン』に狙い違わずに命中した。
巨艦のあらゆる箇所で着弾の爆発が起こり、船体のほとんどが爆煙に包まれる。
 そこへ、第二陣として控えていた軽快艦艇が間髪入れずに追撃をかけた。
「左舷雷撃戦! 目標敵戦艦、てぇーっ!」
 小艦艇から放たれた、一隻につき数十発の大型マジックミサイルが炎上する『シャルル・オルレアン』へと向かう。
これは、火薬や油の塊を風石の力で飛ばして敵にぶつけるもので、破壊力は砲弾以上ではあるが、
反面速度が遅くて射程が短いために、敵に接近してなおかつ敵の防御火力が衰えたときしか有効に使えない。
しかし今回は、炎上し、炎と煙の塊となった『シャルル・オルレアン』は回避も反撃もできずに至近距離からの
集中雷撃を浴びて槍衾となり、数十の爆発に包み込まれる。
「敵戦艦、轟沈!」
 雷撃の爆煙が収まった後の『シャルル・オルレアン』を見た見張り員の報告が高らかに響き渡る。
先程まで威容を誇っていた『シャルル・オルレアン』は、船体外板の木材を撒き散らして空中で崩れていき、
原型をとどめない炎の塊となっている。
「少々やりすぎましたかね?」
「うむ、あれでは生きている人間はおるまい。捕虜を得て、奴らの意図を暴くべきであったな」
 燃え盛る敵艦を眺めて、フェヴィスとラ・ラメーは憮然としていた。これで、攻撃をかけてきたガリア艦の
意図はわからずじまいとなった。しかし、あの怪光線だけでなく、『シャルル・オルレアン』の全砲門が
開かれていたらトリステイン艦隊にも甚大な被害が出たかもしれない。全力での反撃はやむを得ざる
ところであった。
 『シャルル・オルレアン』は、燃え盛りながら船内に残った風石の余剰浮力からか、ゆっくりと墜落していく。
その光景を、トリステイン艦隊は上空から見守り、『シャルル・オルレアン』が、地上に激突して、
爆発炎上したとき、艦隊将兵たちはそろって万歳した。
 
 しかし、燃え盛る炎の中に突如として黒い影が出現し、おどろおどろしい声が響き渡った。
「し、司令! あれは」
「な、なんだとお!」
 フェヴィスとラ・ラメーは愕然とした。爆沈した『シャルル・オルレアン』の船体を踏み砕き、尖塔の先端部分の
円錐が横に二つつながったような胴体から足が生えたような、黒々とした体を持つ一つ目の不気味な怪獣が
出現したのだ!
「フ、フェヴィスくん、なんだねあれは!?」
「船の中から怪獣が!? あんな化け物が、『シャルル・オルレアン』の中に潜んでいたというのか」
 愕然とする二人の前で、怪獣はその全容を炎の中から現した。
 全長はおよそ六十メイル、胴体の正面にそのまま顔がついていて、青い一つ目と裂けた口がついている。
生き物というよりも、まるで城に手足がついて動いているかのようだ。
 怪獣は壊れた笛のような鳴き声をあげて、上空を遷移する艦隊を見上げると、突然空へと飛び上がった。
「なっ!?」
 なんの前触れもなく飛翔した怪獣に、ラ・ラメーもフェヴィスも一瞬脳が凍結した。翼もなく、見るからに
重く鈍重そうな見た目に反して、重力を無視して、空気の上を走るかのように怪獣は一隻の小型船に体当たりした。
避ける余裕もなくぶつけられたその船は、船体の左半分をひしゃげさせられて落ちていく。
47 :ウルトラ5番目の使い魔 30話 (10/11) ◆213pT8BiCc 2011/01/30(日) 17:01:59 ID:mrXgzkjG
「トリスタニアの地下に眠っていた円盤といい、まだ世界には我々の知らない力が数多く存在するようね。
でも、これもジョゼフさまのため。さて、トリステインのものども、舞台は整えてやったわよ。このまま
蹂躙されるにまかせるか、それとも……」
 握った手のひらから汗が染み出る。シェフィールドの中指で、アンドバリの指輪が陽光を受けて鈍く輝いていた。
 
 ゾンバイユの暴虐はなおも続き、阿鼻叫喚のちまたはさらに広がりつつあった。怪光線がなめるように
街をかすめていき、その度に魂を吸い取られた人々が抜け殻となって地面に崩れ落ちる。
 ウェールズの一行は、世界樹から出たところで怪獣の襲撃を知り、いったん世界樹の中へ戻っていた。
しかし、これからどうするかについては、護衛団のあいだで意見が真っ二つに割れていた。すなわち、
『レゾリューション』に戻って空へと退避する方法と、空は危険だから陸路で退避する方法である。
だが、激論をかわすだけでいっこうにまとまる様子を見せない護衛に向かって、ウェールズは一喝した。
「静まれ! 諸君、友邦の民が蹂躙されている前で逃げる算段しか頭にないとは、君たちは自らを
情けないとは思わないのかね? 民をあの暴虐から救おうと、私に進言する者はいないのか!」
「し、しかし国王陛下。あなた様の身にもしものことがあればアルビオンはどうなります。それに、
実際に怪物を相手にどうしようと」
「民を守るという王の責務を果たせない者が生き残っても、それはもはや王ではあるまい。なおも
意義がある者がいるならば去るがよい。追いはせぬ。しかし、卑怯者は二度と余の前に立つことを許さぬ。
次に相対するときは、敵として葬り去る!」
 殺意さえ感じられるような、ウェールズの闘志の前に、足を翻す臣下は誰一人いなかった。
「さあ、余はアルビオン王国国王として命ずる。アルビオン艦隊は全艦出撃、トリステイン艦隊と協力し、
怪獣から街を死守するのだ!」
 歓呼の声が世界樹のうろの中にこだまし、次の瞬間彼らは『レゾリューション』の待つ桟橋を目指して
駆け上がっていった。
「ウェールズさま、お見事です」
 ルイズはその後姿を見て、惚れ惚れしたようにつぶやいた。やはりあの方は王の器だ。死ぬ可能性のほうが
はるかに大きい敵に挑むというのに、まるで臆した様子を見せない。
 生徒たちは、『レゾリューション』までついていくわけにはいかないのでその場所に残っていた。
仕方がないが、艦隊が動くとなったら彼らは完全にお荷物でしかない。しかし、恥を忍んで自分たちは
陸路で街から避難しようとしたとき、外からの絶叫が悲鳴のように響いた。
「大変だ! 怪獣がこっちに向かってくるぅ!」
 愕然とした生徒たちは出口から飛び出して、気の弱い者は悲鳴をあげた。
 街を襲っていたゾンバイユが方向を変えて世界樹のほうへと一直線に向かってくる。
 いけない! 『レゾリューション』が出航するにはまだ時間が必要だ。停泊時を襲われたら、いかな強力な
戦艦といえどもひとたまりもない。いや、もし世界樹に体当たりされて折れでもしたら、世界に二つとない
良港をトリステインは失い、ラ・ロシュールも滅びてしまう。
 だがそうしているうちにも、ゾンバイユは高い渓谷を軽々と飛び越えてやってくる。
「俺たちが囮になって、怪獣の気をひきつけるんだ!」
 誰かがそう叫んだ。すると、行動を決めかねていた生徒たちは、その言葉に勇気付けられたかのように
我も我もと杖を掲げ始めた。無謀かもしれない、愚かかもしれないが、彼らはそうすることが自分たちの
使命だと信じていた。貴族の誇り、それだけではなく、自分たちの国を、故郷を荒らすやつがいるのに、
じっとしていることなどできない。たとえこの身は非力でも、彼らも立派なトリステイン貴族の一員であった。
 けれど、彼らにとっては幸か不幸か、勇敢な行動は始まる前に打ち砕かれた。
 なぜならば、百人前後の人間の集団をゾンバイユが見逃すはずはなかったからだ。光線が発射され、
生徒たちは次々に倒れていく。ルイズたちは幸い難を逃れたものの、大半の生徒が魂を抜き取られて、
残った生徒たちは散りぢりになっていった。
48 :ウルトラ5番目の使い魔 30話 (11/11) ◆213pT8BiCc 2011/01/30(日) 17:02:51 ID:mrXgzkjG
「ギーシュ! モンモランシー!」
 叫んでも、魂の抜け殻となった肉体は答えられない。新鮮なプラズマエネルギーを得れて喜ぶ
ゾンバイユはさらに迫ってくる。
 そのとき、ルイズのそばを風が流れ、青い影が目の前に現れた。
「ルイズなにやってるのよ! こんなときにあなたがじっとしててどうするの!」
「キュルケ、タバサ!」
 それはシルフィードに乗ったキュルケとタバサの二人だった。彼女たちも、とっさに空へと逃れていたのだ。
 ルイズは、二人が無事だったことを喜ぶのと同時に、自分がすべきことを思い出した。
 今、あの怪獣を止めることができるのは自分たち二人、ウルトラマンAしかいない。戦うことを決意した
ルイズは才人に毅然として告げた。
「サイト、やるわよ」
「ああ、わかってるぜ」
 変身を決意した二人は、ぐっとこぶしを顔の前で握った。銀色のリングが白い光を放つ!
 だが、二人が二つのリングを合わせようと右手を振り上げた瞬間、ゾンバイユの目がまっすぐにルイズを向いた。
「危ない!」
 反射的に才人は空いていた左手でルイズを突き飛ばした。
「きゃあっ!」
 小柄で体重の軽いルイズははじかれて転がり、礼服が砂まみれに汚れる。
 しかし、ルイズは服のことを気遣う余裕などはなかった。転がりながらかすかに目に飛び込んできた
光景は、たった今自分がいたところを灰色の光が埋め尽くし、才人がそれに飲み込まれるものだったのだ。
「うわぁぁっ!」
「サイト!? サイトぉっ!」
 才人の断末魔と、ルイズの絶叫が響き渡る。
 そして、灰色の光が過ぎ去っていった後、才人の体がぐらりと揺れた。ルイズは、才人の体が地面に
叩きつけられる前に、必死で駆け寄って抱きとめたが、才人の顔はすでに生者のものではなかった。
「サイト……ねえちょっと、嘘でしょ」
 揺さぶり起こそうとしても、才人はルイズの腕の中で目を閉じたままで動かない。
 魂の抜け殻となった才人の手の中で、ウルトラリングもまた力を失い、くすんだ光を放っていた。
 
 
 続く
50 :ウルトラ5番目の使い魔 あとがき ◆213pT8BiCc 2011/01/30(日) 17:06:58 ID:mrXgzkjG
今週はここまでです。支援と乙、ありがとうございました。

さて、今回は「やっぱりな」と思われた方も多いと思いますが、そのものずばりでゾンバイユの登場でした。
また、以前よりリクエストのありました変身不能になるシチュエーションですが、こういう形で実現してみました。
ただ、盗まれて変身不能になるという定番のスタイルは、シリーズ全体を通してみてもウルトラリングやウルトラバッジ、
レオリングなど身につけるアクセサリー型のアイテムは一度も盗まれたりなくしたりしたことはないので、それならばと
「超獣は10人の女?」の変形でやってみました。
平成は特撮技術の発展もあり、理不尽な能力持ちの怪獣も多いですが、ならばなおのことファンタジー世界の
ハルケギニアには合わせやすかったです。
注)ダイナが変身できたことは、あれはアスカのド根性が起こした奇跡だったからということで

なお、先日偶然念願だった双月の騎士のコンプリートブックを見つけまして、うれしさで執筆のテンションが上がってます。
ルイズもみんなもかわいいし、ちょっと高かったけど買えてよかったです。
では、続きはまた来週に。
51 :名無しさん@お腹いっぱい2011/01/30(日) 19:35:57 ID:sOkt0L0y
>>50
ウルトラ乙!
ウルトラシリーズの前後編における、前編ラストの大ピンチで〆!を思い出させる展開でした。
窮地に陥ったルイズが次回どのように逆転するのか見ものですねw
52 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/30(日) 20:49:00 ID:mTlhmPPO
 ウルトラ5番目の作者さん、乙でした。

 才人がやられて変身不能、えらいこっちゃ! 平成シリーズはメビウスしか
見てないのでこの怪獣全く知らず、故にこの後どう復活するのかまったく不明!

 エースの出番2部になってから極端に減ったから、ぜひ頑張ってほしい。
55 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/31(月) 04:44:01 ID:YSpHMraA
『いちばんうしろの大魔王』とのクロスが無いなと思ったので自分で妄想してみた。
とりあえず主と使い魔の組合わせはこんな感じに。
    ルイズ=三輪ヒロシ(ブレイブ装備済)
ヴィットーリオ=大和望一郎
   ジョセフ=加寿子
 ティファニア=紗伊阿九斗
……気のせいか意味深な組み合わせになった気が。
56 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/31(月) 17:49:28 ID:RsDeMcB4
ウルトラの人、SEEDの人、乙。
誰も合言葉に突っこまないのかww
57 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/31(月) 19:45:38 ID:S0ynCJHx
>56
自分は合い言葉と言えば、
「スターの色は?」「赤い」
だなぁ。

VL2号を呼び出して、『バラバラの使い魔』か。
58 :ルイズ伝2011/01/31(月) 20:07:59 ID:AUx1fFwU
皆様お久しぶりです、ひと月以上間隔が空いてしまいましたね。
5分ほど後に投下したいと思います。
Seed・Persona・ウルトラの人、乙です。
とくに完結したPersonaさん本当におつかれさまでした。
自分も完結までの案はできているのでエターナルフォースブリザードしないように頑張ります。
59 :ルイズ伝2011/01/31(月) 20:15:36 ID:AUx1fFwU
第一章〜旅立ち〜

その7 光の剣?デルフリンガー



『ゼロのルイズの使い魔が、ギーシュを決闘で負かした』
 このあまりに刺激的なニュースに学院はどっと沸いた。
メイジを下す実力を持つ子供が現れた。
いや、ギーシュの慢心によるものだ。
様々な噂が錯綜することとなった夜、ムサシは厨房にいた。

「おっさん!完璧だぜ!これこそおにぎりだ!」
「おう!たんと食ってくれ!能なし貴族の鼻っ柱、よくへし折ってくれたな!」

 ムサシの髪を大きな手で撫でる料理長マルトーは、非常に上機嫌だった。
おかげで厨房の雰囲気はすっかり宴会場になっている。
彼の好物『オニギリ』を存分に振舞いもてなし、ムサシのお腹は幸せではちきれそうだ。

「もう、マルトーさんったら……でも本当によかった、ムサシくん……」
「どうしてだい?」
「心配していたの、ムサシくんが負けちゃうんじゃないかって」

 通常、ハルケギニアで貴族に平民が逆らうことは自殺行為だと思っていた。
シエスタもそんな常識を持って今まで生きていたのだが、目の前の小さな少年がそれをひっくり返したのだ。

「本当に勝っちゃうなんて。ムサシくん、まるで『サムライ』みたい」
「へへッ、おいらがあんなヘナチョコに負けるわけねえさ!……え?『侍』?」
「あ、私の故郷では、とってもすごい剣の使い手をそう呼ぶらしいの」

 聞き返したのは、聞きなれぬ言葉だからでは無い。
ムサシは知っている。
刀を振るう戦士、すなわち自分のことをそうとも呼ぶと。
シエスタがこの地に存在しない戦士の呼称を知っている理由を聞こうとしたその刹那。
マルトーが二人の間に顔を突き出した。

「なんともシャレた異名だなシエスタ!」
「ひゃ、マルトーさん、酔ってるんですか!?まだ夕食の後片付けは残って……」
「よーし!シエスタの故郷に従って、ムサシを『我等が侍』と呼ぼうじゃないか!」
『あっぱれ、みごと、我等が侍!』
「うわぁっ!おいおい勘弁してくれよ!」

 厨房がコック一同のどんちゃん騒ぎの場と化して、シエスタは苦笑する。
ムサシもまんざらではなさそうで、やんややんやの大騒ぎだ。
そろそろ食堂の方にも厨房の騒ぎが聞きつけられようか、といったその時。
恐怖の大王のように、それは降臨した。
60 :ルイズ伝2011/01/31(月) 20:17:25 ID:AUx1fFwU
「誰が恐怖の大王よっ!ムサシ!ムサシはいるの!?」
「ルイズ!?」
 厨房の喧騒が、水を打ったように静まる。
ムサシはご主人様のところへ嫌々ながら進み出た。

「なんだよ、ここで飯をもらうことは言っておいたゼ?」
「だからってご主人様よりゆっくり夕食を食べてていいわけ無いでしょ!ほら、帰る!」
「うわっ、引っ張るなって……シエスター、おっさーん。ごちそうさま!」
 大騒ぎはさらに騒がしいルイズの登場で一気に終焉を迎えた。
シエスタもマルトーも、ぽかんと立ち尽くしてしまう。

「行っちゃいましたね」
「全く落ち着かない主人みたいだな。同情するぜ『我等が侍』」
 どこかからかいのように微笑みながら、ムサシに手を振る。
彼の次の来訪を楽しみにする、厨房の一同であった。


* * *


 その後、オールド・オスマンからのお咎めも無く、ルイズは無い胸をほっと撫で下ろした。
ギーシュも後日、ムサシといがみ合うこともなく話しているのを見かけたし、特に遺恨はなさそうである。
ルイズは使い魔の順応力が優れていることに感心するやら呆れるやらであった。
当のムサシはというと、しばし穏やかな日々を過ごし、満足しているようだ。
朝、ルイズよりも早く起きて剣の稽古。
他の生徒たちの使い魔と駆けまわり足腰の鍛錬。
腹が減れば厨房でおにぎりを貰い疲れたら青空の下でごろりと寝る。
ヤクイニックで過ごした日々と、そう変わり映えはしていない。
ただひとつ、不満な点があるが。

「タイクツだ……どっかに強いヤツでもいねえかな〜」
 ギーシュとの決闘騒ぎ以来、彼に決闘と呼べる出来事は舞い込むことがなかった。
三度の飯より決闘が好きのムサシにとっては、過ぎたる平穏は不謹慎ではあるが遠慮したいところなのだ。
帝国の刺客、ビンチョタイトの異常による怪生物、そしてクレスト・ガーディアン。
以前の場合は未知の強敵に事欠かない、飽くなき戦いが待ち受ける世界。
しかし今は彼を取り巻く状況が、最初から違っている。
彼はルイズの下僕であり、世界を救う英雄では無かったのだ。
下僕の立場で戦うことなどそうそうなく、ムサシは磨いた剣を持て余す日々を送らざるを得ないのだった。


* * *


 そして数日後、虚無の曜日がやって来る。
いつもの時間に起こしたねぼけ眼のルイズの話によると授業が休みらしい。
着替えに入ったご主人様を置いて、寝袋をしまったムサシは寮の外へと繰り出した。
ちらほらと、他の生徒や使い魔の姿も見える。
ムサシは他人の邪魔にならないよう、人気の少ないところで黙々と鍛錬を始めた。
しばしそうしていた所、最近仲良くしている使い魔がのそのそ、と寄ってくるのを感じる。

「きゅいっ」
「やあ、元気そうだな!」
 誰のかは定かでは無いが、恐らく使い魔であろう竜が頭を摺り寄せてきた。
一昨日、昼食の特製『マルトーおにぎり』(例によって残り物の高級鶏肉入り)を半分こした仲だ。
今日はまだ朝食も貰っていないが、それでもいいらしくムサシの鍛錬を眺めている。
ちゃっかりしたことに、こうして近くにいればおこぼれを貰えるという算段らしい。
だがムサシのほうも、別にそれは構わないようだ。
ヤクイニックでもここまで身体の大きい生物は目にしたことがなく、ムサシは興味があった。
この竜だけでなく他の愛らしい使い魔を見ると、ジャンや村の人々がレノを可愛がった事も多少は理解できると言うものだ。
61 :ルイズ伝2011/01/31(月) 20:19:02 ID:AUx1fFwU

「ムサシくん、おはよう」
「おう、おはよう!どうしたんだいシエスタ」

 続く来訪者はなにやら包みを抱えたシエスタだ。
決闘をした夜以降、何かと気を使ってくれている。
腹が空いていないか、着ている物は綻びていないかなどだ。
故郷の弟を思う気持ちや感謝の念がそうさせているようだったが、その度ルイズは面白くないらしい。
シエスタも気を遣ってか、ムサシが一人で居るときに話しかけてくれるようになった。
貴族相手の口調をしなくてもいいせいか、シエスタ本人にもそれは安らぎになっているようである。
この地に珍しい黒髪の二人は、仲睦まじく会話をしていた。

「マルトーさんが持たせてくれたの、朝ごはんに食べてね」
「わざわざ届けてくれたのか?何から何までありがとな」
「ううん、気にしないでいいの。それに私ムサシくんと話していると、なんだかホッとするっていうか……」
「きゅいっ、きゅい!」
「きゃッ!?」
 シエスタの包みの匂いに我慢ができなくなったか、青い竜が大きな頭を摺り寄せてきた。
少し驚いたシエスタだが、よしよしと頭を撫でてなだめてやると竜は嬉しそうに鳴き返す。

「わりい、こいつもマルトーさんの飯が好きみたいなんだ」
「うふふ、食いしん坊なのね。ムサシくんと仲良くね」
「ありがとうシエスタ、じゃあな!仕事がんばってくれ」
「ムサシくんもね!」
 学生が休みとしても、使用人の彼女にとって休日では無い。
仕事にもどったシエスタにムサシは手を振り、今日も美味しそうな食事を竜と仲良くいただいた。
「うん、初めに食ったパンよりもずっとうめえ。ジャムの店を思いだすな」
「きゅいぃ〜っ」
 魚のオイル漬けを野菜と一緒に挟んだサンドイッチは、パン嫌いなムサシをも唸らせた。
最初こそ苦手としていたパンだが、ヤクイニックでの常食のひとつとしての習慣が徐々に味覚を変えたらしい。
今ではおにぎりほどではないにせよ、パンも悪くない。
隣で美味しそうに頬張る竜を見ていると、よりそう思える。

「ふうー、食った食った!さて、今日は遠出しようかな…?」
「きゅいっ?」
 実はムサシ、一昨日、昨日と学院の塀を乗り越え脱走している。
この塀際で眠っていた竜の身体を足場にし、ゲイシャベルトの力を発揮したのだ。
自分なりに元の世界への回帰を図るという意味もあったのだが、何よりじっとしていられなかった。
彼にこの学院は、少々狭いのかもしれない。
それに、彼は昨日見つけたのだ。

(また"あんなもん"が見つからないとも限らないしな)
 深い森の中に、手がかりを。

「悪いけど、また今回も頼むゼ」
「きゅいきゅいっ」
「何を頼むのよ」
 ぎょっとしたムサシが振り向くと、身繕いも綺麗に整えたルイズが立っていた。
ムサシが腕の時計を見ると、もう学生達の朝食の時間は終わっている。
黙って外出しようとしたことが後ろめたいこともあり、後ずさりして身構えた。
対するルイズは疑問を抱きながらも、珍しくムサシを見て微笑を浮かべている。

「さ、準備して」
「え?」
「剣を買いに行くわよ」

62 :ルイズ伝2011/01/31(月) 20:21:39 ID:AUx1fFwU

「変なところ触らないでよね」
「そんなこと言ったって、他につかまる所もねえぜ」
「誰の身体につかまるとこが無いって!?」
 頭頂に肘を決めながらルイズが言う。
ムサシの身体に合う馬など流石に無く、二人で一頭の馬を使わざるを得なかった。
やいのやいの言いながらの珍道中は2,3時間続き、ようやく目的地の街にたどり着くことができた。

「随分人がいっぱい居るんだなあ」
「トリステインで一番大きな都だもの、当たり前よ」
 ムサシが知る城下というのは、ヤクイニック城下村だけだった。
目の前に広がる光景は、人々が狭い道を所狭しと行き来しているもの。
穏やかな農村であった城下村とは、似ても似つかない。
これも文化の違いか、とムサシはどこか新鮮さを楽しみながらルイズの後に続いた。

「そんなにきょろきょろしてると、田舎者扱いされるじゃない。ほらこっちよ」
「ああ。にしてもなんで、剣を買ってくれるなんて言い出したんだ?」
 ムサシは当然の疑問をぶつけた。
使い魔への要求はあっても、ルイズからの施しなど食事がいいところだとばかり思っていた。
ルイズは硬直してギギギ、と音を立てそうな仕草でこっちを向いた。

「そ、それはあれよ…この間あんた言ってたじゃない」
「?」
「ほら!"ニトウリュウ"って……あんた、剣二本持ってたほうが強いんでしょ?」
 ルイズがごにょごにょとムサシの方を見ないでつぶやく。
本人としては主が使い魔にご褒美をやっているつもり、なのだ。
だが対象がムサシという異性であるせいなのか─

(ルイズもおいらと一緒にもっと、強くなろうぜ!)
(うっせえ!!決闘だ!!ルイズに謝れ!!)

「つ、強いほうが役に立つじゃない……それだけだからね!!」
「なんだよ?変なルイズだな」
「うるさい!」
 それとも、自分にも解らないうちに他の意図ができたのか。
ルイズはやけに気恥ずかしく感じてしまっていた。


* * *


 うらぶれた路地の武器屋は、サビた匂いがぷんと鼻を刺激する。
ルイズは顔を軽くしかめたものの、ムサシにとっては慣れた臭いだった。
客に気づいた店主が佇まいをのっそりと直し、二人を値踏みするような目で見つめた。

「いらっしゃってくだすってなんですがねえ、うちは貴族様に目をつけられるようなことなんかしてませんぜ。
 至極真っ当な商売をしてまさあ」
「客よ」
 ルイズが腕を組んでふんぞり返るのを見て、ムサシも倣って腕を組む。
店主はその言葉に驚いて目を見開いた。

「こりゃおったまげた。貴族が剣をお求めですかい?」
「だって、使うのは私じゃないもの」
「へぇ、ではどちらさんで」
「おいらだぜ!」
 カウンターから乗り出した店主が、ムサシの姿を認める。
とたんに豪快に笑い出す。
突然の態度の豹変に、ルイズとムサシはむっとした。
慌てて畏まった店主が身を縮ませ弁明する。
63 :ルイズ伝2011/01/31(月) 20:22:59 ID:AUx1fFwU
「し、失礼貴族様。ですがねえ、こんなチビ助……ああいやお子様に振るえる剣が、
 この店にありますかねえ」
「なんとかしてよ、ここ武器屋でしょ?」
「ナメてもらっちゃ困るぜ、おっさん!」
 ムサシが不服そうに腰の名刀を鞘ごと抜き出し、掲げる。
鯉口を切った瞬間閃く真・雷光丸の黄金の剣光を見るやいなや、途端に店主の目が光った。

「……おぼっちゃん!その剣、言い値で買わせていただきやしょう!!」
「売らねえよ!こいつくらい良いモン、置いてないかい?」
 目がらんらんと輝く店主がずずいと迫ってきて、ルイズとムサシは後ずさった。
途端にしょぼくれて老けこんだ店主がしぶしぶ店の奥に引込み、いくつか剣を用意してきた。
最初に差し出したのは、長さはここの世界で言うと一メイルほどの細剣。
細やかな装飾のレイピアだった。

「えー、確かに最近従者に剣を持たせる貴族もおりましてね」
「やる気出してくれない?客よ私ら」
「こいつぁ失礼。それというのも、トリステインで話題の盗賊というのが居るかららしいんですわ」
「盗賊?」
 店主の話では、なんでもその盗賊は『土くれ』のフーケと言う通り名らしい。
貴族のお宝を片っ端から盗みまくる賊で、皆が皆恐れを抱いている。
故に、自衛のために従者に剣を持たせるのが流行しているそうだ。
ムサシは"盗賊"というフレーズに目を輝かせるがルイズは気づいていない。
剣を眺めながらふうん、とその話に相槌を打ちつつ首を捻っている。

「若奥様、ご不満でも?」
「剣のことはよく解らないけれども……細くない?これ」
「ああ、おいらにゃ細すぎるぜ」
「お言葉ですがねえ、この子の身体にゃ正直これくらいしか合いやせんぜ?」
 店主はそう言うものの、ムサシの力を垣間見ていたルイズは難色を示す。
すると、剣を振るう本人がすっ、と進み出た。

「まあ見てなっておっさん」
「うん?」

それは 剣と言うにはあまりにも大きすぎた

大きく ぶ厚く 重く そして

大雑把すぎた

それは 正に鉄塊だった


─とでも評されそうな片刃の剣が、店の隅に置かれていた。
よく見れば奇妙な二つの穴が開いている、どこかで金髪のトンガリ頭が振るっていそうなその巨大な剣。
ムサシは"片手"で持ち上げた。

「は!?」
「こいつはちょっと長えけど、このくらいの段平でいい剣はねえか?」
 自分の使い魔がゴーレムを細身の刀で両断するほどのパワフルな子供なことは知っていたルイズ。
だが、改めてその怪力を見て驚くやら呆れるやら。
初見の店主はと言うと、くわえていたパイプをポロッと落としてしまう。
ムサシがその鉄塊をぶんっ、と一振りして元に戻したのを見て、店主がバタバタと店の奥へと引っ込んだ。

「あんた…持てるのはいいけど、本当にあんな剣使えるの?」
「おいらはもともと、この鞘に入るくらいの剣を使ってたからな」
 ムサシが背中につけた朱塗りの鞘を見せる。
本当にそれに合う剣など存在するのだろうか、と言わんばかりの大きさであった。

「無茶苦茶ねあんた……」
64 :ルイズ伝2011/01/31(月) 20:24:34 ID:AUx1fFwU

「お待たせしやした!!こちら、こちらはどうでございましょう!一番の業物ですぜ」
 見事に飾り付けられた、装飾の無いところを探すほうが難しそうな剣が出てきた。
長さは先程の剣の倍ほどもあり、かなりの幅広の大剣である。
店主が言うには、魔法も込められており鉄をも切り裂く逸品だとか。

「ムサシ、これすごいじゃない。綺麗よ」
「えー……ルイズ、おいらこんなゴテゴテした剣は好みじゃないぜ」
「何言ってるの!その刀?だっけ、それだって金ピカじゃないのよ。もう一本も当然こういうのでしょ」
 ともかく手にとってみなさい、と店主に鞘ごと剣を渡すように言いつける。
しぶしぶその剣を取ったムサシ。
ルイズは店主に値段を聞いていたが、不意に大声を上げた。

「エキュー金貨で2000!?庭付きの屋敷が買える値段じゃないの!」
「そう言われましても言わずとしれたシュペー卿の作品でさぁ、このくらいが妥当ですぜ。
 なにより剣は命を守るモンでしょう、値が張るのも仕方のないこってす」
「本当なのかしらねえ……」
 ルイズはやはり買い物慣れしていないようで、ぼったくりに遭っているのでは?とムサシは心配になってきた。
鑑定屋のボリーじいさんでもここにいればその目利きが大いに役立っただろうに、という思いに駆られる。
すると、はたと気づいたように額の眼鏡を掛けて、まじまじとその手の剣を眺めた。

「?あんた、目が悪かったの?」
「いや、こいつは見たモノを鑑定できる伝説のゴーグルなんだぜ……えーっと、どれどれ。
 『ゲルマニアのシュペー卿が鍛えた剣。だが実戦で使うには値しないおかざりの剣で、
  鋼鉄を斬るどころか岩にすら負けてしまう 200エキュー』
 ……なんだおっさん、こりゃとんだなまくらだぜ!?値段も一桁違うじゃねえか!」
「な、ななな」
「はぁ!?ちょっと、どういう事よ!」
「すすす、すいませんでしたぁーっ!ちょ、ちょっとした手違いみたいで……ええと……」
「ぶわーっはっはは!!とんだチビどもを相手にしちまったな!!」

 店主が詰め寄る二人にあたふたと言い訳を連々並べていると、途端に笑い声が響いた。
店に自分たち以外の客がいないはずなのに、とムサシとルイズは驚いて辺りを見回す。

「デル公、今取り込み中だ。お客様にそんな口を利くんじゃねえやい」
「そんな冷やかしのチビ助二人がお客様たぁ、お笑いだ」
「ちょっと!さっきから誰よ、失礼な!」
「こっから声が聞こえたぜ?」
 背の低いムサシが、店の一角の棚に手をかけて顔を出す。
するとそこには剣が置かれている。
錆が浮き古びた雰囲気の漂う剣の鞘が、カタカタと鳴りそこから音が漏れているではないか。

「しゃべる剣?驚いたな、どこにでもあるもんだ」
「これって……インテリジェンスソードじゃない?」
「ええまあ……意思を持つ魔剣なんて言われてますが、とんだ厄介モノでさぁ!
 客に悪態ついて喧嘩売るわ、脅かして追い返すわでこいつのせいで商売あがったりで……
 デル公、今度という今度はてめえをドロドロに溶かしちまうぞ!」
「へっ!やってみやがれ、こんなしょぼくれた店にゃあもう飽き飽きしてたんだ!願ってもねえ!」
 店主がずかずかと歩み寄り、お喋りな剣を取り上げようとする。
そこにムサシが口を挟んだ。

「待ってくれ、溶かす前に見せてほしいぜ」
「ムサシ、あんたこんな剣がいいの?」
 あからさまな難色をルイズは示す。
どう贔屓目に見積もっても、こんな錆まみれの剣は趣味に合わなかった。
こんな見窄らしいものしか買い与えられないのか、とキュルケあたりが指差し笑うに違いない。
しかし、当のムサシは興味深げだ。

「おいらが前使ってた剣も、しゃべったからなあ」
「えっ……あんた、どんな剣使ってたのよ…」
65 :ルイズ伝2011/01/31(月) 20:26:58 ID:AUx1fFwU



 ムサシが以前愛用していた剣、光の剣レイガンド。
その剣もまた、冒険の最中ムサシに語りかけたことがあった。
と、言っても正確に言えばレイガンドでは無く、そこに封じられた魔人が語りかけたというのが正しい。
ともあれムサシにとってこんな異郷の地でもまた、しゃべる剣に出会えたという奇妙な縁に心踊っていた。
兵法者にとって、物珍しい武器というのは否が応でも手にしたくなるものである。 
ムサシはデル公と呼ばれた剣を左手に握り、鞘から抜いた。
柄から切っ先までをじっくりと眺めて、正眼の構えを取ってみる。

「へ、ナリはチビだが案外サマに……お?」
「どうかしたのか?」
「こりゃおでれーた、ガキと思って見損なってた。お前ェさん『使い手』だったのか?」
「なんだい、その『使い手』ってのは」
 ムサシは再び『エキシャゴーグル』をかけ直しながら尋ねた。
伝説の武具の能力でこの剣を鑑定する。
銘は『デルフリンガー』というらしい。
なるほどそれでデル公か、とムサシは納得する。
と、握る左手が熱を持っている感覚がして目を向けた。
見ると、朱の篭手の下から光が溢れている。
外してみると、使い魔の契約のルーンが輝いていた。
ムサシは、ルイズと二人で目を見合わせる。

「えーっと『使い手』ってのはアレだ、ほら。あーっと…えー、すまねえ!はっきりとは覚えてねえ」
「なんだよそれ?」
「はっきりしない剣ねえ……ねえ、サビてるし胡散臭いわよこいつ。相手にしないでおきましょ」
「人を見た目で判断するたぁ、まだまだ青いなピンク女。ピンクの割にな」
「剣じゃないあんた」
 危うく刀剣にツッコミを入れそうになったルイズが手を引っ込める。
ムサシは黙々とデルフリンガーを鑑定していたが……やがて、驚いたようにゴーグルを外した。

「ルイズ、おいらこいつに決めたぜ」
「えー!?嫌よ私、こんなボロっちい剣」
「おいおい使うのはこっちの小僧だろうが!おい親父!俺の値を言ってみろ!特価だろ!?」
 抜身のデルフリンガーがムサシの手でバタバタと喚く。
先程までのからの態度の豹変ぶりにルイズはぎょっとした。

「鞘込みで100って所で結構でさ。この店で一番のがらくたで良けりゃそれくらいでお譲りしましょ」
「おいちょっと安すぎやしねえか!?しかもがらくたたぁ言ってくれるじゃねえか、表出ろ親父ぃ!!」
「お前、買われたいのかそうじゃねえのかハッキリしろよ……」
「言っとくけど100以上なら買わないわよ……」
 半ば呆れてきた二人だが、ルイズの財布を開いて覗き込んでみる。
100しかなかった。
な、とムサシが片目を瞑る。
ルイズは口を尖らせながらも、しぶしぶ勘定を済ませるのであった。

「うるさくなったら、この鞘に入れりゃ黙りますぜ。できるかい坊主」
「おう!朝飯前だぜ」
 ムサシの背には新たに三本目の鞘が括られる。
彼の身の丈ほどの大剣と呼べるサイズだというのに、器用にムサシは背に剣を収めた。
店主はムサシの頭を大きな手で撫でて笑いかける。

「そいつは愛想が悪ぃなまくらだけど、面倒みてやってくんな」
「ありがとな、おっさん!いい買いモンしたぜ」
「あばよ!俺っちのいない余生は辛気臭ぇだろうが、楽しみやがれ」
 なんだかんだで、すっかり人が良くなった店主に手を振って二人と一振りは店を後にした。
66 :ルイズ伝2011/01/31(月) 20:30:32 ID:AUx1fFwU

店を出て、大通りを逆行して外へと向かう。
しかし、ルイズの方はと言うと未だ納得していないのか憮然とした様子であった。

「ホントにそんなので良かったのかしら……こんなヘンテコな剣じゃ笑われるわよ?」
「おい娘っ子、言うに事欠いてヘンテコはねえだろぉが」
「いや、ルイズ。こいつはとんでもない掘り出しモンだったぜ?」
「うそぉ?だってこんな骨董品以下の剣……」
 ルイズは訝しげに背中で揺れる剣を眺めた。
どんな物好きだってゴミとして捨てそうなその外見を見て、改めてため息が洩れる。

「娘ッ子ぉ、そりゃねーぜ。そりゃ俺、いろいろ忘れてるけどもさ」
「いいよ、帰ったら説明するからさ。これからよろしくな、デルフリンガー」
「おう、俺っちのことはデルフでいいぜ。相棒、名前を教えてくれや」
「おいらは、ムサシだ」
 人ごみを抜け、都の外に繋いである馬に乗り込む。
日はまだ正午、といったところか。

「ちょっと!何で私の前にあんたが乗るのよ」
「後ろにしがみつかれるより、こっちのがルイズのが楽だと思ってさ」
「い、いいからあんたは後ろ!しがみつかれて嫌がるほど心狭くないわ!」
「ケケケ、言うねえ娘ッ子。本心は違うんじゃねぇか」

帰路は行きより、少し騒がしくなりそうであった。
67 :ルイズ伝2011/01/31(月) 20:32:45 ID:AUx1fFwU
投下終了しました。
長い規制も解除されたようですしこれから執筆再開。
話の進むペースが遅いかもしれませんが、じわじわといくつもりです。
完結目指して皆さん頑張りましょう。
68 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/31(月) 20:53:54 ID:sESoTIBj
ルイズ伝乙
武蔵伝はプレイしてないのですが、このSSで興味が沸いてきたのです
ああ、金が無かった中坊時代、逃したソフトの多かったことよ・・・

>>56
先生が可哀想だから突っ込まんのよ!!
・・・先生がジャンクションしてなくて良かったな
69 :無重力巫女の人2011/01/31(月) 21:22:37 ID:g7cMf6Wr
ルイズ伝の人、おつかれさまでした。

さて皆さんこんばんは、無重力の人です。
何もなければ少し準備を入れて21時40分から投稿を始めます。
70 :無重力巫女の人2011/01/31(月) 21:25:32 ID:g7cMf6Wr
すいません、初っ端から誤字が…

21時40分から投稿を始めます。×

21時30分から投稿を始めます。○
71 :無重力巫女の人2011/01/31(月) 21:37:36 ID:g7cMf6Wr
霊夢が正体不明のキメラと戦ってから早三日目――


トリステイン魔法学院にある食堂の朝は早い。
日が昇る二時間前に食堂の厨房で働いているコック達が起床し、朝食の支度を始める。
魔法学院に在学している生徒や教鞭を取っている教師たちは勿論、学院の警備を担当している衛士隊の分もあるのだ。
給士達もそれに見習うかのように起きてテーブルクロスを敷いたり、パンやフルーツを入れる為のバスケットを用意する。
ハルケギニアでも一、二を争う名門校と言われているだけあってかその動きは洗練され、そして無駄がない。
一部の給士達は仕事の合間に軽い会話を交えてはいるものの、手の動きが一切乱れていない程である。
料理を作るコック達もまた一流揃いであり、料理長に至っては自分で店を開いても充分やっていける程の腕を持っている。
他の者達もまた料理の腕には大いに自身があり、また料理長の性格もあってかお互いを信頼しあって働いていた。

そうしてゆっくりと、しかし確実に朝が訪れていようとしているなか、食堂の近くに作られた水汲み場に、一人の少女がいた。
彼女が着ている長袖のブラウスに白いフリルが付いた黒のロングスカートは、魔法学院の生徒達に支給されている制服ではない。
かといって教師と呼ぶには余りにも幼く、だけど子供と呼べる程小さくもない。
しかしウェーブのかかった金髪はまだ寝癖がついており、それが何処か子供っぽさを演出している。
人形とも思える程綺麗な瞳が入った眼はとろんとしており、まだベッドに潜っていたいという願望が浮かんでいた。
そうしたければ、紐を使って背中に担いでいる箒を使ってすぐにでも自分が゛居候゛しているもう一人の少女の部屋へと行くことが出来る。
ただそれをすると部屋の主に怒られるだろうし、何より寝起きに説教というのはキツイものがある。
それに、今こうしてわざわざ日が昇る前に外へと出た一番の原因は自分の不甲斐なさであった。
両手で持っていた籠の中に入っている゛大量の洗濯物゛を見て、少女は溜め息をつく。

「まったく、霊夢を相手にジャンケンなんてどうかしてたぜ…」
少女、魔理沙は後悔の念が混じった独り言を呟きながら、3人分の洗濯物を洗い始めた。


それから軽く一時間ぐらい経ったであろうか、女子寮塔にあるルイズの部屋では霊夢が目を覚ました。
ベッド代わりに使っている大きなソファに寝そべったまま目を開けると、数回瞬きをする。
右の耳からは暖炉の中に入れていた薪がパチパチという乾いた音を立てて部屋の中を暖めていた。
(あぁそういえば、魔理沙のヤツは洗濯に行ってるのよね…)
次に眼を動かして、魔理沙がいないのとルイズが未だ寝ているのを確認した後、ゆっくりと上半身をおこした。
体の上にかかっていた柔らかいシーツをどけると大きな欠伸をし、枕元に置いていた靴下を手に取る。
今水汲み場で洗濯をしているはずの魔理沙と同じ眠たそうな顔でもたもたと靴下を履き、その足をソファの上から床に下ろした。
途端無機質らしい冷たさが足から入ってジワジワと体中に浸透していき、頭の中もスッキリしてくる。
段々と意識がハッキリとしていくのを感じながらも、霊夢はゴシゴシと目を擦るとテーブルの上に置いていた自分の着替えへと手を伸ばした。
その向かい側には魔理沙が来ていたであろう白地に黒い星の刺繍があるパジャマが脱ぎ捨てられている。
「相変わらず、片づけとかそういうのが出来てないのね」
霊夢はポツリと呟き、ゆっくりと自分が来ている寝間着を脱ぎ始めた。



説明しておくが、霊夢の持ってきた着替えはいつも彼女が着ている巫女服と同じものである。
以前ルイズと共に幻想郷に帰り、再びこの世界へと戻ってくる前に神社にあった私物を幾つか持ってきていた。
といっても大した物はなく精々愛用している湯飲みや急須、戸棚に入れていた茶葉などである。
本当なら茶菓子も持っていきたかったのだが、ごっそりと消えていたので結局持ってこずじまいになってしまった。
その中には当然替えの服や下着もあるのだが、それを見ていたルイズは有り得ないと言いたげな表情を浮かべて言った。
「信じられない…なんで着替えの服が少ないうえに全部同じなのよ!」
そう、下着はともかく箪笥に入っている服という服が全て同じ巫女服なのである。
更に数も少なく、精々六、七着程度しかない。
よそ行きや私服、パーティー用に会食用、礼服といった着替えを数十着くらい持つのが基本である貴族のルイズには信じられないことであった。
しかし霊夢には当然そんなことなど関係なく、その時はふ〜んとだけ言って軽く流していた。

73 :無重力巫女の人2011/01/31(月) 21:40:25 ID:g7cMf6Wr
(そういえば…私ってあまり服なんかに興味が沸いたことなんかなかったわね)
服の着替えが終わり、姿見の前に立って頭に付けたリボンの調整をしつつ、霊夢はふと思った。
人里からかなり離れている神社に住んでいるということもあるが、霊夢は服に関してはあまり興味が無い。
無論一切無いということはないが、それでも彼女ほどの年齢の少女ならば、普通自分の服やアクセサリーにかなりの興味を示すものだ。
実際霊夢の周りにいる魔理沙やアリス辺りなんかは興味があるのか、時折人里で買ったり自宅でアクセサリーや服などを自作している。
そしてこの部屋の主であるルイズも例に漏れず、クローゼットには様々なドレスがありタンスの中には装飾用の宝石や指輪も幾つかあった。
このように女の子というの生物は、自然と身の回りを綺麗な物で囲みたいお年頃なのである。
だがしかし、そんな少女の中に霊夢という例外は存在していた。

(まぁ…あまりそういうのには興味がないし…何よりも考えるのが面倒だわ)
霊夢は首を横に振りつつリボンの両端を引っ張っていると、ふと窓の開く音が聞こえた。
誰かと思いそちらの方へ目を向けると、案の定そこにいたのは洗濯籠を左腕に抱え、空飛ぶ箒に腰掛けている魔理沙がいた。
右足だけが不自然に上がっているところをみると、半開きになっていた窓を軽く蹴って開けたのであろう。
「随分早いわね。アンタのことだからもう少し時間は掛かると思ったけど」
「なーに、魔法の森よりかは大分空気が乾燥してるしな。それほど時間はかからなかったさ」
霊夢は軽い冗談でそう言いつつ、リボンの調整を終えると自分の来ていた寝間着と魔理沙のパジャマを拾い始める。
それに大使魔理沙も軽い感じの言葉で返しつつも腰掛けている箒をうまく操り、左腕で抱えている洗濯物入りの籠を部屋の中に入れた。
ついで魔理沙もすばやく部屋の中に入ると空中に浮かんでいる箒を右手で取り、空いた左手で窓を閉めた。
霊夢の方はというと拾い終えた寝間着やパジャマを洗濯物を入れているのとは別の籠に入れていた。
「まだルイズのヤツは寝てるのか。幸せなヤツだぜ」
手に持っていた箒を壁に立てかけ、勢いよく椅子に座った魔理沙は呟いた。
ルイズは幸せそうな寝顔を浮かべており、あと一時間は夢の世界でしか味わえない事を体験しているのであろう。
魔理沙の言葉にルイズの方へと顔を向けた霊夢は、白黒の魔法使いへと向けて一言言った。
「アンタみたいに朝っぱらから空を飛んでいるよう魔法使いとはワケが違うのよ」
「酷い言い草だな。そういうお前も空を飛ぶじゃないか」
魔理沙は両手でヤレヤレという仕草をしつつ、霊夢に言う。
しかし霊夢はそれに怯まず、むしろカウンターと言わんばかりの返事を返す。
「少なくとも、私は朝食を食べてから飛ぶようにしてるわ」
「よく言うぜ。そう言ってお前が飛んでるところを見たことがない」
「まぁね。その後に神社の掃除とか賽銭箱の確認もあるし」
「…実際事と言えば神社の掃除だけじゃないのか?おまえんところの賽銭箱なんて何も入ってないだろう」
遠慮のない魔理沙の言葉に、霊夢の眼がキッと鋭くなった。
魔理沙の言葉通り、博麗神社の賽銭箱には多少の埃や塵は入っているものの、肝心のお賽銭などは入っていない。
偶には言っているのは葉っぱや虫だったりと霊夢の望んでいない物が入っていることもある。
そんな神社の巫女である霊夢にとって魔理沙の言葉は少しだけ聞き逃せず、文句交じりの言葉を返した。
「そんなに言うんなら足を運んだ時にお賽銭入れていきなさいよ。この泥棒黒白魔法使い」
「冗談言うなよ貧乏紅白巫女。ご利益が何なのかわからない神社に賽銭なんて御免だぜ」
霊夢の刺々しさが混じった言葉に魔理沙は苦笑いしつつ、霊夢と同程度の刺々しさを持った言葉を返した。
そんな風にして、お互いの話が元の話題から逸れていくうえに段々と喧嘩腰になろうとした時…

『おいおい、こんな狭い部屋で喧嘩なんかしたらご主人様にボコられるぞ』
ふとベッドの方から聞こえてきた男の声に二人は会話を止め、そちらの方へと視線をやる。
74 :無重力巫女の人2011/01/31(月) 21:42:32 ID:g7cMf6Wr
声の聞こえてきた先には鞘に収まった一振りの太刀がベッドに寄り添うかのように立てかけられており、声の主と思える者はいない。
しかし二人は知っていた。先程の声が、あの太刀から発せられたものだと。
「それは霊夢の事を言ってるんだろデルフ?言っておくが私はただの居候だぜ」
先程の゛賽銭箱゛と同じくらい聞き捨てならない言葉を聞いた霊夢は魔理沙の方へと視線を向けて言った。
「私だってアイツの使い魔になった覚えはないわ。むしろ無理矢理使い魔にされたのよ」
『ま、どっちにしろ静かにしないと。オメーラ本当に追い出されるぜ?』
デルフは笑っているのか、鞘越しに刀身をプルプルと震わせた。



霧雨魔理沙とデルフリンガー。
この二人が顔を合わせたのは二日前の朝、つまりはデルフが帰ってきた日の翌日である。
その日は少し早めに起きた魔理沙はベッドの上で上半身だけ起こし、何気無く部屋の中を見渡した。
ルイズと霊夢が未だ眠っているということを知って驚いた後、ふと見慣れない物が目に入ったのである。
(なんだあの剣は…みた感じ大分古そうな代物だな。というか何時の間に?)
この部屋の住人たちにはあまり似合わない一振りのソレを見て、魔理沙は首を傾げた
そんな時であった。その太刀――デルフリンガーが話し掛けてきたのは。
『よう。見ねぇ顔だがオメェはどっから来たんだ?』
突如その刀身を動かしながら喋ってきた事に対し、魔理沙は驚きつつも返事を返した。
「…私は霧雨魔理沙、そこら辺にでも普通の魔法使いだが…お前はそこら辺の武器屋じゃ売って無さそうだな」
突然の事で一瞬驚きはしたが、魔理沙の瞳は起きたばかりだとは思えぬほど輝いている。
今まで多くのマジックアイテムを蒐集してきた彼女であったがこのような喋る剣を見たことがなかったのである。
デルフの方も魔理沙の様子を見て(目のような部分は見あたらないが)嬉しそうな感じで言った。

『あったりめーよ!何たってオレ様は、インテリジェンスソードのデルフリンガーだからよ!』
デルフは部屋に響き渡る程の大声を出した。
しかしその結果、直ぐ傍のソファーで横になっていた霊夢の足に蹴飛ばされる事となった。

それから今日に至るまで、魔理沙はデルフという面白い話し相手兼ねマジックアイテムと親しくなった。
暇さえあれば話し掛けたり錆だらけの刀身を見て苦笑したりといった事をしていた。
デルフの方もそういうのは満更でもないのかそんな魔理沙に対しては本気で怒鳴るような事も無かった。(刀身が錆びていると言われた時は流石に怒ったが)

「全く、こうも騒がしいとお茶も飲めないじゃないの」
ただ余りにも騒ぎすぎたためかルイズと霊夢に怒られたりもしたのだが。
特にルイズからは「次、騒ぎすぎたらベッドに入れてあげないからね。ダメ剣は学院の倉庫に入れてやるんだから!」と言われた。



魔法学院の食堂で働く者達は朝早くから起きて仕事をするが、その後にも当然仕事はある。
料理の仕上げや貴族の子弟達が食事を出来るよう準備した後、小休止を入れて再び動く。
それが意味する事は、この食堂に朝食を頂きに学院の生徒や教師達が来るという事であった。

朝食を頂く前の祈りも終え、生徒達は目の前に広げられた食事に手を伸ばしていた。
フルーツソースのかかったパイ皮に包まれた焼き鱒や豊富な野菜が入ったスープ。
焼きたてのクックベリーパイに、大きな籠に幾つも入った真っ赤な林檎。
しっかりと中まで火が通った鳥の丸焼き、そして極めつけに朝からワインを瓶で丸ごと一本
彼らが手を付けるメニューの中には、これが朝食のメニューなのかと思ってしまう料理もある。
教師たちならともかく、まだまだ育ち盛りの多い生徒達にとって質素――彼らの目から見て―な食事では満足しないのである。
料理長であるマルトーはそんな生徒たちに対してこりゃあ将来が大変そうだな、と思っていた。
しかし作らなければ仕事にならないので、会えて同情するようなことはしなかった。
75 :無重力巫女の人2011/01/31(月) 21:44:13 ID:g7cMf6Wr



「…ねぇねぇ。三日前の事件…あれってまだ解決してないのでしょう」
「えぇそうよ。確か警備の衛士たちが全員眠らされていたって事件…一体何だったのかしら?」

ふと耳に入ってきた話に、ルイズはクックベリーパイを食べるのを止めてしまう。
そして口元にまで近づいていたパイが刺さったままのフォークを受け皿の上に下ろし、安堵の溜め息をついた。
彼女にとって、この話を原因を作ったのが誰なのかは既に知っており。事情も聞いた。
といっても半ば無理矢理にでも聞いた。そうでなければあの少女は話してもくれないだろうから。
話を聞く限り、どうやら事件の原因や何があったのかは、全然わかっていないようだ。
少女の方も「まぁ跡形もなく消したし、今頃風に乗って何処かへ行ってるはずよ」と言っていたから大丈夫であろう。
ルイズが再度安堵の溜め息をついたとき、ふと横の方から声が掛かった。

「どうしたのよルイズ?具合でも悪いのかしら」
「…え?」
ふと自分の名前が呼ばれた事に少し驚き、そちらの方へ視線を向ける。
そこにはもう食事を終えたのか、綺麗にロールした金髪が目映い『香水』のモンモランシーがいた。
普段ならば自分の名前を呼ばないような彼女に名前を呼ばれ、思わず唖然としてしまう。
まさか今日は空から雨じゃなくて香水がふってくるのではと思い、鳶色の瞳に不安の色がよぎる。
それを見て何を考えているのかわかってしまったのか。すぐさまモンモランシーの顔に怪訝な色が浮かぶ。

「私が貴方の名前を呼ぶことってそんなに珍しいのかしら…?」
「そうなんじゃない?むしろ私が声を掛けた場合より驚いてるかもね」
「へ〜、そうなんだ。…って、なんでアンタが私の後ろにいるのよ」

モンモランシーの言葉を返したのは唖然とした表情を浮かべていたルイズではなく、キュルケであった。
いつの間にか自分の背後に立っていたキュルケに軽く驚きつつ、モンモランシーは言った。
「貴方と同じよ。朝にあまり食べ過ぎるのもどうかと思ってもう出ようかと思ってたところよ」
燃えさかっている炎と同じような色をした赤色の髪を片手でサッとかき揚げつつも、キュルケはあっさりと言う。
それを聞いたモンモランシーは納得したかのような表情を浮かべた後、何度か頷いた。
「昔はそれ程気にしてなかったけど、何故か今年に入って妙に気になるしね…」
少し憂鬱そうな彼女の言葉に、キュルケも同意するかのようにウンウンと頷く。
「そうよね〜。…まぁ私が知ってる限り、二人だけはもっと食べないとダメかも知れないけど」
そう言って未だ唖然としているルイズの顔へと視線を向けた。
自分の髪と同じ色の瞳には、何故か哀れみ色が惜しげもなく浮かんでいる。
まるで路地裏に捨てられた子猫を遠くの窓から見つめているかのような悲哀の色が。
「え…?何よ、何で私をそんな目で見つめてるのよ」
入学どころか生まれる前から好敵手であったツェルプストーの娘にそんな目で見られ、思わず驚いてしまう。
困惑の表情を浮かべているルイズに、モンモランシーが声を掛ける。
「大丈夫よルイズ…私だって数年前くらいは貴方と同じだったし…その、ちゃんと食べればもっと伸びるはずよ。…多分」
その声にはキュルケの言葉とよく似た悲哀の色が漂っていた。
「何よそれ!教えるのならハッキリ教えなさいよ!?」
この二人が言っていることの意味が良くわからないでいるルイズは、思わず言葉を荒げてしまう。

一方、食堂出入り口の傍にある休憩所でも、話をしている二人と一本の姿があった。
「…そういやアンタ。意志を持ってるって他にも特徴は無いの」
霊夢は朝食とした出た白パンの一欠片をスープに浸しながら、テーブルの上に置いてあるデルフに話し掛けた。
『唐突だなオイ…いんや、オレにはそんな力はないさね』
「つまらないわねぇ。アンタ本当に暇なときの話し相手じゃない」
『あのな、オレは意志を持っているタダの武器だぞ?武器なら敵に向けて振るのが一番良い使い方さ』
「そもそもアンタ、刀身が錆びてるんだから戦うのは無理なんじゃない?……ハグ」
霊夢はカチャカチャと音を立てながら喋るデルフにそう言い放ち、スープに浸ったパンを口の中に入れる。
無造作に置かれたインテリジェンスソードはそれを聞いて悲しかったのか、鞘が小刻みに震え始めた。
76 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/31(月) 21:45:35 ID:BfLVVJeQ
そういえば霊夢の服やお祓い棒などの道具は霖之助手製のものだったなぁ
支援
77 :無重力巫女の人2011/01/31(月) 21:47:37 ID:g7cMf6Wr


霊夢とデルフが再会したのは今から三日前の夜。霊夢がキメラを倒して部屋に帰ってきた後である。
部屋に帰ってきた彼女がまず目にしたのは、ベッドで寝ている魔理沙の横でちょこんと座っていたルイズであった。
彼女は霊夢の姿を見るなりバッとベッドから飛び降り、どことなく疲れている巫女に詰め寄った。
「あっレイム!あんた今まで何処行ってたのよ!というか何してたのよ!」
「何処でも良いじゃないの。ちょっと虫退治に行ってただけだから。あとは眠いからまた明日ね…」
帰ってきて早々、ルイズの罵声を耳に入れた霊夢はうんざりとした様子で返すとソファに腰を下ろす。
霊夢としてはルイズに詰め寄られるよりも早く寝間着に着替えて横になりたかった。
そんな霊夢の態度にルイズは顔を赤くし、さっきよりも大きいボリュームで怒鳴ろうとしたとき――何者かが割って入ってきた。

『おいおい、使い魔とそのご主人さまはもっとこう…和気藹々としてるもんだろ。お前ら殺伐し過ぎだよ』

少しエコーが掛かっているような男の声に、ルイズと霊夢は一斉にそちらの方へと視線を向ける。
声の先にあるのは、ベッドの上に置かれた傍に一本の太刀であった。
何処かで見覚えがあるものの、一体何処で見たのかと一瞬だけ悩み、すぐにその答えが出た。
「デルフじゃないの。…そういや部屋に持ってきてたのをすっかり忘れてたわね」
『OK、お前らには共通点が一つだけある。お前らはまず自分たちの持ち物の存在を忘れないように心がけろ』
今思い出したかのような霊夢の言い方に、デルフは何処か諦めにも似た雰囲気を刀身から漂わせつつも言った。



「まぁなんだ。武器として使われる以外にも良い使い方はきっとあると思うぜ」

霊夢とデルフの会話を横から聞いていた魔理沙は、手に持っていたフォークでデルフの入った鞘を軽く小突いた。
『おいおい…慰めてくれるのは嬉しいがそんな物で鞘を小突くなっての』
しかしそれがイヤだったのか声を荒げ、激しくその刀身を動かした。
それに驚いたのか否か魔理沙はすっとフォークを下げると受け皿に置き、肩をすくめて言った。
「何だよデルフ。フォークに付いてるソースなら洗えば落ちるだろ?」
多少の悪気が入った魔理沙の言葉にデルフはその刀身を一層激しく揺らす。
『そういう問題じゃねーっての!鞘っつーのはオレっちを剣にとって、家であり服でもあるんだぞ!』
デルフの言葉に、魔理沙は満面の笑みで言った。

「なら問題ないぜ。何せ服も家も、ついた汚れを水で洗い落とせるからな」

(ホント、見ていて飽きないわねぇ…)
霊夢は魔理沙とデルフのやりとりを見ながら、紅茶を啜っていた。
デルフと魔理沙、一見喧嘩しているようにも見えるが魔理沙の多少意地悪な性格がその一線を越えないでいる。
あっけらかんとした顔の彼女から出てくる言葉には毒が入っているものの、それを言う本人には何の悪気もない。
しかし、霊夢が知ってる限り゛毒が混じった言葉を出す゛ような性格の持ち主なら魔理沙の他にも何人かいる。
紅魔館のパチュリーはハッキリと言うし、妖怪の山からやってくる文は会話の途中途中に紛れ込ませ、紫に至っては意味が良く分からない毒を吐いてくる。 
だが魔理沙にはその他にももう一つ゛笑顔゛という効くヤツには良く効く有効な武器を持っていた。
女の子の優しい笑顔とは違う、自分だけの秘密基地を作り終えたばかりの男の子のような元気で活発的な笑顔。
特に同じ魔法の森に住む人形遣いには効果抜群らしく、何度激しい喧嘩になっても結局最後には元の状態に戻ってる。

とまぁそんな魔理沙の笑顔にこのインテリジェンスソードは仕方ないと悟ったのか、
「イヤだから…はぁ〜」諦めの雰囲気がイヤでも漂う深い溜め息をついている。
霊夢は紅茶を啜りながらも、そんな二人のやり取りを静かに見守っていた。

「平和ね…本当に平和ね」
幻想郷の巫女は誰に言うとでもなく呟いた。
その姿はとても、多くの人妖と戦ってきた少女には見えなかった。
79 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/01/31(月) 23:28:43 ID:BC4lF+zG
無重力の方乙でした。

前回までのバトル物とは一気に変わってほのぼのな朝。
そういえば、>>76さんの公式設定があるからこそ、二次創作で霖之助が変態扱いを受ける要因になってしまったんですよね〜。
普通に呉服用品の為に測っただけだと言うのに哀れ。

後、霊夢の服って同じ様に見えて微妙にデザイン変わってるますよね。
しかもあんなに脇が露出してるのに冬使用もあるそうで。

何はともあれ、次回も期待です。
80 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 00:19:26 ID:7rvH/DFf
ルイズ伝、無重力の方
それぞれ乙でした。
武蔵伝は小さい頃思い出すわw何気にめっちゃ豪華声優陣だったり
読みかえしてきたが設定をよくミックスさせてると思った、頑張ってほしい

無重力の方は台詞回しとか原作大事にしてる感じがする、ニヤリとするときあるし
素材が自由度高いとうまい具合に書けるのか、読みやすかった
これからも続き待ってる
84 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 19:10:36 ID:OWaxxXef
無重力のひと乙です
脇巫女服はめんどくさいの行き着いた果てだったのかw
さすが霊夢さんやで!
85 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 20:43:45 ID:VW7LuarF
うーん、やっぱりゼロ魔側のキャラって基本的にパワーバランス悪いな
マチルダやワルドクラスならともかく、
話を面白くさせるためにギーシュ相手に苦戦させるとそのキャラの格が著しく落ちる
かといって無双させると味気ないし、
力に制約つけるともどかしいだけだしなあ
難しい
86 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 20:47:22 ID:38GCjbO5
>85
ギーシュ相手だと無手だから全力が出せない、ってのはゼロ魔にも沿ってて普通だと思うよ。
ムサシしかり、下がる男しかり。
87 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 20:49:13 ID:gScDY0ck
パワーバランスの調整のためにミノタウロスや吸血鬼をぶつけたり、ギーシュでは満足しないが、小悪党な高官辺りだとたいていがトライアングル以上になるから、テンプレストーリーライン以外に進めるのもあり。
88 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 20:52:18 ID:v7TFeUaf
>>86
大丈夫だ。虎眼流なら無手でも問題ない。
90 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 20:52:51 ID:PsRnmSpb
>>85
そりゃクロスなんて大抵「強くなってニューゲーム」だもの
レベル99で始めて序盤のスライムに「パワーバランス悪いな」とかいうようなもんだ

というか別にギーシュと無理に戦わせんでも
これまでどんな相手だろうとさんざん無理やり戦わせられたんだ
休ませてやろうぜ
91 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 20:53:04 ID:ba0IlW3T
ギーシュがトラウマになるレベルに圧倒的な無双だと清々しい
92 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 21:09:05 ID:U05xmdBR
まあギーシュは使い魔お披露目みたいなものだから
その後のフーケやワルドも苦も無く倒せるようだと、他の部分で頑張らなくちゃいけなさそうだけど
93 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 21:11:25 ID:G/GhEFF7
ギーシュの使い魔は土木作業とか破壊工作で活躍するタイプだし
さしずめジャブローのアッグ
94 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 21:14:35 ID:QrRlMTdQ
強さ的に、
ギーシュ<召喚キャラ<フーケって感じなら話は早いんだろうけど、そんな都合のいい塩梅のキャラなんてそうそういないしなぁ。
つーか、ギーシュのレベルでもワルキューレで普通に人間を殴り殺せるし。
そこはガンダ補正でカバーとは言っても、ガンダ補正が入った時点でパワーアップで原作より強くなるし。
95 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 21:15:21 ID:ltnKxReI
>>85
ロレーヌとか適当なオリキャラとでも戦わせれば良いじゃない。
96 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 21:38:46 ID:U05xmdBR
>>94
まともにやりあうなら再生付き巨大ゴーレムは手強いと思うけどな
97 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 21:58:23 ID:CgLSj9W/
ギーシュとの勝負を回避した。ダイジェストで解説しただけ。
ガンダ補正でやっと引き分けた。という珍しい展開もあるけど。
99 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 23:00:29 ID:JEo2g2wJ
>>97
某ラスボスはガンダ補正があっても壮絶な泥仕合になってたな
100 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 23:06:06 ID:wevTxuqP
>>96
手強いよね まともに戦い続ければ負けるキャラもいると思う。
サイトじゃないからやらないだろうけど。
101 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 23:09:42 ID:IyopDdB7
>>90
難しいもんだな・・・そうだ!
じゃあ「強くてニューゲーム」で始めなければいいんじゃね!?
102 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 23:13:24 ID:AxoJ0Vl0
大抵はクロス先の原作終了後から召喚されるパターンが多いしな
とは言うものの、原作開始前や物語進行中に呼び出すと
本来やるべきことを全て投げ出したまま長期間ハルケに拘束されるわけで
それはそれで難しい
103 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/01(火) 23:27:00 ID:IyopDdB7
一段落ついて、ここで終われますよ。ってところから召喚するとか
104 :ゼロの賢王2011/02/01(火) 23:31:42 ID:F0GhyAKp
お久し振りです。
年始のOCN規制で暫く投稿出来ませんでしたが、それも解けたみたいなので
特に予約が無ければ11話を投下します。
105 :ゼロの賢王 11話2011/02/01(火) 23:32:50 ID:F0GhyAKp
馬車は、フーケの隠れ家と目される小屋へと向かって揺れている。
道中、手綱を引いているのはオスマンにより同行を命じられたミス・ロングビルであった。
キュルケは暇つぶしがてらロングビルへと話し掛けた。

「ミス・ロングビル。貴女ほどの方が手綱引きなんて似合いませんわ。御者でも使えばよろしかったですのに」
「いいのです。私は貴族の名を無くした者・・・。寧ろ、そんな私こそこういう役が適任とも言えますわ」

ロングビルが自嘲気味に笑う。
その様子を見て、キュルケが不思議そうに訊ねる。

「あら?貴女は確かオールド・オスマンの秘書じゃありませんでしたっけ?」
「フフ・・・年齢を重ねた者には重ねた分だけの事情というものがあるのですよ。ミス・ツェルプストー」
「そう・・・ですか。もしも差しつかえなかったら、その事情とやらを聞かせて貰ってもよろしいかしら?」
「・・・面白半分で人の事情に首突っ込むのは良くないぜ」

ポロンがそう言うと、ルイズも同調する。

「そうよ。みっともないからよしなさい。無神経に過去を訊ねるのは貴族としてすべき行為じゃないわ」
「あら、親交を深める為のお喋りがいけないって言うの?」
「何事にも節度というものがあるわ。誰にでも踏み込まれたくない部分は必ずあるのだし、アンタにだってそういうのあるでしょ?」

ルイズにそう言われると、キュルケはつまらなさそうに肩をすくめる。

「ハイハイ、私が悪かったわよ。ハァ、まだ着かないのかしら?」
「緊張感が足りないわよ、ツェルプストー」
「緊張し過ぎで動けなくなるよりマシだと思うわ。それにしても、アンタからそんな風に言われるとは思ってもみなかったわ。ま、どうせアンタ足手まといで何も出来ないんだし、今の内に好きなだけ言ってればいいんじゃない?」
「な、何ですって!?」

ルイズは憤慨して、キュルケに食って掛かる。

「見てらっしゃい!!私の魔法でフーケなんて簡単に捕まえてやるわ!!」
「ハイハイ、魔法魔法。凄いわねー」

キュルケが馬鹿にするかの様にパチパチと乾いた拍手をすると、ルイズはプルプルと震える。
まさに導火線に火がついた状態であった。
ポロンがルイズを宥めようと声を掛ける。

「そんじゃあ頼りにしてるぜルイズ!」
「・・・そこはかとなく馬鹿にしていない?」
「いやいや、そんなことは無いって!」

慌てるポロンの顔をキュルケはじっと見ていた。
すると、何かいい案を思い付いた。という様に手をポンと叩く。

「そうだ!ちょうどいい機会だし、どうせならミスタの話を聞かせて下さらないかしら?」
「俺の?」
「ダメかしら?」
「俺は別にいいけど、ご主人様が何て言うか・・・」

ポロンは横目でチラっとルイズの方を見る。

「・・・別に構わないわ。私も興味なくはないし」

1人本を読んでいたタバサも本を閉じてポロンの方を見る。

「あら、タバサ。貴女がわざわざ本を閉じるなんて珍しいじゃない」
「・・・興味がある」

普段感情をあまり露にしないタバサも少しそわそわしている様である。
106 :ゼロの賢王 11話2011/02/01(火) 23:34:24 ID:F0GhyAKp
ポロンは何となく気分が良くなり、オッホンと軽く咳をする。

「それじゃあ、ポロン様の波乱万丈の人生と活躍の日々をお聞かせしましょう!」

芝居がかった言い方で見栄を切ると、ポロンは昔の話を語り始めた。
勿論、異世界であることを誤魔化しつつ、その上であること無いことを付け加えながら、
実際よりも自分の活躍を盛り込んでルイズたちに聞かせた。
最初は興味津々で聞いていたルイズたちも、そのあまりに荒唐無稽な内容に途中から話半分で聞くようになり、
とうとう誰も本気にする者はいなくなった。
タバサも途中から閉じた本を再び開いて読み始める。

「……そこで俺様の魔法がドカーン!と決まって世界の平和は守られたのさ!!」
「……そろそろ森に入りますよ」

ロングビルの冷静な声がポロンの話に終止符を打った。

馬車が深い森の奥へ入ると、そこは鬱蒼としており、日の光も遮られていて真昼間というのにまるで夜の様に暗かった。
薄気味悪く、聞いたことの無い鳥の鳴き声が辺りに響き渡る。

「・・・これ以上馬車で進むのは危険ですね。申し訳ありませんが、皆さん馬車から降りて頂いてもよろしいですか?」

ロングビルの問いに誰も首を横には振らなかった。
皆馬車から降りると、ロングビルの案内に従い歩き始める。
日の光が届かないせいか、辺りが湿っぽく感じられる。
生い茂る草を掻き分けて先の見えない森を進んでいくのは体力的には勿論、精神的にも消耗していく。
そんな中、ポロンは1人考えていた。

(・・・おかしいな、自然のまま過ぎる)

隠れ家として利用している以上、フーケは何度かこの森を通っている筈である。
その割には、人のいた痕跡があまりにも無さ過ぎた。

(本当にフーケの隠れ家がこの森の奥にあるのか?)

考えながら歩くポロンを見て、ルイズが不思議に思う。

「?どうしたの、ポロン?何からしくない顔しちゃって」
「ん、何でも無い」

ポロンは素っ気無く言った。
ルイズはポロンの態度に少し寂しさを覚えた。

「・・・そう」

それだけ言うと、再び無言で森の奥へと進んで行く。
暫く歩いていると、5人はようやく開けた場所に出た。

「・・・あそこですね」

ロングビルが指差した方を見ると、そこには1軒の小屋があった。

「私の聞いた情報ですと、フーケと思われる黒ずくめの男があの中へ入って行ったそうです」

遠目から見ても、人のいる気配は感じられなかった。
果たしてどう行動すべきか、ルイズたちは相談を開始した。

「皆で一緒に、はダメですね。罠だったら全滅ですから。ここは人手を分けるのは如何でしょうか?」

ロングビルが提案する。
108 :ゼロの賢王 11話2011/02/01(火) 23:43:39 ID:F0GhyAKp
誰も反対する者はいなかった。
「・・・なら俺が小屋の中を見に行くよ」
ポロンが立候補する。
「なら私も行くわ!」
ルイズは声を張り上げる。
「使い魔が行くと言うなら私も一緒に行くわ!それが主人としての務めよ!」
ルイズはそう言って後へは引かなかった。
こうなると、梃子でも動かないのがルイズであるので、ポロンは仕方なく折れることにした。
「・・・仕方無いな。危なくなったら逃げるんだぞ?俺だって逃げるから」
「貴族は敵に背中を見せたりしないわ!」
ポロンは心配そうな顔でルイズを見たが、それ以上反対はしなかった。
その他に、キュルケとタバサが付近で待機、ロングビルは森の中にフーケ、もしくはその仲間が潜んでいないか確認。といった風にそれぞれの役割を決めた。
「それでは行きましょう」
ロングビルの言葉と共にルイズたちは小屋へと向かった。
入り口付近でキュルケとタバサが所定の位置につき、ディテクトマジックで中を確認する。
どうやら中には誰もいないみたいで、それを察知したキュルケがOKのサインを出す。
ポロンは小屋の扉に手を掛けるが、どうやら鍵は掛かっていないみたいである。
ポロンとルイズは小屋の扉を開けて中へ入って行った。
小屋の中へ入ると、そこは何年も使われていないかのように埃が充満していた。
2人は思わず咽帰る。
「ゴホッゴホッ・・・凄い埃だな」
「ゴホッゴホッ・・・破壊の杖は何処!?」
2人は中へ入ると、室内を捜索した。
(・・・この埃、明らかにこの小屋に人の出入りが無かったという証拠だ。ということはここはフーケの隠れ家ではない?)
「あったわ!」
ルイズの声にポロンはハッとなる。
ルイズの元へ行くと、そこには確かにそれっぽいものが置かれていた。
「これが破壊の杖ね。確かに普通の杖とは全然違う・・・」
「つーか、それって・・・!?」
ポロンが何か言いかけた瞬間、物凄い地響きが2人を襲った。
2人は耐え切れず、尻餅をつく。
「な、何よ一体!?」
「!!ルイズ、危ない!!」
落ちてくる天井の破片からルイズを庇うと、ポロンは呪文を唱えた。
「バギ!!」
真一文字の真空の刃が落ちてくる天井の破片を粉砕する。
「た、助かったわ。ありが・・・」
「お礼はいい、早くここから出るぞ!!」
「え?わ、ひゃあ!」
言うなり、ポロンはルイズをお姫様抱っこで持ち上げて、小屋の外へと駆け抜けた。
小屋の外ではキュルケとタバサが身構えている。
「ルイズ!ミスタ!大丈夫!?」
「ああ・・・一体どうした!?」
「あれ・・・!」
タバサが杖を向けた方を見ると、そこには学院内の宝物庫を襲ったあの30メイルのゴーレムが立っていて、こちらを見下ろしていた。
109 :ゼロの賢王 11話2011/02/01(火) 23:45:36 ID:F0GhyAKp
久々なのでこんな感じで。
最後の方は改行制限で何度も弾かれたのでむしゃくしゃしてやっちゃいました。
読み辛かったら申し訳ありません。
だって、上手く分けられる部分が無かったから・・・。
次回もよろしくお願いします。
111 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 15:34:19 ID:pryOU+Yc
ギーシュ戦って使い魔の能力披露と同時にカタルシスを得るためのイベントだからそこで苦戦されたりすると苛々が溜まる
俺だけかもしれんが
112 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 16:15:44 ID:htIIv1w5
ポロンの人乙
他人の自慢話って、ひどくつまらないからルイズたちの反応も仕方ないわなあ
113 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 17:16:38 ID:Cn2vuBVO
>>111
キャラによってはそういうのあるな
まとめのシャンゼリオンとか、変身+ガンダールブ補整込みでワルキューレと良い勝負はいろいろ違うんじゃないかと思ったり
114 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 18:19:32 ID:nFzKZGzk
そこらへんのボンクラ高校生+ガンダールヴ補正でギーシュには楽勝だからな
召喚されたキャラが高校生未満の能力か何かの事情でガンダールヴ補正無し(加えてさほど強くないキャラ)でない限りギーシュに苦戦はありえまい
116 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 18:43:26 ID:lOflXNsB
ヘタに手加減できないやつだとギーシュが殺されかねない。
そこで色々ストーリーに修正をかけないといけなくなる。
117 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 18:51:30 ID:G/pUz2wO
そりゃ手加減できるできないだけの話でなく召喚されてるのはサイトじゃないんだから
大なり小なりストーリーは変わるんだから修正は必要さ
118 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 20:19:03 ID:j5DB+8NA
>>114
あ〜る・田中一郎でも召喚しませうか?

逆に、逆に考えるんだ! ギーシュイベントなんて回避しちまえよ
119 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 20:27:14 ID:pryOU+Yc
いっそギーシュを漢の世界にいざなってしまえばよいのだ
120 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 20:29:50 ID:koQ0JCoW
顔立ちが妙に濃くなって、読みづらい感じの技名で魔法を使うギーシュか…
122 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 20:57:57 ID:SldFH6lw
ギーシュ相手に苦戦はまだいいけど、酷いときにはギーシュに負けることもあるからな
それだけは違うと思う
123 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 21:18:04 ID:EAe3nsub
>>119
そういうのを姉妹スレで見たような気がする。
124 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 22:06:37 ID:yb+oTO2v
逆に考えるんだ。負けても不思議じゃないキャラが主人公になればいいんだ

もしくはぷれい部方式
125 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 22:09:19 ID:AodHUQqV
大部分の連中はギーシュ相手にあっさり勝っちゃうんだから、
たまには辛勝とか引き分けとか敗北とかがあってもいいじゃないの。
126 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 22:12:35 ID:bMfbnfin
逆に、己の魅力が足らないせいなのを男に責任押し付ける基地乙、とか何とか言ってモンモンと決闘するのはどないだろか
128 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 22:45:38 ID:c4AUxCS7
>118
なるほど、彼なら決闘を申し込まれたのに気がつかないと言うのも……

「ガーゴイルだったのか!」
「ち、違うよ。ガーゴイルじゃなくて、アンドロイドだよ」
「ガーゴイルなら、サモン・サーヴァントで喚んじゃうのも、ワルキューレと平気で戦えるのも、おかしくないか」
>126
ギーシュ「ボ、僕のために争うのはやめたまえ!」
129 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 22:47:19 ID:htIIv1w5
>>126
移転しちゃった作品だけど、ミズ・シタターレはモンモランシーと決闘してたっけ
130 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 22:49:17 ID:j53VylmT
>>125
いやいやギーシュ戦を敗北で終わらせるのはダメだろ
貴族に善戦した平民の使い魔じゃなくて、貴族に勝った平民の使い魔って部分が重要なんだからさ
ゼロ魔のストーリーをなぞるなら、そこを履き違えちゃダメ

ストーリーなぞらないでオリジナルで原作ブレイクしまくるというならそれでもいいが
131 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 23:05:46 ID:G/pUz2wO
なぜ「なぞり」をありきで考えるのか
まあその方が楽だからなんだろうけどさ
132 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 23:27:03 ID:lDpKB4N1
ギーシュは所謂ヤムチャだからなぁw
まぁ、勝つにせよ負けるにせよ面白けりゃいいんだよ!
133 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/02(水) 23:27:51 ID:pryOU+Yc
これ言うとアレだけど結局は何を召喚するかに依存するね
それでもガンダールヴ発動したら元の能力値が低くても基本的には勝つだろうけど
リーヴスラシルにして、周りの人(のルイズへの態度とか)をもうちょっと優しくして、全体の最後の最後で覚醒
とかだとギーシュ戦で負けることが後のカタルシスの増大に繋がるが、多分難易度高い
134 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 00:04:41 ID:jXHSwpwJ
>133
第四の使い魔召喚した作品ってここだと何があるっけ?
自分は英雄や小ネタの黒と零、アンパンマンあたりしか思いつかないが。
135 :呪いの使い魔2011/02/03(木) 00:12:46 ID:2QZt22Uz
どうもお久し振りで〜す
覚えている方いらっしゃいますでしょうか?
るい智とのクロスオーバーの2話目が出来ました
0:15頃に投下します
136 :呪いの使い魔2011/02/03(木) 00:15:27 ID:2QZt22Uz
サモン・サーヴァントで花城花鶏を召喚したルイズは彼女を連れて自室へと戻った。
何故か息も絶え絶えになって。
ルイズは花鶏に向かって怒りの言葉を浴びせ掛ける。

「ハァ、ハァ……、次あんなことしたら本気でぶっ殺すからね!」
「何よ?ちょっと胸揉んで筋なぞっただけじゃない!」
「ちょっとじゃないわよ!!」

部屋へ戻る間にパラダイスフィンガーなる叫びと共に体中を蹂躙されまくったルイズは、顔中を真っ赤にしながら怒る。
しかし、花鶏はそんなルイズの謗りをまったく意に介さずに視線をルイズの胸へと集中させていた。
花鶏の視線に気付くと、ルイズは再び怒りの声を上げる。

「何処見てるのよ!!」
「ああ……いいわあ。すっごくいい!その少年の様に平べったい胸……。正に芸術だわ……」
「小さくて悪かったわね!!好きで小さくなったわけじゃないわよ!!」
「まあ、智やこよりちゃんに比べたら大きいわね」
「……………………!!」

ルイズは怒りたくても何をどう怒ればいいのか分からなくなって、声にならない声を上げた。
暫くした後、冷静に冷静にと自分に言い聞かせながらベッドに腰掛け、改めて花鶏と対峙する。

「……取り敢えずアンタは私の使い魔になったわけだけど……それは分かるかしら?」
「なあに?いきなりそういうプレイ?ルイズちゃんったらマニアックねえ……」
「ち・が・う!!……アンタ自分の左手を見て見なさいよ!!」

花鶏は左手を確認する。
そこには謎のルーン文字が刻まれていた。

「……何よこれ?彫り物?そういうのは趣味じゃないっての!」
「それは使い魔のルーンよ。つまり、アンタは私の従順な使い魔なの。分かった?」
「私に受けをやらせようってわけ?」
「……もういいわ。取り敢えず使い魔は主人の目となり耳となる力があるの。要するに感覚の共有ね。どう、何か見える?」
「白いレースが見えるわね」

花鶏は何時の間にか屈み込みながらじっとルイズのスカートの奥を観察している。

「……………………!!」

ルイズは慌ててスカートを押さえた。
花鶏はペロリと舌を出す。

「じっくり堪能させて貰ったわ」
「あああああ、アンタねえ!!……つ、次行くわよ」

ルイズは気を取り直して話を再開する。
138 :呪いの使い魔2011/02/03(木) 00:19:44 ID:2QZt22Uz
2話終了です
ちょっと短いかな?
もっと長いほうがいいですかね?

ちなみに花城花鶏は(ハナグスク アトリ)と読みます
このキャラは作品本編でもこんな感じです
るい智は本当に面白いので是非オススメします
ではまた!
139 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 01:33:15 ID:g2Bvrf/D
おつおー
最後の揉めるが一瞬別の意味に見えたのは秘密だ
141 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 09:09:04 ID:g9rQbuca
WORKING!!から小鳥遊一家を召喚

宗太を召喚したルイズであったが宗太は近くに居合わせた(小さいという理由で)タバサと契約してしまう
仕方なく一緒に召喚された梢と契約するも梢は自分の下着しか洗濯してくれないのであった

ジョセフに召喚され宗太とタバサのことを知った泉は二人の仲を引き裂こうと(無駄な)努力を始める
そう、タバサのように小さくては自分が介護してもらえないのだ

ティファニアに召喚された一枝は子供たちのため弁護士として荒稼ぎをして平和に暮らすのであった

ロマリア教皇に召喚されたなずなはその立場を最大限に利用し味方を増やしていく
全てはお兄ちゃんのため、ハルケギニア全土を巻き込む小学生の野望が幕を開ける・・・

こんな感じでどなたかお願いします
142 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 13:09:28 ID:DizwdZVD
>>128
アンドロイドと聞いてPSOからキリークの旦那とか考えたが
あの世界のアンドロイドメンテフリーなんだろうか・・・
143 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 13:13:22 ID:tugrazsu
フロウゥエンの人最近きたっけ?
新作で来るみたいだけど。
144 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 18:18:56 ID:QZtGeuia
>>141
避難所に隔離スレあるから、そっちでやんな
147 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 20:46:26 ID:dG7JdGRa
レミィ……はメンテ要るから無理か
どっかに梅田を呼んだら出来そうだけど

梅田呼んだら結構カオスりそうだww
148 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 20:49:09 ID:I7B+qGC3
>>147
ゴッパゲと組ませたら凄いことになりそうだな
149 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 20:55:34 ID:66MTCIUc
梅田と言われるとアンドローと思う。
テッカマンのパートナーでアフロでサイボーグで宇宙人とのハーフなんでしたっけ?
150 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 22:13:22 ID:zz5uOcSA
ドラえもんでさえ整備いるしなあ
整備フリーならユートムでも呼ぶかな。頭打たれたらアウトだけど
151 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 22:38:01 ID:Ydx/yFSj
>>143
フロウエンの面白かったけどあれで完結なの?
俺たちの戦いはこれからだ?
152 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 22:59:09 ID:mM325CHg
そこでブレンパワードですよ
デッキブラシで磨いてやるだけでよかったっけ?
153 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/03(木) 23:23:56 ID:/LWxpEYD
確か作者がフロウウェンを別の作品に召喚してたのを書いてたような
あれって続きモノだったんだろうか
155 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 00:13:06 ID:ouK4hZ69
ロボライダーってメンテフリーでいいのかな?
156 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 00:21:44 ID:QnSB3HZ5
スパロボの超機人はメンテナスフリーだったっけ?
流石に損壊状況が酷いと修理は必要みたいだけど。
157 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 00:33:19 ID:OBvPrmIE
>>150
知ってる奴どんぐらいいるかな…>ユートム
ここはアレだ、ウインダムにしよう
相手が相手だからウインダムでも勝てる
158 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 00:48:47 ID:dJrc2cRa
大好きブルーノちゃんは人間と同じ飯食ってりゃいいエコロジーなデュエルロボットだよ!
159 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 01:00:59 ID:i1uCBycP
>>157
インセクタスやサラマンドラに勝ってることをお忘れなく
160 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 01:30:58 ID:JGWLnlpd
ゼオライマー(漫画版)ならメンテフリーだな
161 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 01:39:13 ID:eD4cQbSp
ロボ系→メンテどうすんのという議論はもはやパターンだな。
ならば最初にメンテに関しての話が出たときから言い続けているこの言葉を送ろう。
描写しなければいい。話の展開で都合のいい時に、メンテの問題を浮上させればいい。


逆に考えるんだ。
メンテが必要だと考えるんじゃあない。
メンテを描写しなければいいと考えるんだ。
163 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 01:59:25 ID:ylwjA5/s
私にいい考えがある
ですねわかります
164 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 03:10:27 ID:hpNFaVN6
>>155
RX系統は太陽電池積んでるようなノリだからメンテフリーじゃね?
問題はロボライダーをロボットといえるかどうか不安なところだ・・・
165 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 05:08:24 ID:IhRcC9Fd
なーに、この手の雑談が幾らあっても実際に書く奴がいないんだから何も困ることはないのさ
166 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 06:59:10 ID:ouK4hZ69
>>160
4人の虚無のうち誰か1人は中身がブリミルになってそうですね
もしくはリーブ21がブリミルとか
167 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 07:09:44 ID:2KZf2mv7
そういやラスボスの人のネオグランゾンってメンテどうしてんだ
168 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 07:50:54 ID:1c2qrweh
>>167

帰ろうと思えば帰れる&本人が科学者
169 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 08:01:10 ID:4g38EdNV
世界を渡り歩けるのなら、別にメンテフリーである必要もないしなw
170 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 08:33:37 ID:nvTwGlsh
>>157
ユートムだったら地下の風石もなんとかなるじゃないか
171 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 08:55:49 ID:xvIgPdn1
グランゾンはHP・EN回復(大)持ってるから修理いらず燃料いらずじゃね
縮退炉に物放り込むだけの簡単なお仕事です
172 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 10:27:48 ID:i1uCBycP
ナデシコ劇のブラックサレナは一機で暴れてたみたいだけど補給整備はどうなんだっけ?
アキトはガンダ修正で回復できるとして、どうも二次が氾濫し過ぎててわけわからん。
174 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 12:20:13 ID:ANY/Lhq3
>>163
なにげにその人、仲間なんていらないぐらい強かったりする。

敵の基地に単身突撃して無双して帰ってくるとかたまにやるし。
175 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 12:42:51 ID:Asi+AAIq
>>172
ネルガルで補給だか改修受けてるシーンはあったよ
177 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 17:02:23 ID:4j0fTP/v
>>153
なにそれkwsk
178 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 17:17:17 ID:lR9ZZM2c
何もないようでしたら、17:30より初投下を開始致します
召喚キャラは『世界樹の迷宮III 星海の来訪者』より、オランピアです
179 :計算外な使い魔 第1話2011/02/04(金) 17:30:36 ID:lR9ZZM2c
ここは地球とも、世界樹と「魔」が飛来したとある星とも異なる世界ハルケギニア。そして、その中の王国の一つであるトリステインに存在する魔法学院。
その名の通り、魔法を扱う者――――メイジたちの学院であるここでは今、メイジがその生涯を共にする存在である使い魔を召喚する、召喚の儀が行われていた。

「また失敗かよ!いい加減諦めろって!」

――――数度目の失敗、そして起こる爆発。
既に幾度も繰り返された失敗を見飽きたか、誰かが野次を飛ばす。

この儀の監督者たる魔法学院の教師コルベールは、現在使い魔召喚の魔法……
サモン・サーヴァントの失敗を繰り返している少女が、この儀式に際しどれ程の努力をしてきたかを知っている。
知っているが故に続けさせてやりたいと思ってはいるのだが、教師という立場上それは許される事ではなく。

「ミス・ヴァリエール。そろそろ次の授業もありますし、終わりにしますよ」

次の授業までの時間が押している以上、彼女一人を贔屓するわけにも行かず、そう告げる。
それは、この少女……ルイズにとって、死刑の宣告のようなものであり。
今ここで使い魔を召喚出来なければ退学、良くて落第。
そのようなことになっては、自分はおろかこの国でも随一の貴族の家系であるヴァリエール家の名にも泥を塗る事になりかねない。

「もう一度、もう一度だけやらせてください!」

そう必死に縋る。今までの失敗の連続だ、次に唐突に成功するなどと言う奇跡が起こるとは考えにくいし、ルイズ自身もそれは分かっている――――が。
それでも、一筋でも光明があるなら行う。何もしなければ、正真正銘成功の可能性は"ゼロ"だ。

「……分かりました。それでは、次で最後です。始めなさい」

あと一回だけなら、と。
時間が押している以上は本来ならばもう切り上げるべきなのだが、それでもあと一回だけなら、と。
努力家の彼女に最後の機会を用意しても問題は無かろうと、コルベールはそう判断し告げる。

『宇宙の果てのどこかにいるわたしの下僕よ!』

『神聖で美しく、そして強力な使い魔よ!!』

『私は心より訴えるわ! 我が導きに答えなさい!!!』

……そして、再びの爆発。
最後の機も失敗に終わったか――――と、誰もが思った時。
周囲で見ていた生徒の誰かが、爆発で巻き起こる土煙の中に何かを見、叫んだ。

「ゼ、ゼロのルイズが召喚に成功した!?土煙の中に影が見えるぞ!!」

信じがたいものを見た、と言わんばかりの叫びを受け、その場にいた全員が土煙の中を凝視する。

其処に浮かぶのは、人型の影。
亜人か何かを召喚したのかと誰もがその正体を空想する中、ついに土煙が晴れる。
180 :計算外な使い魔 第1話2011/02/04(金) 17:31:38 ID:lR9ZZM2c
「――――なに、これ?」

人型の、影。
その正体は、亜人でも、はたまた平民やメイジ、人間ですらなく。
謎の材質の金属のようなものでできた、人型の「なにか」だった。

「人形、というのは考えにくいな。しかし生物にも見えない……ゴーレムか、動いていないが、ガーゴイルか?
 しかし、それにしては精巧すぎる……頭部はまるで人と区別が付かないし、それにこの身体の材質はなんだ?」

右側で括られた、夜空のような青みがかった紫色の髪。ゴーレムなどとは明らかに違う、人と見分けが付かないような顔。
顔を見る限りは、無機的な尖った赤い耳を除けば、それはまるで人のようで。
しかし、素材の分からない金属じみた装甲や露出している胴部の骨格、胸の部分にある赤い核の存在はあまりに人とはかけ離れた姿だった。

「ねぇ、あれって人じゃないわよね?
 ガーゴイルか何かの類かしら。それにしては随分と造りが細かいけど……」

「ガリアにも、あのようなものは存在しない……恐らく、未知の技術か、存在」

遠巻きに見ていた、赤と青の対照的な髪色、そして体型をした少女二人が言葉を交わす。
召喚された"それ"は、この場の誰もが知らない謎の存在だった。

「……っと、おめでとう、ミス・ヴァリエール。
 召喚されたその……彼女は動かないが、恐らくゴーレムやガーゴイルか何かの類だろう、契約があれば動くかもしれない。
 さあ、コントラクト・サーヴァントを行いたまえ」

身体はあくまで人型を取っているだけで人とも思えないが、かろうじて女性的と見る事ができる体型。
そして、人間の女性のような顔をしたその存在を"彼女"と指し、コルベールが召喚の儀の続行を促す。

「はい……分かりました」

召喚された"もの"の正体はよく分からない。だが、召喚に成功したのは紛れもない事実だ。
動かないのが不安だが、まずは使い魔の契約まで行ってから、と。
ルイズは、使い魔との契約の魔法――――コントラクト・サーヴァントを行う。

『我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール』

『五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ』

杖を召喚された"もの"の額へと当て、そのまま口付けを交わす。
唇を離し、数瞬の後。使い魔としての契約のルーンが、その左手に当たる部分に刻まれる。

「これは……見ないルーンだな。後で調べておこう」

他の使い魔に刻まれる者とは異なる、特異な形状のルーン。
何時の間に近づいたか、コルベールがその左手を間近で興味深そうに眺め、スケッチを取り始めると。
今まで動かなかった、その使い魔の瞳が開かれた。

「………起動、完了」

唐突に発せられた無機質な声に、その声が聞こえる範囲にいたルイズとコルベールは同時に使い魔の顔を見る。

「私は……オランピア。
 世界樹の指令により生まれた魔を狩るための機兵……だった」

オランピアと名乗る、その使い魔は。

「あなたの使い魔となる。それが、私の新たな役目……」

ルイズの方へと歩き目前で跪くと、冷たく、何処か抑揚のない声でそう告げた。
181 :計算外な使い魔 第1話2011/02/04(金) 17:32:43 ID:lR9ZZM2c
 
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

「ええと、ミス……で良いのか分かりませんが。
 ミス・オランピア。その、機兵……というのが、貴女なのですか?」

唐突に口を開き、謎の言葉と名前を告げたオランピアに、コルベールが質問する。

「そう。私は、迷宮の奥に眠る、今は滅びた魔を討つ為に世界樹により生まれた機兵。
 深都では、私のような機兵を『アンドロ』と……そう呼んでいる」

先に述べた内容と同じような旨を、オランピアは答える。
しかし、質問をしたコルベール……否、この場にいるオランピア以外の誰もが、その説明では一切理解出来ない。

コルベールやそのそばで聞いていたルイズは、単語の意味は何も分からないまでも、
何かと敵対している存在が戦闘用に作り出した、意志を持ち動く魔法人形……ガーゴイルだろう、と大雑把に理解する。

「それで、"マ"っていう相手との戦いが理由で作られたけど、今は私の使い魔なのが役目、ってこと?」

およそ、今まで聞いた範囲で分かることから、そうルイズが確認する。

「そういうこと。
 海都の冒険者達によって魔は討たれ、役目を終え活動を停止していた私はあなたに召喚された。
 今は、この契約の証により貴女の使い魔としてあるのが私の役目」

"海都"と、またルイズ達にすれば意味の分からない単語……恐らく地名が出たが、
既に大雑把にしか理解の出来ない話である以上また一つ謎の単語が出たところで大して気にする事もなく。

世界樹より遙か離れた地だからか、使い魔のルーンの影響からか。
記憶は失われていないまでも、その使命は既に果たされた魔の撃破から、ルイズの使い魔として生きる事へと書き換えられていた。

「それでは……ミス・ヴァリエール。
 ミス・オランピアに使い魔としての仕事を伝えておいてください」

大きな疑念は残るが最低限の認識は行えたと判断したのか、コルベールはそうルイズへ告げ、周囲にいた生徒達に撤収を促す。

「おい、お前は歩いて帰れよ!」
「なんたって、"フライ"も"レビテーション"もまともに使えないんだからな!

次々に空中へと浮かんだ生徒達は、去り際にルイズへと罵声を残し、去っていく。

(人が、それもこの人数が空を飛んだ……? 占星術師の使うような、何かの術式の類?)

去りゆく生徒達を見、思案するオランピアと、冷静に罵声に対し無視を決め込むルイズ。
あのような中傷を受けようと、最早関係はない。
自分は、なんだかよく分からない存在だが使い魔の召喚に成功したのだ。もう、ゼロではない。ゼロとは呼ばせない。

「さあ、私たちも戻るわよ」

オランピアと名乗った、使い魔の少女?を連れて。
二人は、学院へと向かった。
182 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 17:33:52 ID:lR9ZZM2c
以上で第1話終了です。
丁度投下しようと思った矢先にロボ談義になって驚きました。
アンドロは大航海の際に食料が必要である事からすると人間の食事でもエネルギー摂取できる機構でも備わっていそうです。
183 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 18:54:26 ID:7bPabVra
ゾイドとかメンテ要らないんじゃない?
184 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 19:34:03 ID:eSYFfaJA
あ〜る君やガルちゃんなら、壊れても気がつかない。

>182
乙。
世界樹シリーズはSRSしか知らないけど、大体分かった。多分。
185 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 19:37:59 ID:TAvupzp6
>>183
ゾイドはあの星の外では生きていけないのよ
186 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 19:42:10 ID:e48pl0ds
>>184
あーるだと、ルーン効果がある時にはシリアスモードになるとか面白いかも

シリアスモードだと、人一人片手で投げ飛ばせる上に女子生徒にモテモテかつ論争もこなせると
本当に究極超人だしw
187 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 19:52:29 ID:qc17GSZ6
ルーン効果=剣装備でシリアスモードなロボットというと『私のカエル様』思い出すな
188 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 19:59:50 ID:e48pl0ds
そういえば二重人格のキャラとか、二重人格とまでは言わないが
本気になると別人のように性格が変わるキャラって召喚された事はない気がするから
やってみると面白いかもしれない

あ〜るは全巻手放したからシリアスモードでの細かい口調がちょっと思いだせん
189 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 20:10:03 ID:JsNWEp3k
成恵の世界の機族も基本的にメンテフリーだな
ロボットと言うより無機生命体だけど
190 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 20:10:20 ID:HfOp0eji
>>185
そこでゴーレムにゾイドコアを移植して装甲巨神Zゴーレムですよ
191 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 20:21:20 ID:JsNWEp3k
>>188
二重人格って訳じゃないが、スイッチが入ると異常に熱くなるヤツってことで高坂京介でも喚ぼう

ルイズ=桐乃
タバサ=黒猫
フーケ=フェイトさん
ベアトリス=かなかな
アンリエッタ=沙織・バジーナ
ルクシャナ=瀬菜

……麻奈実はどうしよう
192 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 20:38:55 ID:fuWNyd1W
>>185
実は同じ星らしい
193 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 20:50:44 ID:i1uCBycP
ウルトラマンは地球以外の星でも制限時間は三分間なのかな
グレートは大気汚染の激しい地球だから三分しか戦えない設定だけどハルケギニアなら10分くらい戦えるかも
194 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 20:50:55 ID:OvGm1dr6
>>185
ジェネシスの時代なら…
結局燃料が無くてアウトか
195 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 21:23:00 ID:dGUFp0uG
ガン×ソードのオリジナルセブンのヨロイはメンテいらないな
196 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 21:34:42 ID:KswqOuLz
>>194
ゾイドは生き物だからな。
結局は食糧(金属鉱石、高濃度イオン水、レッゲル等)が必要になってくる。
それにコアさえ無事なら再生するけど全くの整備要らずって訳じゃないみたいだしね。(人間で言えば整体や治癒促進、予防接種みたいなものなのかな?)
197 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 21:46:57 ID:oWplhE85
>>195
サテライトベースに自動送還されれば、だけどね
だから宇宙に上がったサウダーデにダンのベース破壊されて
定期リンクによる生命維持すら困難になって、ディアブロのベースに間借りした(それも壊されてまた別のベースに移ったけど)
スパロボじゃそこんとこ完全無視してるんだけど、仮にこっちで召喚したらベースごと召喚じゃなきゃ命に関わってくるような

>>191
カイメラの若獅子を召喚
本編の後から召喚して意識不明の間に契約、ルーン効果で洗脳
ぶち壊しにされたエーデルへの信望をルイズにすり替え維持
気持ち悪いレベルでルイズの下僕に
・・・毎度のことだが、これやったらギーシュが死ぬかもしれません
198 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 21:49:24 ID:dJrc2cRa
オリジナルセブンはメンテがいらないんじゃなくて全自動で勝手にメンテしてくれるだけだな
むしろメンテなしだとすぐ駄目になる
199 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 21:55:10 ID:eD4cQbSp
>>198
あれって定期的にやらないと、本人も死ぬんじゃなかったっけ?
200 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 22:10:02 ID:WecLBPDe
ダンのサテライトベースは破壊された後、ガドヴェドのディアブロ用のサテライトベースでメンテナンスを受けた。で、その後ディアブロのベースも破壊された。
……カギ爪を殺して年単位で時間が過ぎたはずのエピローグでダンが生きていたことを考えると、実はヴァンはメンテナンス不足でも死にはしない、と言うことかも。
201 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 22:18:34 ID:dJrc2cRa
>>200
最後宇宙にダンが飛んでってただろ?また別のサテライトベース利用してメンテしてただけ
202 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 22:24:43 ID:oWplhE85
>>200
ジョシュアがいつの間にかきちんと引継ぎの手続き行ってたから
適当なベースに移ってた
本編エピローグでその会話アリ
ちなみに肉体改造で乗ってるのはヴァンとガドヴェドのみで
他の連中は生来から生体電流が強く、改造抜きでインターフェース使用出来る
制約少なくて済むし、ネオ・オリジナルの連中呼んだほうが楽しいかもしれんな
・・・ミハエルと売女呼んでも、双子呼んでも、マザコン呼んでもルイズとの接点が希薄になりそうというか
従いそうに無いのはどうしようってとこだが
双子の妹のほうだけならいいか
203 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 22:41:41 ID:xvIgPdn1
もう敵は海賊の悪魔の黒猫アプロよんじゃおうぜ
ワルド糞涙目になりそうだが
204 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/04(金) 23:43:55 ID:5MB73pZy
>>203
アプロの「感情凍結」は ある程度の感情操作もできるみたいだから、
契約に成功しても ルーンによって思考強制なんかされたら 自力で解除しそう。
でも あのネコモドキ、女性に対する外面だけはいいんだよなぁ。
205 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 00:03:45 ID:4UB6q573
召喚した使い魔(予定)に断固として拒絶され論破され精神的にフルボッコされるルイズちゃんが見たい
206 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 00:25:26 ID:A/wx+VE8
>>205

SeeD戦記・ハルケギニア lion heart with revenger
初っ端にスコールとの契約を拒否されて、その後何回か顔を合わせましたけど、碌に相手にされてませんでしたよ。
ルイズが感情的なのにスコールは何処までも理性的でした。
207 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 00:42:59 ID:puFRcD5R
まあ、一人で生きていける力があればそれが一番正しい対応だろうな>碌に相手にしない
ぶっちゃけあんな癇癪持ち係わり合いになるだけ損だろ

ガンソならカギ爪さん呼べば?
例によって無自覚にそこら中に迷惑を振りまいてくれるだろう
208 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 00:53:11 ID:IoLNc4is
上野顕太郎の漫画から召喚とかどうだろう。
帽子男とか、キャプテントラウマとか。

爆煙の中から現れた使い魔候補は…
「5万人だ!」
209 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 00:53:19 ID:PL+qIRM4
計算外の人乙。
世界樹シリーズは長編で呼べそうなのNPCくらいだよなぁ、
とか思ってたけど、オランピアさん召喚とは計算外。
原作もキャラも大好きなので次回を楽しみにさせてもらいますぜ。
210 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 03:31:46 ID:0anhTWvS
カギ爪さんは天然の女誑しだから学院の女が全員ヤンデレになるな
地球からの避難船の女をコンプした結果、男連中に撃たれて義手になったんだし
211 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 04:13:42 ID:pxfGBmPx
DODからまたピーターと池畑慎之介が呼ばれないかなあ
神の国で撃墜されて東京タワーに刺さる直前にでも

もしくは池畑慎之介だけ召喚されて、ピーターはタルブで戦闘機モード!
213 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 08:42:57 ID:tcxaGqn0
>>210
内乱ってそれが原因かよ!!
今までカギ爪に同情と理解を覚えてたが一気に崩れ落ちたぞ
214 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 10:47:11 ID:ARh5U8Cu
>>205
使い魔拒否…とまではいかないが表人格の遊戯も精神的にフルボッコできそう

遊戯「ルイズ…君はとても傲慢なんだ。貴族のプライドにこだわって、いざとなったら自分の考えだけを貫こうとする…」
ルイズ「……」
遊戯「でもそれじゃ駄目なんだ!たった一つの価値観なんかで人の心は割り切れない。
   たとえ自分が傷つこうと、相手の心の闇ごと背負う覚悟がなければ人の苦しみや悲しみは絶対に見えてこない!
   フーケだってワルドさんだって、いや、レコンキスタの人たちだって、みんなが苦しむ悲鳴は聞こえてこない!」
ルイズ「みんな…苦しんでいる…?」
遊戯「そうさ!でも今の君じゃだれも救えない!自分が傷つくのを恐れているだけの、臆病者の君にはね!」
ルイズ「……!」
遊戯「そんな君が人々の上に立つ貴族だなんて、笑わせるよ!!」
って感じで
215 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 10:54:29 ID:HlhcBBBi
>>172
基本ネルガルの秘匿ドックからの長距離ボソンジャンプで襲撃してた
ユーチャリスは劇場版の時が初陣だそうな
216 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 11:08:31 ID:HczA4oKV
>>214 そいや海馬の場合は、自分の道突っ走ってるからルイズを叩きなおそうとはしなかったな。
217 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 11:17:16 ID:XN4MwieQ
>>205
「使い魔拒否」で真っ先に思い浮かんだのがこれだった。

ルイズ「この私の使い魔になりなさい」 勇者「断る!」

もしくは第34代魔王『紅玉の瞳』こと駄肉様召喚。
219 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 12:15:00 ID:S91wtny4
>>210
カギ爪爆発しろ;;
220 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 12:47:02 ID:8XejoCD5
爪、ときたら鉄の爪を装備したアリーナを召喚。
は、難しいならゲレゲレを召喚ならいいかな?
221 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 13:07:06 ID:4UB6q573
>>211
王子召喚してギーシュと決闘させたら爽快だろうな、殺しかねんが
竜が堕ちゆく先は、はもう続きこないのかな……
222 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 14:57:04 ID:Pt6LwUSJ
>>196
ゾイドが日常的に食う鉱石ってどれ位なんだろうな…
少なくとも魔法学院周りの鉱山じゃ無理だろうなw

声優ネタでギーシュにライガーゼロ呼ばせて、たまにはいい目を見させてみようかとは思ったことあるけど
虚無連中がもっとすごいの呼びそうだw
223 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 15:33:38 ID:bT8vrpJE
ガンソのヴァンはロボのメンテなくても良くねって思ったけど

無理だな人工衛星がないと死ぬし
224 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 16:13:42 ID:jHfSpUwr
まぁ、ルーン効果で全ての問題を取り除くって方法もあるけどね
225 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 16:27:43 ID:QpFTmYjD
>>222
本来の設定だと、戦闘機獣にされたゾイドは摂食できなくなるので、重金属なんかを含んだ栄養分というか燃料を人為的に与えないと死ぬ。
ただ、アニメだと野良ゾイドとかスリーパーとかあるので、その辺の設定は違うっぽい。

で、野生の肉食型ゾイドは他のゾイドを襲って食うことで金属分を補充するらしいので、錬金で適当に金属作って食わせてればなんとかなるんじゃないかと思う。
ワルキューレの踊り食いするライガーゼロってシュールすぎる光景だと思うが。
226 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 16:56:13 ID:uwkKiCSp
ギーシュがライガーゼロとかブレードライガーとか喚んだら溺愛するんだろうな
227 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 17:02:14 ID:gE/T8G68
メンテフリー気味なロボット…

よし、9号ライダー以外の昭和ライダーならたぶん大丈夫だ。
228 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 17:04:30 ID:JDZpkTv7
 ヤマトタケルの魔空戦神はロボットだけど生き物みたいなもんだから、
メンテはいらないんじゃなかろうか。
229 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 17:18:11 ID:Oagx6jdu
>>221
王子なんて言うから誰かと思ったらカイム様かw

>>225-226
いっそのこと普通にゾイドが居て、召喚されるのもゾイドな世界にしちゃうとか
232 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 17:52:36 ID:Z8Tsby5u
>>229
虚無だとオーガノイドとか古代ゾイド人とか召喚できるんだなw
235 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 18:36:45 ID:JDZpkTv7
 KY発言すれば、ロボット系は使い魔っつーよりロマリアのカタコンベで保管されてる
展開の方が想像できる。
 そういえば、場違いの工芸品としてのみのクロスって見たことないな。
236 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 19:27:19 ID:EazdBT2c
メンテと聞いて小ネタでアルファX02Dが召喚されていたことを思い出した。それだけ。

>>235
カタコンベでおヒゲ様が体育座りしてたらどうする気だw
237 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 20:08:26 ID:Pt6LwUSJ
>>235
竜の羽衣がゲシュペンストMK2ってのが小ネタにあったな
元ネタよろしくいろんな人が乗って好き勝手叫ぶだけだが
ちなみにお手本はサイト
238 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 20:21:50 ID:AAJaxOUe
漫画版の真ゲッターロボはメンテいらなそう
下手したら取り込まれそうだけど
239 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 20:26:20 ID:uZaOQ/dR
メンテフリーといえばどこぞのカニタマ魔神を…
駄目か
240 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 20:28:22 ID:A/wx+VE8
戦車ですら隠れて運搬したのに苦労したといっていたのに、どうやって15mクラスのロボを運搬するのか?

案外聖地周りはロボ系の廃棄場になっているのではあるまいか?
241 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 20:28:34 ID:RmB9sSOk
>236
ばっかおめェ、体育座りといえばアッガイだよ。
勿論、アッガイなので13歳の少女が乗り込む。
245 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 21:07:47 ID:DCu2zzYL
ロボットアニメであったんです
主人公ヤマトタケルが乗り込むスサノオというロボットは、元は敵が生体金属で
作った魔空戦神というロボットの一体で意思と自己修復能力を持ち、岩石を食べてエネルギー
にするというまさに生きたロボットです
246 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 21:08:54 ID:RmB9sSOk
それはルイズの貞操がやばい。

一方、天下繚乱リプでは女装どころか女体化が始まったため、モリアーティ教授の勧めでコロニー落としを企んだ。
247 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 21:25:29 ID:Oagx6jdu
>>245
グレイのデビュー曲がOPに使われたヤマトタケル?
248 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 21:30:38 ID:EazdBT2c
>>241
13歳少女と言われてもシャーリー・メディスンしか思いつかない俺はロリコンですかメイドスキーですかそうですか。

そういやゼントラ系の耐久性をなめるな的な発言がマクロスFであった気がするが、
クァドラン系を中の人ごと召喚しちまったらどんな反応すんだろ。
特にプラス以降は耳が尖っているという外見的特長も加わったから尚更に。
249 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 21:40:41 ID:SHxOm0LR
ゼントラ、メルトラは細かい特徴云々関係なく
あの大きさからして問題なのでは。
クァドラン系の中身ごとってことはマイクロ化してないって事だし。
252 :CV:銀河万丈2011/02/05(土) 22:17:36 ID:TdlOVd0w
201X年。
PCはブルースクリーンの嵐に包まれた……!
マザーボードは裂け、メモリは枯れ、あらゆるファイルが絶滅したかに見えた。
だが!テキストファイルは死滅していなかった!

二巻の〆にも関わらずワルドとルイズがこの上なく空気だが
見直しが済むと思われる25分から南斗投稿拳でヒャッハー!新鮮な投下だー!をする!
255 :帝王(貴族)に逃走はない(のよ)!2011/02/05(土) 22:26:07 ID:TdlOVd0w
沈黙。
先ほどまで喧騒に包まれていたニューカッスル城のホールは、誰も話すことのない沈黙に包まれている。
その場に居る全ての者の視線の先にあるのは、金色に輝く巨大な鳳。
まるで生身で火竜にでも相対したが如き威圧感を放つそれが翼を広げきると、大きく咆哮をあげた。

「南斗鳳凰拳奥義、天翔十字鳳!」
光の正体は、南斗聖拳百八派において唯一北斗元斗に匹敵する程の圧倒的な闘気。
天を貫くような光が邪魔だと言わんばかりに頭上を崩し、空を露にする。
そして空にはいつの間にか雲がかかり雷が落ち始めた。
鳳凰がその姿を見せた時、天すらも崩す。
南斗聖拳百八派を統べる帝王が遂に真の姿を現したのだ。

「不死鳥……」
誰かが最初にその名を呟くと、動揺が水面に投げ入れられた石が起こす波紋のように広がっていく。
不死鳥(フェニックス)。
再生の炎を纏い天を駆けるそれは、ハルケギニアにおいても逸話として古くから語られている。

そして世紀末以前の世界では、鳳凰はフェニックスと同一視されてきた事が多い。
墜ちる事なく、天空を支配する鳳という意味で言えば違いは東西での呼び名ぐらいでしかない。
この姿をフェニックスと言うのならまさしくそうだろう。
眼下で浮き足立つ貴族達を軽く一瞥すると、サウザーが告げた。 

「天に輝く天帝は、この俺の将星ただ一つ。それを身に刻みながら、六千年の歴史に幕を下ろすがいい!」
力の無い正義など、何の役にも立たないことは王党派がこのような窮地に追い込まれている事で証明されている。
天空に極星は一つ。
即ち、このアルビオンに君臨する王はただ一人。
障壁あらば打ち砕くのみ。反逆あらば力で従わせるのみ。
それが天を支配する鳳凰のあり方。
その道理が通らぬというのであれば、無理にでも押し通すまで。
翼を広げた鳳凰が己の力を誇示せんと中空へと飛び立った。

最終話『行進の始まり』

「あれが伝説の不死鳥……、なんと美しい……」
輝き宙を舞う鳳凰の姿は、まさに優雅華麗の一言。
鳳凰の真の姿を前にしては、水鳥ですら姿が霞む。
南斗の頂点に立つ六聖拳において、鳳凰拳のみが別格と評されているのは誇張でも何でもなく事実なのだ。

天空を舞う姿に心を奪われた貴族の数は決して少なくはない。
あれが味方であれば万の軍勢を得たに等しかったであろうが、自分たちを滅ぼさんと襲い掛かってきている。
進む先に居るのは十数人の貴族。
惚けた様に動かない者、杖を向けようとする者様々だが、ほぼ同時に翼で撫でられたような感覚を味わった。
257 :帝王(貴族)に逃走はない(のよ)!2011/02/05(土) 22:28:01 ID:TdlOVd0w
「たわば!」
「あわびゅ!」
次いで響き渡ったのは声にならない絶叫と、弾けたかのように吹き飛ぶ人の姿。
倒れ伏す者の身体には無数の浅い傷が浮かび上がり血が滲み出ている
その気なら、傷の一つ一つが致命傷となり得ているのだから並みの人間なら身一つも動かせまい。

南斗鳳凰拳は帝王の拳。
敵は戦わずして膝を屈し頭を垂れる。
鳳凰と対峙するためには、まずその身に受ける圧を跳ね除けねばならない。
そして、アルビオンの貴族達には鳳凰の前に立つ資格は十分にあった。

「ひ、怯むな!不死鳥とは言え、ここで醜態を見せれば我らは末代までの笑い草ぞ!」
「おお!」
さすがにここまで戦い抜いてきた精鋭と言うべきか。
元より明日には捨てるはずの命。
この惨状にあっても誰一人として屈しようとしていない。
ホールに立つ貴族全員が等しくサウザーを凝視している。

「ふっ……はははははは!」
そんな背景を尻目にサウザーが高笑いをあげた。
一山幾らのモヒカン共ではこうはいくまい。
それでこそ叩き潰し甲斐もあるというもの。
挑発するかのように手を前にかざし、獰猛な笑みを見せつけながら言い放った。

「かかってくるがいい!」
その言葉を皮切りに次々と魔法がサウザーへと飛ぶ。
全てを焼き尽くす火炎。
鉄をも切り裂く風の刃。
変幻自在の水の鞭。
歴戦の兵十数人分の働きを見せるゴーレム。
どれもこれも、一つ一つが常人では太刀打ちできないような魔法がただ一人の男だけに向かう。
身じろぎすらせぬ光景に誰もが勝利を確信しただろうが、……しかし。

「効かんなぁ!」
薄笑いすら浮かべたサウザーが、全ての魔法を受けきる。
その身には傷はおろか、攻撃を受けた跡すら無い。
実体を持たぬ火水風はサウザーが纏う闘気の鎧に押し負け、土は近づく事すら出来ずに切り刻まれる。
ならばと、何人かの貴族が呪文を詠唱し、エア・ニードルやブレイドの魔法が掛かった杖を手にしサウザーへと向かった。
どちらも接近戦用の魔法で、鎧など簡単に砕く威力を持つ魔法だ。
260 :帝王(貴族)に逃走はない(のよ)!2011/02/05(土) 22:32:54 ID:TdlOVd0w
「よかろう。ならば貴様が受け継いだ物の全てを、この俺に見せてみるがいい!」
いかな術を使おうと、全て己の力によって打ち砕くのみ。
南斗百八派を統べる帝王には、いかなる時であれ退く事は許されない。
退かぬ、媚びぬ、省みぬ。
この不文律こそが、帝王が帝王であり続ける為の証である。
再び闘気を身に纏うとウェールズが仕掛けてくるのを静かに待った。

「アンリエッタ。君の力を僕に貸して欲しい」
そう言われたアンリエッタの身体がピクリと震える。
ウェールズがやろうとしている事はアンリエッタにも分かるつもりだ。
だがその行為は、あの強大な力を持った覇者を敵に回すことになる。
勝つにしろ敗れるにしろアルビオンとトリステイン両国の破滅に繋がってしまうのだから、迷うのも当然の事である。
迷うアンリエッタに決意を促したのは、他でも無いサウザーだった。

「何を寝惚けている。力無き者では、この俺の風下にすら立つことが出来ぬという事ぐらいは貴様とて理解していよう」
生焼けでは完全な再生は得られない。
不死鳥は灰の中からこそ蘇る。
相手の力の全てを飲み込み、喰らい尽くしてこそ、鳳凰はより高く舞い上がる事ができるのだ。
二人が揃う事で全力が出せるのならそうすればいい。
それは単に驕りや慢心といったような物ではなく、若くして頂点を極めた者のみが持つことが許された絶対の自信からの言葉だった。

「……執念」
ぽつりと、あの時サウザーが言った言葉をアンリエッタが思い起こす。
力無き者が不死鳥の傍に居たとしても、ただその身を業火に焼き滅ぼされるだけ。
サウザーは対等とは行かずとも、力と執念を見せてみろと言った。

元より答えなど見つかるはずなど無かった闇の道。
そこに差し込んできた出口へと繋がる一条の光。
その光を放つ不死鳥を見失わぬ為には、杖を手に取り、抗い、その想いも執念も全てを見せつけるしか術は無いのだ。
あえて退路を断ち修羅の道を進む者と、追い詰められ退路を断たれた者。
違いこそあれど、互いに退く事は出来ぬ状況。
だが、そんな中にあっても、アンリエッタは僅かでもウェールズと共に歩める事を嬉しく感じている。
むしろ、後が無いという事実がそう思わせているのかもしれない。
全てを失うか、望む物を手に入れるかという二つに一つ。
そんな状況だからこそ、あの時、あの場所で誓った想いを隠し通す事無くこの胸に抱く事ができる。

欲望と言えば聞こえは悪いが、愛する人を救いたいという想いも言わば欲望である。
アンリエッタが持つ想いは他の誰よりも強く激しい。
欲望。そして執念こそが強さに繋がるのだ。

「ウェールズ様の願いをわたくしが拒むはずがありません」
どこか陶酔と高揚感が混ざり合ったような声になったアンリエッタが返事を返す。
もちろん、一時の感情に身を任せただけではなく、生まれて初めて自分で選んだ道だ。
流れに身を任せるだけではなく、自らの手で運命を切り開いてみせるという決意に満ちた答え。
それが分かっているのか、ウェールズは小さく、アンリエッタにだけ聞こえるように呟いた。
「……ありがとう、アンリエッタ」
ウェールズがその言葉を言い終えると同時に、聞こえていたのかいなかったのかサウザーが腕を薙ぐようにして払う。
死にたくなければ下がれ、という意味だ。
その動きだけで動揺しきっていた貴族達の動きが止まり、一人が気付いたかのように動けなくなった者に肩を貸すと、残った者もそれに続きサウザーから距離を取った。
巻き添えを食らう事を恐れただけではなく、第三者が下手に手を出せば逆鱗に触れ皆殺しにされかねないという事を肌で感じ取った為である。
262 :帝王(貴族)に逃走はない(のよ)!2011/02/05(土) 22:36:03 ID:TdlOVd0w

静まり返った空間の中、アンリエッタが静かに呪文を唱え始めると、その詠唱にウェールズが加わる。
すると、辺りの室温が見る間に下がり始めると同時に、二人の周りを無数の氷の刃を含んだ冷たい竜巻がうねり始めた。

「ほう……!」
少しづつ膨れ上がる竜巻を見て、サウザーも思わず声を漏らした。
王家の血を引く水と風のトライアングルの二人のみが許されたヘクサゴン・スペル。
その威力は通常のアイスストームとは比較にならず、見る者が見れば、かの烈風が使うカッタートルネードに匹敵すると評する程だ。
既にホールの天井は崩れ始め、このまま進めばニューカッスルは城としての役目を果たす事はできなくなるだろう。

「くっはっはははははは!面白い!」
恐れなど微塵も無く、ただただ愉快そうにサウザーが笑う。
ただの小娘と小僧が、これだけの技を見せた。
これがケンシロウの言う愛の為に戦う者のみが出す事の出来る力か。
愛と情けを捨てた者が決してたどり着く事の出来ぬ場所。
だからこそ、ケンシロウに敗れ去った。

だが、帝王に二度の敗北は無い。
愛を捨てたと言いながら、その実、愛から背を向けていた男が逃げる事をやめた時、どれ程の強さが発揮されるのかはまだ誰も見た者は居ない。
先人達が積み上げ、そして師が命を懸けて託した拳と想い。
一度敗れ、諭された今だからこそ、南斗鳳凰拳の全てを背負う事が出来る。
城の一角を吹き飛ばした巨大な竜巻を前にして再びサウザーが両手を広げ構えた。

「聖帝様!」
あれに飲み込まれれば、自分のゴレームですら一瞬で砕け散る。
焦るマチルダとは対照的にサウザーは笑みすら浮かべている。
ヘクサゴン・スペルの威力に思わず声を出してしまったが、サウザーの表情を見ると大丈夫だとも感じてしまった。
この土くれですら膝を付き従わざるを得なかった男があれしきの事で退くはずが無いのだ。
現に、サウザーを飲み込んだ竜巻はそれ以上前に進むこと無く動きを止めていた。

あらゆる物を切り刻む竜巻と言えど氷と風。
いかに強大であろうとも、鳳凰は嵐の中心にあっても吹き荒れる中を舞う。
本来、天翔十字鳳という構えの持つ意味は天破の構えと同じく、あくまで技に移る前の構えにすぎない。
その構えの先には南斗鳳凰拳歴代伝承者をして、僅か数人しか会得できなかった奥義が二つ存在する。

師と呼び父と慕った男は、まだ幼き日の頃にその技を確かに見せてくれた。
忌まわしき記憶として封じていた物の片隅に僅かに残る型の一つ。
天翔十字鳳という構えから放たれる秘奥義。
267 :帝王(貴族)に逃走はない(のよ)!2011/02/05(土) 22:46:27 ID:TdlOVd0w
再びサウザーが貴族達に向けて歩みを進める。
これ以上の事は望めそうに無いが、まだ目の光は消えていない。
ならば残り全てを悉く打ち倒すまでと踏み込もうとすると、今まで守られるようにしていたジェームズ一世が前に進み出て
サウザーの姿をじっくりと眺めると、少し堰をしながら全ての者に聞こえるように告げた。

「諸君はこれまでよく戦ってくれた。我らを晒し者にする気でいる叛乱軍には降るまいと思っていたが、この方に降るのであれば始祖も我らをお許しになられるだろう」
最後まで王に付き従った者達が他の王に仕える事は無い。
ならば、王自らが降れば他の者も続くという事だろうか。
それでも戸惑いはあるのか、どよめきがあがる。
そんな中、ウェールズがよろめきながら立ち上がると父王に近付いた。

「父上がそう望まれるのであれば、私は異論はありません。皆で空賊に扮していた時のように、やつらに一泡吹かす事ができるのであれば、むしろ望むところです」
ヘクサゴンスペルですら傷一つ負わす事ができず、あまつさえ手加減すらされていた。
ここまでされればいっそ清々しい。
それに、サウザーは王党派を殺しに来たのではない。
レコン・キスタを潰すためにアルビオンに乗り込んできたのだ。
王家は潰えるが、一度滅びかかった者が戦いの場をまた与えられるというのであれば本望である。
しかし、ジェームズ一世はウェールズの肩に手を置いて言った。

「お前はバリーと十人ばかりを連れてトリステインへ行くがいい」
「そんな!父上を残して……私だけ亡命しろというのですか!?」
「アルビオン王家の血を絶やしてはならぬ。我らの意思を受け継ぐ者がいてこそ、アルビオン王家は再び蘇る事ができるのだ」
この老王。老いてはいるが先見の明は確かなようだ。
聖帝の支配力が衰えれば何時でも国を奪い返す気でいる。
例えそれが百年先ともなろうとも、アルビオン王家の血を継ぐ者が必ずこの地に戻ってくると信じているのだ。
明確な叛意ともとれるが、まぁそれもいい。
毒虫を腹の中に飼い、御しきるのも帝王としての器量の一つ。
そもそも、サウザーにとって支配する帝国とは己一代の物にすぎない。
奪いたければ奪えばいい。
その時は全力で叩き潰すまで。
それに敗れるようであればそれまでだったという事だ。
なんにせよ、覇道に役立つのであれば、そんな考えなど些細な事である。
言いたい事を言うとジェームズ一世は意地悪そうな笑みを浮かべた。

「それにだ。水の精霊の下で誓約しておきながら、王家に産まれた者が恋仲と結ばれるという滅多に無い好機を逃すつもりか?」
「い、一体何時から気付いていらしたのですか?」
「毎夜のように園遊会を抜け出しておいて気付かれていないと思っていたのか。馬鹿息子め」
呆れたような声で言われたので、ウェールズの顔が一気に朱に染まった。
何度も繰り返した密会を知られていないと思っていたのは自分達だけで、その実筒抜けだったのだからそうもなる。
まるっきり初心な男女の反応を見せたので、誰かが笑い出すと、もうそれを止める事は誰にもできなかった。
269 :帝王(貴族)に逃走はない(のよ)!2011/02/05(土) 22:49:11 ID:TdlOVd0w
「ふん……」
大方の興味は失せたのか、マントを羽織り直したサウザーがその中を歩き、辛うじて残っていた玉座へと座る。
脚を組み頬杖を付いた何時もの姿勢でマチルダを呼び寄せた。
「お呼びでしょうか」
「この城にある物資を運び出せ。必要な物かそうでないかは貴様の判断に任せる。人手が足りぬのであればやつらを使え」
「はっ!」
恭しく頭を下げると踵を返し走り出したが、言われた事をもう一度頭の中で繰り返し確認する。
やつらを使え。
父を殺し、家名を奪ったやつらを遠慮なく使う事が出来るようになった。
ついこの間まで盗賊家業に甘んじていた女がだ。
「ふふ、あはは……」
その事を考えるだけで含み笑いが漏れ出てしまう。
これが楽しくなくて何だというのだ。
走る先は宝物庫。
アルビオン王家にも、レコン・キスタにも何も残してやるものかと決めると大きく笑った。


予定とは多少違ったが、結果としてアルビオン王家の残党を糾合出来たのだから首尾としては上出来だ。
前線では使えそうに無い老兵とウェールズに付いて行く者を除いても、二百五十余名のメイジが戦力に加わった。
数の上では少ないが、質が高く目的の為ならば敵を恐れず遮二無二に突き進める兵だけあって通常の何十倍もの戦果が期待できるだろう。

既にサウザーの頭の中では、まずどの都市から落とすべきかという考えが張り巡らされている。
この城は拠点としては使えないし、一度滅びた物を拾い上げる気はサウザーには無い。
よって棄てるしかないのだが、兵站及び機動力の確保として港は抑えておきたいところだ。
敵の艦隊の戦力を削り取るという意味でも、有数の港とそれに伴う生産能力を持つロサイスを占領し、周囲の領土を併呑していくのが最も効率が良さそうではある。
まぁ、多少の戦略など己一人でひっくり返せる自信があるので、今はその考えについてはこのぐらいにしておくと、玉座から立ち上がり手を掲げた。

「聞けぃ!我が拳にあるのは制圧前進のみ!即ち、この俺に後退や敗北の文字は無い!我が聖帝の名の下に跪き戦う者には勝利か、より完全な勝利が与えられよう!」
言葉という物は使い方によっては麻薬と同じ効果を持つ。
久しく聞くことの無かった勝利という言葉のなんと甘美な事か。
戦乱が始まって以来、彼らは敗北という名の肝を嘗め続けてきたのだ。
そして目前に迫った滅びの結末。
栄光ある敗北と言っても誰もが少なからず心に絶望を背負っていたのだが、それが不死鳥を纏った王の手によって勝利という希望に塗り替えられた瞬間であった。
272 :帝王(貴族)に逃走はない(のよ)!2011/02/05(土) 23:03:02 ID:TdlOVd0w
>>全てを支配する力はここにあり、希望も見せた。
>>澱みの無い金髪が月明かりと四散した宝石の破片が反射させる光に照らされ、まるで王冠でも被っているかのように輝いて見えた、と後に隠遁したジェームズ一世はそう記録に残した。
この二行がフュージョンして変になった事を謹んでお詫びいたします。後、技テロップも。

そうして始まった宴をルイズはただぼんやりと眺めていた。
さっきまでの、明るく派手だったがどこか悲壮感に包まれた物と違い、誰もが生き抜く為に前を見ている。
それをいとも容易くやってのけたのは言うまでも無くサウザーだ。
南斗聖拳最強にして聖帝の名を持つ男は、力を見せ付ける事であっという間に王党派の心を掌握してしまった。
それも、たった一人で。

一度飛び立った鳳凰が自らの意思で檻の中に戻ってくる事は決して無い。
そもそも、今までがほんの気紛れにすぎなかったのだ。
ならば、一人残された無力な小娘はどうすればいい。
昔の時のように小船の中で泣けばいいのか。

それは駄目だ。
泣いたところで誇り高き鳳凰はそれを見ようともせずに天空の彼方へ飛んでいってしまう。
人が足元の蟻を気に止めずに歩くように、鳳凰も無力な人間を気にかける事も無い。
振り向かせるには、その後ろ姿を追い続け無理矢理にでも力を見せるしか無いのだ。
だが、『ゼロ』と蔑まれ魔法一つ満足に使う事が出来ない自分が、あれ程までに強大な力を持った男を追い掛ける事なんて出来るのだろうかとも思う。
ヘクサゴンスペルすら通用しなかったとなると、その上を行く力はハルケギニアにおいてはたった一つ。
始祖ブリミルが使いし伝説の力『虚無』だ。
いかなる系統にも属さず、あくまで伝説で語り継がれるのみだが、その使い手はブリミルが用いたとされる四つの使い魔のどれかを召喚したという。

神の左手『ガンダールヴ』
左に握った大剣と、右に掴んだ長槍でブリミルを守った神の盾。

神の右手『ヴィンダールヴ』
あらゆる獣を自在に操り、陸海空を問わずブリミルを運んだ神の笛。

神の頭脳『ミョズニトニルン』
あらゆる知識を溜め込みて、ブリミルに助言を呈した神の本。

そして、記すことさえはばかれるとされる正体不明の存在。

オスマンの考えでは、サウザーの力はそのガンダールヴに匹敵するらしい。
メイジと使い魔の力量は比例するのであれば、この身には『虚無』かそれに匹敵するだけの力が眠っているのかもしれないと少し考えた。

その突拍子も無い考えを、ありえないと否定したのは今までの失敗や他人の評価のせい。
逆に、もしかしたらと考えてしまったのは、他でもないサウザーの言葉にある。
273 :帝王(貴族)に逃走はない(のよ)!2011/02/05(土) 23:04:29 ID:TdlOVd0w
『この俺が、単に無能なだけのやつを気に入るわけがなかろう』

笑いながら確かにこう言った。
どこで無能ではないと判断されたのかは分からないが、少なくともサウザーは自分の事を気に入っている。
今まであらゆる事を試し失敗してきたルイズであっても、虚無だなんて事は思いもしなかったので一般的な事以上は知らなかった。
やっていない事なら調べてみる価値はある。
戻ったら学院の図書館や、アンリエッタに頼んで王宮の蔵書も調べてみようと決めた。
それで何も出てこなかったら、その時考えればいい。
不退転の決意を持ち、どのような苦境に陥ろうとも決して誇りを失わない者だけが鳳凰の前に立つ資格を持つのだ。
再び何時もの姿勢で座るサウザーの姿を見ると、月明かりの元で歌い踊る貴族、貴婦人の間を通り抜け近付いた。

「大変な事になったみたいだけど、これからどうするつもり?」
「まず港を落し勢力の拡大を計る。後は、敵の士気を削いでいけば瓦解させるのも容易かろう」
ルイズとしては、外を包囲する五万の大軍をどうするのかという風に聞いたのだが、サウザーはその事を問題にしていないかのように答えた。
そう言うのならきっと大丈夫なのだろう。
安心した反面、面と向かって戻る気が少しも無いと言っているも同然なので少し見捨てられたような気分になったが、すぐにその思いを振り切った。

それに、考えてみればアンリエッタとトリステインの為にもなる。
サウザーが貴族派をアルビオンで抑えてくれるなら、ゲルマニアとの同盟を結ばずに済むし
アンリエッタとウェールズが婚姻を結ぶ事ができれば、長年空位だった王座を埋める事ができる。

今の淀んだ空気のトリステインには、勇気と才に溢れた王が必要だったのだが
アンリエッタは国民からの人気は高いものの、政を行うには経験不足で、母であるマリアンヌ大后は先王の喪に服しており王位に付く気はない。
仮に付いたとしても、個人的感情で国力を衰退させる事態を招いていたのだから、政治的能力が足りているかどうかは火を見るよりも明らかではあるが。

その点、常に先陣を切りレコン・キスタと戦ってきたウェールズなら血筋、名声、実力のどれを取っても申し分ない。
なにより、互いに好き合っているのだから、これ以上の条件を望むのは些か贅沢が過ぎるというものだろう。
だから、さも当然そうに言ったサウザーを見てルイズもつい、つられて笑ってしまった。

「それが姫様のためになるのなら何だっていいわ。あんたが何かしないと、姫様はゲルマニアなんて所に嫁がなきゃならないんだし」
そう言うと、ルイズはサウザーの真正面に回り込み、精一杯背伸びをすると人差し指を向けながら続けた。
「でも、忘れないで。わたしは、いつかあんたの前に立つわよ。一人でどんなに先へ行っても、絶対に追い付いてみせるんだから!」
誰もが聖帝の前では膝を付く中で、この小娘はどれだけ時が経とうとも前に立つと言ってのけた。
少しも視線を反らさず燐とした目付き。
どこかで見た覚えがあると思ってはいたが、今になって思い出した。
もう何年前になるか、あの大戦が起こる前にラオウがまだ小僧だったケンシロウを連れて南斗の道場に乗り込んできた時だ。
己の光と引き換えにケンシロウの命を救った男は、強い光を感じたと言った。
あの時は小僧と呼びさして気にも留めていなかったが、今になって思えばこんな目をしていたのかもしれない。
事実、歳月を経て、北の空で輝く光は将星すら飲み込んでしまったのだ。
だからか、とこれまで感じていた違和感の正体にも納得がいった。
シュウやラオウがケンシロウの素質を見抜いたように、我が身も自らと同じ信条を持つ少女のまだ見ぬ素質を感じ取ったのかもしれない。
274 :帝王(貴族)に逃走はない(のよ)!2011/02/05(土) 23:06:20 ID:TdlOVd0w
「ふっ……よかろう!この俺が許す。何時、如何なる時でも向かってくるがいい!」
そして、蟻の反逆も許さぬと言った男が、一人の少女が立ち向かってくる事を公然と認めた。
自分でも意外な事を言っていると思わないでもないが、まぁそれも悪くは無い。
小娘一人向かってきたところで帝王は揺るぎはしないのである。
そうしていると、また歓声が飛んだ。

「姫様……、ウェールズ皇太子……!良かった……本当に!」
さっきまで、愛しているからこそ死を選ぶと言っていたウェールズが
抱えきれないような悩みを背負っていたはずのアンリエッタがこうして誰の目もはばからずに幸せそうに踊っている。
ルイズにはそれが自分の事のに嬉しい。
紅潮した顔でボロボロと嬉し涙を流しながら見つめているルイズとは対照的に
サウザーは大して興味も無いのか頬杖を付きながらそれを眺めていると、一人の貴族がルイズに近付いてくるのが見えた。

羽根突きの帽子に髭を生やした凛々しい顔付き。
着ている物など特にどうでもよかったが、全体的な体の流れは二度見た事がある。
一度はラ・ロシェールで、二度目ついさっき見た。
それに、この目は己の野心と欲望を隠し通そうとしている目だ。
なるほど、とこれで手応えが無かった事に合点がいった。
風は遍在し、何処となくさ迷い現れ、その距離は意思の力に比例する。
背格好と微細な動作の一致。
つまりはそういう事だ。

「くっははは、さしずめ貴様はユダ……、と言ったところか」
他人の下に甘んじながらも、その下では様々な策謀を巡らし、虎視眈々と頂点の座を狙う危険な男。
南斗六星が一星、妖かしの星の宿命に生きた男の名は南斗紅鶴拳のユダ。
裏切りの代名詞とも言える名を笑いながら言ったが、その名を持つ意味は誰も知らない。
どういう意味かと問いかけようとした瞬間、サウザーの手刀がワルドの胸元に突き刺さっていた。

「なっ……!」
物音一つ立てず、一度の瞬きも終わらぬ間に放たれた手刀に気付いた者は当事者以外には居ない。
至近に居たルイズですら何が起こったのか気付きもせずに二人が踊る姿を眺めている。
手刀を受けたワルドがよろめきながら一歩下がると、懐から白い破片が無数に零れ落ちる。
その破片を軽く一瞥すると、サウザーは今までハルケギニアでは見せる事の無かった残忍な笑みを浮かべながら言った。

「俺は裏切り者は決して許さん。だが、貴様は俺に叛いたわけではない。そこで一つ選択肢をくれてやろう。死にたく無ければ存分に舞え。この俺の為にな」
ユダの例もあるが、基本的に裏切り者は己の利の為に動き、忠誠心など皆無に等しい。
王党派の貴族を従わせるのに効果的な事が希望を与える事であるなら、裏切り者を裏切らせない為に一番いいのは圧倒的な力と恐怖で縛る事だ。
どれだけ策謀を張り巡らせても、少しでも叛意を見せれば必ず殺されるという程の隔絶した力の差を自覚させれば裏切る事は無くなる。
275 :帝王(貴族)に逃走はない(のよ)!2011/02/05(土) 23:08:34 ID:TdlOVd0w
「こ、この『閃光』と呼ばれた僕が……」
地面に尻餅を付いたワルドがわなわなと震えた。
その震えが屈辱からくる怒りではなく、恐怖だと気付いたのは自分を見下した目で眺めている男を見た時。
人間、であるはずなのにその存在があまりに大きく感じられる。
立ち上がろうとしても脚に力が入らず立つ事が出来ない。
杖を手にしたところで腕が震え杖先を向ける事すらおぼつかない。
呪文を詠唱しようとも、言葉は出ずに変わりにカチカチと奥歯がぶつかる音が聞こえる。

一目見ただけで、あの遍在が自分が作り出した物で、トリステインを裏切っている事も見抜かれた。
遍在を一瞬で切り伏せた男はそれを知ってあえて生かしている。
身動き一つ取れずに懐に忍ばせていた仮面だけを砕かれたのは、貴様など何時でも殺せるというメッセージに他ならない。
役に立つ存在であるという事を見せ続けねば、すぐにでも切り裂かれるだろう。
気が付けばワルドはサウザーの前で片膝を付き、頭を下げて貴族の誇りでもある杖を差し出していた。




翌朝。
馬の蹄や怒号が振動となって宴の余韻の残るニューカッスル城を揺らす。
岬の向こう側からニューカッスルへ進撃するのは傭兵が主力の部隊。
数はおよそ五千と言ったところ。
城の一角が崩れ、門が破れているのを見て、あわよくば城に雪崩れ込もうというつもりだろう。
レキシントンが制圧された事を知らずにいるため、遊弋するサザンクロスを見て空軍に獲物を横取りされるものかと焦ったのかもしれない。
だが、城の中には何も残ってはいない。
あるのはマチルダが贋作であると鑑定した物ばかりだ。
後は、女子供といった非戦闘員が脱出用の船に乗り込むのを待つのみ。
それまで敵兵を一兵たりとも中に入れるわけにはいかない。
傭兵と言っても貴族から身を落した者も多く、門が破れている以上は三百では物量に抗いきれず破られてしまう。
進入されてしまえば戦利品欲しさの傭兵に虐殺を許してしまう事になるが、この城の中に慌てふためく者は誰一人としていなかった。


マチルダと数人の貴族を引き連れサウザーが門の上に立ち、向かってくる集団を一瞥する。
向かってくるのが五千とはいえ、その後ろの四万五千の軍勢の威圧感は凄まじい。
やや強張った顔付きで反射的に杖を出したマチルダを手で制止すると、何時もの笑みを浮かべたまま言った。
278 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 23:19:37 ID:I50SEAnV
長きに渡る投下お疲れ様でした〜!

>サイト世紀末仕様

………え? それどんなの?
279 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 23:25:29 ID:8XejoCD5
GJ!
帝王、まさにその一言を体感させていただきました。
すばらしき覇道、あふれるアドレナリン、本当に乙でした。
280 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 23:27:33 ID:TdlOVd0w
具体的に言うと、名前が平賀才人じゃなくてサイトだったり
世紀末のため、帰りたいとか一切思わないといったとこですかね。
後、身体能力も原作より大分上。
281 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/05(土) 23:44:24 ID:9F+XIPiS
乙!

しかしサイトさんが聖帝に勝つんならそれこそ元斗皇拳クラスじゃないと(ry
282 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 00:44:14 ID:huq1AEPK
乙でしたー。

>サイト世紀末仕様
修羅の国で名を名乗れるレベルなら……無理か?
284 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 01:10:45 ID:Qjkhcfiu
ヒャッハー、一応言っとくと鳳凰とフェニックスは実際には全然違うものなんだー
ともかく、乙でした。
285 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 01:12:43 ID:Hq5+BMN+
聖帝様バンザーイ!
声は変だけど無双の技はかっこいいのが多いんだー

貴族の肉体強度は大体イージーモードの最初のステージの雑魚で強い奴は大きめの中ボス、攻撃力はギリギリでノーマルのボス級ってところだろうか
聖帝様はステータス全部マックスで
286 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 01:25:02 ID:fR1a+B32
> サイト世紀末仕様(モヒカンに非ず)
せっかくの世紀末仕様だと言うのにモヒカンでは無いのか、残念だ・・・
じゃあせめてこれで
ttp://www.youtube.com/watch?v=wmin5WkOuPw
287 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 01:46:23 ID:85NDujmt
お疲れ様でした。
あー終わっちゃったのか〜。
某所のてつを小説も終わっちゃったし、寂しいかぎりです。
288 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 01:51:50 ID:jekWn/gt
>>287
なにそれ気になる題名だけでいいから教えて
289 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 05:31:57 ID:Ap7xvSNq
鉄雄「ワルドォォ!」

ワルド「さんをつけろよデコ助野郎」


こんな感じ?
290 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 06:58:32 ID:O5RTP+El
>>282
>修羅の国で名を名乗れるレベルなら
この部分で、北斗じゃなくてスパロボを思い出してしまった。機神拳を使うサイトとかw
291 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 09:13:27 ID:pp16GkHX
普段剣なんか使わないようなキャラにデルフ持たせてるSS多くないか?
そのキャラが剣無しじゃ弱いならともかく、剣がいらないような奴に無理くり持たすのは良くないだろ
無理矢理剣プレゼントしようとするルイズの印象も良くないし、そうまでして原作なぞりたいかね?
292 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 09:56:26 ID:a2sICQqi
>>291
そういう場合 「剣なんて いらない」と言う召喚キャラに、相手が『使い手』だと気付いたデルフが 
必死になって自分を売り込もうとしている事が多いような気がする。

>>そうまでして原作なぞりたいかね?
二次SSは『原作と つかず離れず』が基本だと思う。サジ加減は難しいけど。
自分としては 原作の主要キャラは 可能な限り出てほしいので 剣持ちでないキャラに 
どうやってデルフを持たせるかってのは 書き手の腕の見せ所の一つだと思って楽しみにしてる。
293 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 10:42:04 ID:u+/zyWIS
>>291
そもそもサイトが普段剣なんて使わないようなキャラだから別に違和感は感じないな
剣買に行かせる理由が弱いと思ったことはあるが
294 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 10:58:14 ID:wNgLPTWS
きゅうベエが召喚され
「立派なメイジになりたい」と願いをかなえて貰い
最初は有頂天だったが、次第に精神的に追い詰められ、
逃げ惑い鬱になっていくルイズが見たいです
297 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 11:48:12 ID:me442/IS
聖帝様の人、お疲れさまでした。
機会があればサイト外伝も是非に!
298 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 12:08:10 ID:vYatgy4D
原作の時点で、武器屋で買い物してるときのサイトの描写に違和感ありすぎた
なので二次創作だと却って気にならないでござる
299 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 12:29:07 ID:BVaG/JO8
剣士系キャラは大抵自分の剣と一緒に召喚されるし、
それ以外でも以外で愛用の武器があったり
別の戦闘スキル持ちだったりするからな…
そのためそもそも武器屋にいく必要があまりないという
300 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 12:48:25 ID:OUdSU/w9
テンプレみたいなもんでしょ、ギーシュと戦うのがお約束なように。
武器屋に行くのはいいとして、舞踏会はあってもなくても困らないフラグ。
301 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 13:48:53 ID:OLZRlvhp
ガンダールブの事を知ってる数少ない人物(?)だからそこら辺をからめた話の構成にするのであれば意味はありそう
302 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 14:00:00 ID:JtHjwPxc
>>301
原作で、デルフの人格?は他のものに転移出来ることが明らかになったから、人格のない単純なAIにデルフ乗り移らせると便利かもな。
303 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 14:20:32 ID:KR8mRNPt
SS読んでると剣を使わないキャラは大体、魔法吸収が主で
たまにぶん投げてる位だな
304 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 14:48:02 ID:Ap7xvSNq
>>293
剣が無くても強いキャラと、剣を持った途端ギーシュ相手に逆転勝ちしたサイトじゃ話は別じゃね?
306 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 16:56:08 ID:aCV2tveN
>>294
誰が頭をMOGUMOGUされるのかが問題だ
307 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 16:57:42 ID:kw56564J
>>306
どこの誤爆だ?アトリエか?
309 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 17:30:09 ID:sITiPKuX
>>291
召喚キャラの得物が強すぎるからルイズがこれ使え!って買わせるパターンもあったね。
萌え萌えさんのとか。
しっかり大ダメージ必至の必殺技の回避とかルイズの虚無解放とかで役立ってるし。
310 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 17:33:54 ID:FHJG27TP
聖帝様乙!!
その後のハルケギニアでは、モヒカンが流行ったりしそうな感じだww
外伝および行進止まってる兄貴の方も楽しみにしてますw
311 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 17:34:44 ID:aCV2tveN
>>307
ヒント:まどかマギカ

まあ放送終了するまではここで書くのは無理だが
オリジナルだからどうなるか分からないしな
313 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 17:42:08 ID:bDx9PYT+
>>288 なのはクロスのやつじゃないかな?
315 :ウルトラ5番目の使い魔 ◆213pT8BiCc 2011/02/06(日) 19:24:59 ID:t3xQXk0q
皆さんこんばんは。
毎週日曜日に投下させていただいています本作ですが、今週は少々事情が悪く投下を控えさせていただきます。
楽しみにしてくださっている方々には申し訳ないと思います。来週は復帰するつもりですのでご容赦ください。
316 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 19:53:35 ID:RcdsuYss
>>武器
アプトムなんかは「魔法のあるなしで一般人は絶対にメイジに勝てないことになってるこの世界の武器のレベルってどんだけ低いんだ」
って思って武器をちょっと気にしただけでルイズが勝手に舞い上がって購入してたっけ
アプトムもちょっと気になることはあったけどすぐに大して気にすることでもないってわかって捨てたけど
317 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 19:55:33 ID:VhUbd994
ウルトラの人の投下を楽しみに、来たと思ったらコレだよ!

おとなしく来週を待ちます
318 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 20:32:43 ID:1Xx+/Kb4
うしおととら文庫本集めたら、るいずととらの続き読みた過ぎて漏らしそうになった



九印とかナガレとか召喚したら面白そうじゃね?
319 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 20:52:05 ID:OLZRlvhp
>>315
ウルトラ無念

今は、ゆっくり休んで・・・
320 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 20:57:16 ID:lgh+alT9
仮面ライダーWからガイアメモリを召喚。
そしてガイアメモリ犯罪に立ち向かうサイトとルイズのW。
復讐の為にアクセルメモリを手に入れるアニエス。
実はルイズよりも先にライダーになっていたスカル=カリン。
そしてエターナルメモリの使い手ジョゼフ。
321 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 21:10:13 ID:YqEfxExP
エターナル=neverのウェールズ
最初は洗脳されてるけど、後に自我が戻り味方に
とかも面白そう
322 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 22:23:35 ID:ri48wEbG
クレイドール=タバサ
マグマ=キュルケ
(婚期が)タブー=エレオノール

他に何かいいのがあるかな?
323 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 22:24:57 ID:jekWn/gt
>>320
Wはソウル側がデータ人間じゃないとなれないだろ、データ人間フィリップを守る為に作られたシステムなんだからw
324 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 22:25:38 ID:tI2+D5zi
タブーなアンアン
ナスカ、ウェザー、ユートピアはサイト、ウェールズ、ゲルマニア皇帝?
そして喪に服した王妃は包帯グルグル巻きに
325 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 23:19:04 ID:IFZ7t446
 ウルトラマンゼロをルイズ、グレンファイヤーをキュルケ、ミラーナイトをタバサが召喚し、
ジャンバードが竜の羽衣の名前でタルブ村に保管中、4人合わせてサーヴァントフォースゼロとか。
 んで、ジョゼフはカイザーベリアル召喚してるとか。
326 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 23:23:18 ID:vYW5EjZ/
ほかのライダーやドーパントならいいけどWは設定上無理なんだよなぁ。
データ人間で地球の記憶と直結した人間がソウル側にいないと駄目だし、
仮にその設定無視するにしてもルイズかサイトのどちらかの頭脳を知識の宝庫にしたり二人の性格を真逆に改変した方がいいと思う。
327 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/06(日) 23:40:23 ID:aLphatcY
>>326
>頭脳を知識の宝庫にしたり二人の性格を真逆に改変
それ単に名前借りただけのオリキャラって言わないか?
329 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 00:16:26 ID:o/yY8Qd5
サイトが召喚のゲートを通過した際になんやかんやで星の本棚とアクセスしちゃってデータ人間になっちゃえばいいよ
むしろ尻彦さんを召喚してくれ
330 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 00:29:22 ID:4mttFa4h
ファングジョーカーみたいなのあるし、ソウル側がデータ人間じゃなくてもいいのでは
331 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 01:01:27 ID:gfbuN58Z
>>329
良いかもな、尻彦さん。あの最期のシーンの死の直前に召喚されたことにして、
破壊の杖がAtoZのラストで吹っ飛んだT2ナスカということにすればいいし。
T2は確か生体コネクタをつけるあの機械不要のはずだし、
尻彦さんならきっとナスカメモリと引き合うに違いない。
332 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 01:20:27 ID:+hbl/GQp
面倒だからサイトが召還された時に一緒にジョーカーかスカルのメモリをロストドライバーごと召還すればいいよ。
そうすれば仮面ライダーになれるし。
もしくはエターナルメモリ召還で、散らばったT2メモリを探して回るとかさ。
333 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 02:16:30 ID:Ecp5LYq9
ぶっちゃけデータ人間じゃなくても使えるけどな≫ダブルドライバー
ただ「フィリップ」用に使用者登録してあるだけだし
CJXですらウィスパーがあれば代用出来るという
334 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 14:06:53 ID:Xgy/dL0t
サイトがPCを使ってグリッドマンにアクセスフラッシュできるようになったら
強みは素人でもドラゴンフォートレスやゴッドゼノンみたいなアシストウェポンが作れて
破壊した建物も修復できる事
蘇ったデジファー様がジョゼフに寄生、更にそこから怪獣を生み出してワルドやフーケも支配
336 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 15:49:04 ID:Q6JPt5xb
>>334
そういうことが出来るのコンピューターワールドのなかだけじゃないか。
337 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 16:01:40 ID:zsIwd/q+
うーん、テリー・ボガードやリュウ・サカザキ、SMKヒーローたちは呼ばれないものかな
338 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 16:07:17 ID:LouxkKHY
リョウ・サカザキ「魔法を使うメイジが相手なら覇王翔吼拳を使わざるを得ない!」
339 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 16:14:30 ID:PyCuifr+
最近のはともかくレトロな格ゲーキャラだと素手が多いからなぁ
ガンダールブ設定が死んでしまう
341 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 16:18:56 ID:LouxkKHY
SNK武器格闘風雲拳がアップをはじめました
342 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 16:21:19 ID:TVUGp1fK
>>341
一応、ブーメランは念動というか念力で戻ってくる設定らしいから
デルフをブン投げても戻ってくるんで問題ないねw

……超必殺技にブーメランが三つに分身するのがあるけど、あれやるとデルフが三つに分身するかもwww
343 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 17:13:02 ID:v0sPeFdS
デルフリンガーと空手を組み合わせたまったく新しい拳法を開発するんですね
344 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 17:17:25 ID:ubftsPa1
>>339
実は手甲とかナックルダスターだったりするらしいよ!
それも付けなそうだよな・・・指輪とかブレスレット?

移し替えが可能なんだから、何代か前に移し替えられてたとか
なんなら初代からそういうスタイルでしたー!ってことにしてしまえばよいではないか、よいではないか
345 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 17:22:15 ID:ubftsPa1
>>343
スナイパー空手ならぬ、ガンダールヴ空手!
346 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 17:52:15 ID:vclzx56C
SMKキャラだったらせんべえやら扇子やらでもガンダールヴ発動したりするのかな
348 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 18:49:34 ID:AvLlOJPU
>>339
奴らは全身武器だからなー

まあどうでも武器いるならバルログやバイソンならいけるじゃん
トゲ腕輪ありなら春麗も
ビリー・カーンでもいいけど
どれも嫌ならハカン呼べよ、あいつ油武器だろw
350 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 19:10:12 ID:teyqBhBf
サイトはただの棒切れじゃ発動しないから今一わからん
バキのガイアなら水でも砂でも武器に出来る!とか言うだろうけどそれでルーンが発動するとは思えんし
351 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 19:28:37 ID:6vVCoySS
>>343
ボクシングと剣術を組み合わせたまったく新しい格闘技とか言うのがあるんだ、でルフを使った格闘術なんて余裕>>343
352 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 20:08:34 ID:LD5XwVyM
刀語から変態刀奪取された侍系でも召喚しちゃえYO!

無茶か。たぶん書きづらい。

よし、ぶりぶりざえもんなら侍だからデルフもってても大丈夫だ!?

353 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 20:14:57 ID:zsIwd/q+
>>352
たぶん重くて持てないというオチになる
355 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 20:48:52 ID:vN3JQsIG
マイナーだけど、ガンズ&ブレイズの佐々木清四郎を本編終了後から
あるいは北海道を逃げ回ってるときに早川伝次と一緒に喚ぶか
356 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 21:03:31 ID:9+4rO030
>>355
伝説の殺し屋(ガンズ&ローゼス)を召喚とな!
357 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 21:30:28 ID:qFMQoGx/
SNK格ゲーキャラは剣使えるやつらいくらでもいるじゃん。サムスピや月華があるんだし。
覇王丸や牙神幻十郎、楓や高嶺響なんか召喚したら面白そうだ。
358 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 21:30:55 ID:EXzmpB5Y
>>356
「伝説の殺し屋」と聞いて藤沢真吾くらいしか思い浮かばん俺は弱者。
359 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 21:35:34 ID:jHNMDwQU
>>358
24の虎召喚しようぜ。
360 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 21:49:19 ID:94C1nk6I
殺し屋さんはもう呼ばれてたな
361 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 22:12:17 ID:ErsiaWCu
>>357
響かー。人斬りED後だったらギーシュが大変な事になるな。幻の字も色んな意味でヤバイw
362 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 22:16:06 ID:zsIwd/q+
ウォルフガング・クラウザー召喚が見たい
餓狼2のカイザーウェイブ連打は鬼だった
363 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 22:20:46 ID:RjuAWh2x
>351
チェスとボクシングを組み合わせた、新感覚格闘技か。

どこの『らんま1/2』だよ。

>356
たぶん厨房を乗っ取るぞ。
そして、デルフがバラにされ、破壊の杖は歩き出す。
364 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 22:45:43 ID:PyCuifr+
格ゲーはにわかにはストーリーがわからんから読むほうが楽しくないと思う
365 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 22:50:11 ID:0hlrMxjf
>>363
>厨房を乗っ取る
この一言でエルザム兄さん(レーツェル)召喚なんて思い浮かんだ。
本筋そっちのけでマルトーと料理談義してそうな予感がw
366 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 23:02:58 ID:+oOpDcZm
某ラノベの目つき悪いけど家庭的な主人公召喚したらマルトーとの勝負こそが本筋になりそう、というかルイズ、キュルケとの関係性がまんま大河、亜美ちゃんとの関係性に……
367 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/07(月) 23:13:04 ID:RjuAWh2x
>365
エルザム兄さんなら大当たりだな。
強くて格好良くてルイズを蔑ろにせずレディとして扱う。
奥さんの事を忘れてないからキュルケに靡かず、ギーシュはともかくフーケを味方につけられるかもしれない。
370 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 00:00:47 ID:O0hpI+mJ
>>363
チェスボクシングはリアルでやってたみたいだぞw
371 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 00:04:16 ID:nhddjuoo
>>366
シエスタとルイズが仲良しそうでいいな
372 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 00:45:45 ID:YX9kwgPE
>>370
探偵ナイトスクープでやってたよな
373 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 01:30:23 ID:bCygT52g
>>363
学院にふらりと現れたポニーテールの謎のおっさん
彼はマルトーの勧めでコックとして過ごす事に
月日は流れ、学院を占拠しにメンヌヴィルらが攻め込む
買い出しに出ていたおっさんは難を逃れるが、学院の人々は捕まったまま
そしておっさんーースティーブン・セガールの戦いは始まる
木曜洋画劇場『沈黙のハルケギニア』

まで幻視した
374 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 02:53:22 ID:X+JJBf37
アニメ版のミスター味っ子を召喚したら
最終回は陽一の作ったトンカツを食べて涙を流すジョセフな所までは妄想した。

ゾイド召喚だと妄想ではジョセフが
「地獄を見たいのだ!」とか言ってデスザウラーを暴走。
コッパゲさんはゲルマニアに逃げてウルトラザウルスを起動。
塩コーヒーを飲まされる学園長。
377 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 05:34:17 ID:jOYVWhlM
とりあえず今は繋がるみたいよ

>>373
誕生日ケーキの中から出てくるキュルケを幻視した
378 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 05:45:26 ID:iXfBwh+L
神の左手草薙京 勇猛果敢な祓う者
神の右手が京-1 勇猛果敢な祓う者
神の頭脳が京-2 勇猛果敢な祓う者
そして最後にもう一人 (著作権的に)記す事すら憚られるK9999
380 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 11:12:24 ID:bCygT52g
>>378
四分の三が祓う者ってバランス悪すぎるわwww
あとKUSANAGIとK'を忘れないであげて…
381 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 12:10:27 ID:BDnMK2+I
>>360
虎狼死家左々右エ門を召喚ですと?

…ルイズが対応間違えたら王都楼の最期みたいになりかねんな。
382 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 12:14:45 ID:YElw7ZQP
ルイズってほんとよくぶっ殺されたりフルボッコされたりしないよな、あの対応で
383 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 12:33:20 ID:2qySvBbV
初日でパンツ下ろして履かせようとする所で
普通レイプだろ
384 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 12:50:54 ID:y9k71dt4
>>382
そりゃあねえ。あの態度もコンプレックスの表れかと思うと、見てる分には分からなくもないが。
それでも人間扱いしていないというのは文字通りに致命的だわ。
たった今妄想の出力を試みてはいるが、相方の物騒さもあってどうにも「綺麗」になっちまう。

ファントムキラーあたり喚んだ日には、ハルケギニア終了のお知らせだな。
385 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 12:52:19 ID:QdH8ZTZT
だからそういう事する人はサモンサーバントで弾かれるんでしょなにをいまさらって感じだな
386 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 14:14:36 ID:/dXqQQP/
呼ばれた側も大半は元のキャラではありえないほど
性格改変されちまうサモンサーバント恐るべし
387 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 14:15:39 ID:6pNWXVuO
>>385
召喚された直後において、

どんな状況に置かれてどれだけ言い争いになっても女子供には手を上げたりしない人間か、
ルイズ程度がギャーギャー言っても「あー、ガキが何かうるせーなー、それよりこれからどうすっかなー」的なある意味で大物な人間、
ルイズを完全に無視するような人間、
理性的に話を進めてルイズをなだめる人間、
従順にルイズに従って取りあえず満足させる人間などに限られるってことか。
389 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 15:15:45 ID:GX5gPCHe
じゃあエースキラーでも喚んでみっか?
音声コントロール式だから役に立つと思うぞ
391 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 17:29:02 ID:jOYVWhlM
その日からオレにヘンなアダ名がついた
コルベールさんも聞いたことあるかもしれませんね…
メイジキラー南
392 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 17:50:22 ID:p3gU5owS
>>387
全国の女子高生のみなさーんってよく言ってるやつは?
393 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 17:51:33 ID:t04QHhqv
>391
南をカンすると必ずあがる玄人の使い魔か。
394 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 18:12:35 ID:kNFT56ok
南・・・宇宙の騎士、増長天、サスページ・・・

サスページはちょうどいいかもしれんなぁ
燃え尽きる前に召喚されたとかで
コンプレックスやらを良い方向で活力に変えられたら化ける可能性が・・・
・・・無理だよなぁ、ちょっと性根がなぁ・・・
元貧民の苦労人がまたどん底に落とされて、原作の敗北を実感した失意から
シエスタや食堂と関わっていくうちに綺麗に・・・やっぱ無理だ
確実なのはルイズとはどう足掻いても良好な関係だけは築けそうに無いくらいだわ
395 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 19:20:16 ID:Ae5mWTeY
サモンサーバント自体に洗脳的な効果とかってないんだっけ
それともその辺の設定は不明で二次作者の裁量次第なんだったか
396 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 19:35:36 ID:Rbx3N/Zk
>>395
無いよ。せいぜいホームシックを抑えるくらいみたい。
もしかするとそれもルーン関係なくて、才人の防衛本能によるものかもしれんがね。
397 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 20:12:13 ID:GX5gPCHe
設定をいくらでも拡大解釈できるのがゼロ魔のいいところ
大隆起でふと、暗黒星団帝国がハルケギニアの風石を採掘しに来るって話作れないかな
398 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 20:15:04 ID:fuixfOwB
悪役が召喚されて穏やかな人物に変わるパターンがある。

FF5のエクスデス召喚作品があると聞いたときは
世界崩壊フラグかと思ったが、決闘のあとギーシュに説教をして
ケティとモンモランシーに謝っておくように言ってたな。
400 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 21:30:48 ID:kNFT56ok
エクスデスはDFFですっかり先生になっちゃったからなぁ
聖樹のエクスデスは出自を忘れるくらい穏やかだけど

一方で力が衰えても暴君なマティウス皇帝の続きが読みてぇ
確率的にヤバイことになってるギーシュどうなる
401 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 21:33:23 ID:ZXBbQHyi
幻獣とかなら洗脳効果あるんでないの?
402 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 21:55:36 ID:NW8iVS8O
フリーマンを召喚…ごめんなさいキュルケにエレクチオンって言わせたいだけです
403 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 22:41:43 ID:nRl9RctQ
え、ルイズ達をハルケ製テッカマンにする為に研究漬けになるチーフがどうかしたって?
404 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 22:45:10 ID:GX5gPCHe
サルゲッチュを召喚、契約のために網持って駆けずり回るルイズ
405 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 22:46:28 ID:YElw7ZQP
大森のフサさんがハルケギニアに降りたったらどうなるのか見てみたいような見たくないような……
406 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/08(火) 23:35:18 ID:oo9HAVba
>>401
タバサの冒険だとシルフィード召喚時は本人(本竜?)の意思でゲートに飛び込むか否かの選択が与えられる。
キュルケのサラマンダー曰く、「野生で暮らすよりずっと楽な生活ができるらしい」とか言ってた。

本気で記憶改竄の効果でもないとでて来ない発言だし、たかがドットなギーシュがモグラと仲がいいのを見ると、
相性説が妥当だとは思う。流石に土のドットメイジに水のギアスレベルの洗脳魔法の効果を発揮させるのはむりっしょ。

逆に呼び出したメイジの方に洗脳効果があったりしてw
408 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 02:02:42 ID:N1m2BB4A
ここでトムとジェリーからトムを
切り刻まれても爆発しても踏み潰されても焼き尽くされてもなぜか復活して戦いへ
409 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 06:02:23 ID:gw6taO8n
最強の使い魔ということで
アメコミ、クトゥルー神話、永遠神剣、カオスフレア
から使い魔召喚
411 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 06:32:34 ID:ZHrK+B9F
>>397
そんな石ころのようなエクスプロージョンが
この自動惑星ゴルバに効くとでも
思ったか。
(by中田浩二)
412 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 09:13:17 ID:hdveJDDq
エクスプロージョン・・・ギャラクシアンエクスプロージョン!
銀河を砕く聖闘士はサガ・カノン・デフテロス・アスプロスの誰を召還しても酷い事になりそうだなぁ
ていうか自力で帰りかねん
414 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 10:49:25 ID:CAMdN5qV
問題なければ11時頃に小ネタ
「魔法の国、向日葵の少女」
を投下したいがよろしいか?
416 :魔法の国、向日葵の少女2011/02/09(水) 11:03:34 ID:CAMdN5qV
>415thx では投下を開始します。




今、一瞬だが確かに見えた。煙の中に何かの影。それはつまり、その中に何かがいるという事。すなわち…

「やっと、やっと成功したわ!」
歓喜を爆発させ、ルイズが叫ぶ。失敗し続ける事…えー何回だ?まぁとにかく3桁突破してしばらくたってようやく成功したのだ。
カウンターがあれば255でストップしているところである。いやはや全く無理も無い話しである。というか延期させろコルベール。

期待と不安をない交ぜにした目でルイズは未だ煙に包まれた、自分の使い魔が召喚されたであろう一点を見つめる。

やがて、うっすらと煙が薄れてゆき、それがだんだん姿を現す。

およそ1リートだろうか?すらりと直線的に伸びたその姿はすごく健康的で、鮮やかな緑に目が奪われる。
そしてその頂上にある黄色くて丸い、まるでとても美しい向日葵のような…
ような…

「え?」

というか、とても美しい向日葵そのものだった。
417 :魔法の国、向日葵の少女2011/02/09(水) 11:05:59 ID:CAMdN5qV
「ちょ、ちょっと待ってください。やり直しでしょうコレ!植物が使い魔なんてありえないわ!」

途端に爆笑が巻き起こる。美少女に花は黄金の組み合わせだが、
その花が使い魔です、ではジョークにさえなっていない。だいたい、花に何が出来るというのだ。

「待ちたまえミス・ヴァリエール。せっかく召喚したんだ。…えーと…その」
そこでコルベールは言葉に詰まった。正直再召喚は不可だと告げるべきなのだが、さすがに植物を使い魔にさせるのは躊躇われた。
迷った挙句、コルベールの発した言葉は
「…せめてじっくり観察してからでも」

何の解決にもなってなかった。

「いくら観察したって向日葵は向日葵です!それとも観察日記でもつけろって言うんですか!
やり直しよやり直し。こんな花なんて引っこ抜いてやるんだから!」

屈辱と怒りで顔を真っ赤にしてルイズが花を引っこ抜こうと歩み寄る。
だが、その歩みは途中で止まる。
ルイズは気付いた。その向日葵の花に顔があることに。もっとも、幼児が落書きしたようなシンプル極まりない顔。

え、何よコレ。なんで顔なんか描かれてるのよ。もしかして造花?植物ですらなく造花?それって最悪じゃない?
っていうかコレってどこぞで「あらあら おやおや それからどんどこしょー」とか謎のスペルを唱えてない?
ああ畜生、自分でも何がなんだか。

だが、ルイズが呆然としていられたのはわずかな時間であった。
身に迫った危険を敏感に察したか、向日葵が激しくその体を振りだしたのだ。まるでダンスをするかのように。 

「えええー!?」

断じて風のせいではない、その不思議な動きが止んだ瞬間。

呆然としていたルイズの足元から、どんな原理か無数の向日葵が一瞬にして生えてきて。
ルイズはそれに派手に吹っ飛ばされた。

「ひ っ さ つ の い ち げ き 」

地面に強かに叩きつけられたルイズは、意識を失う直前何故か脳裏にそんな言葉が浮かんだのであった。
418 :魔法の国、向日葵の少女2011/02/09(水) 11:09:45 ID:CAMdN5qV
「…というわけで、ただの向日葵ではないのは最早明白ですし、これがミス・ヴァリエールの使い魔で決定です」

吹っ飛ばされた痛みやらやるせなさやらその他諸々で涙目のルイズにコルベールは無情に告げる。

ルイズは心底嫌だったが、そう言われては他に選択肢など無い。恨みの篭った目でコルベールをしばし見つめると、
諦めの溜息を一つ付き、コントラクト・サーヴァントをするべく向日葵に向かった。
また吹っ飛ばされてはたまらないので、両手を広げ敵意が無い事を示しながら、ゆっくり、ゆっくりと近づく。
その光景は傍から見ればすごく間抜けに見えただろう事は全力で無視した。
そしてルイズは、向日葵にたどり着く。
どう見ても落書きのようにしか見えない顔だ。なんでこんなのと…と際限なく落ち込みそうになるが、
いや、そんな事を考えている場合ではない、と無理やり自分を奮い立たせ、あるいは騙して。

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この物に祝福を与え、我の使い魔と成せ」
首をかしげている様に見えるその向日葵に、口付けを果たした
420 :魔法の国、向日葵の少女2011/02/09(水) 11:17:01 ID:CAMdN5qV
以上です。多分続かない。
いや、ルイズが起きたらなぜかグラサンかけて水着姿で日光浴してるサンフラワーがいてルイズさんマジ偏頭痛とか
植木鉢に収まったサンフラワー抱えてあちこち移動したりしたもんだからいつのまにか「植木鉢のルイズ」とか名づけられてマジ涙目とか考えたりはしたんですが。
というわけでGBの「リトルマスター2」よりサンフラワー召喚でした。
見た目ヒマワリ。でも最強ランクの魔獣。おまけに必殺の一撃(即死攻撃)を出しまくるといういろいろな意味でとんでもないキャラです

オマケ
「へー、あんたそんなんでも魔王の討伐に参加してたんだ。え、仲間にはマンボウもいたって?
マンボウがどうやって戦う…え、口から光線出したり空飛んで体当たりする?
つくづくあんたの世界ってどうなってんのよ」
「…オーディアストライデント?」
それは違う世界だ。
421 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 12:10:59 ID:tq0898A/
乙でした〜

サンフラワーでsaga2の方を思い出したのは俺だけでいい。
いやコッチもそこそこ以上に強いんですけどね。
423 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 14:24:42 ID:p4SX+p+n

誰かゴッドイーターからソーマ・シックザール召喚とか書かないかなー)チラッ
424 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 15:28:42 ID:yODnWyi6
ふと、始祖の囁きが聞こえた。

『ゼロの使いマ』

ワカメみたいな髪の毛をした、壷をこよなく愛するあの男が!

「ふ、ギーシュ君。
 私はこの世界に召喚される直前、“白い悪魔”と戦っていたのだ。
 それと比べたら君の人形遊びなど恐れるに足りないのだよ」

「ワルド君、目をさまし給え。
 君のような高潔で有能な人物が後三人いれば、トリステインは後十年は戦える」
425 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 16:45:44 ID:Q+td97XH
見た目に反して実は鬼畜な強さを持つ存在と言えば・・・・・・・どこぞのゲートに居るハムスターとか?
426 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 17:02:50 ID:yODnWyi6
>425
そんなアインヘリアルを持ち出さなくても、エターナル時空盗賊で十分だ。

「チューチュッチュッチュ!
 オイラにホレちゃいけないっチュよ」
427 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 18:10:14 ID:Im2NEw5/
>>423
ロリコンぽいからね、彼
まぁ色々考えていても仕組み上アラガミ以外食っても意味無さそうだし
逆に神機のオラクルが原因でハルケギニアにアラガミ発生するんちゃうかとか
色々考えると長く続ける内容は厳しそうだ・・・

>>425
ニョロリン(勇者カタストロフ)
出来損ないのオバQのような姿で豪腕の怪物
カタストロフでもクライシスでも基本的にズックはこいつに痛い目に合わされていたか
428 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 18:14:59 ID:HEFTjhNM
サンフラワーと聞いて史上最強の0歳児を召喚とか思いついた

ゼロと0歳児

ルイズが召喚したのは生後まもない女の赤ん坊であった。
はじめは皆かわいいということではしゃいでいたのであるが、この子がとんでもない嵐を呼ぶ乳児だと知るのはすぐであった。
今日もまたルイズの部屋で。
「エッヘッヘッ」
「こらーひまわり! あたしの宝石を持っていくんじゃないの!」
「タタタタタ」
「まちなさーい! あっ、きゃーっ!」
 ドガンッ!(ルイズが壁にめり込む音)
 
 食堂に来れば。
「あらギーシュ」
「ほう、これが君の使い魔か。赤ん坊を召喚するとはさすがゼロのルイズ」
「けっ(ギーシュの顔を見て吐き捨てる音)」
「なっ、なななな!!」
 
 また、アルビオン。
「イヘヘヘヘ」
「ねえひまわりくん、そろそろ離してくれないかな。ぼくは皇太子として戦場にいかねばならないのだが」
「こらひまわり! ウェールズさまから離れなさーい」
「たーい、たーい!(もちろんてこでも動かない)」
 
 そして春日部では暗黒タマタマのノリでひまわり奪還大作戦がはじまっていたとさ。
 クレヨンしんちゃんから野原ひまわりを召喚
429 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 19:42:03 ID:cFnEG6c/
>>426
ヴァーハナである彼の寿命は後1年ぐらいしか無いのが問題であろうか
430 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 20:17:01 ID:yODnWyi6
>429
「チューチュッチュッ!
 エターナル時空盗賊であるオイラの主観的時間軸の前では、ルイズとの出会いもまた一炊の夢に過ぎないんでチュ!」


ミーニア「大丈夫です!ルイズさんもクエスターになって、一緒に旅立てばいいんですよ!」
月島沙織「そうですね、同じ立場になれば、何とかついていけるかもしれませんよ」


ルイズ「ちょっ!
    なんでアタシがこんな変なネズミと仲良くしなきゃっ!」
432 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 21:20:31 ID:RAWA+h1p
おるちゅばんエビちゅが喚ばれ
オスマンとともに卑猥帝国へ突入する魔法学院…
433 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 21:24:51 ID:Vyja1BkY
チュー……

ゼノギアスからチュッチュ召喚。

初戦のギーシュは謎の液体まみれにでもなるかな?

でっかくなったらレコンキスタ一掃だなまじで。
434 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 22:25:12 ID:Im2NEw5/
そういやチュチュって呪術めいた力が使えたような
エーテルの一種なのか原生生物の力なのか分からんが
435 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 22:31:32 ID:eFomIjOP
Wizardryのヴォーパルバニーを召喚したら間違い無く首チョンパ
436 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 22:48:29 ID:LaUjvEX4
>>補給とか整備を原作で必要としてるからにはメンテフリーってわけじゃないんだろうからあんま向いてないんじゃねーの?
437 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 22:49:00 ID:0FO5/jUq
「ウ、ウサギがワルキューレの首を刎ねた?!」ですね。
ギーシュ死ぬぞ。

ウサギ繋がりでMS旋律の連鎖の悪臭バニーは勘弁な。
あれは麻痺ガス攻撃がウザくてウザくて堪らん。対策しないとすぐ全滅する。
438 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 23:06:27 ID:IgAlovlI
首を刎ねるウサギっていうと、モンティーパイソンしか思いつかない。
ホーリーグレネードで吹っ飛ばされたやつな。
440 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/09(水) 23:19:19 ID:yODnWyi6
>438
ウィズのは、モンティパイソンのパロディだよ。
441 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/10(木) 02:16:45 ID:/Pfw35kF
わたしはまっていたぞ。汝こそまことの勇者である。

そして、 勇者こそが魔王の贄にふさわしい
446 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/10(木) 12:47:32 ID:gjeC8NI6
ドラクエ?の女戦士とか人気あるか、と思ったが名前自分でつけるキャラは難しいな
アレンとかリュカとか小説で名前があるのはいいんだが
447 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/10(木) 12:53:34 ID:xE7cC2Ir
キャラメイク系のキャラはどーしてもオリキャラになっちゃうからな
スーファミ時代のセリフが殆ど無い類のRPG主人公もキツいと思う
448 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/10(木) 13:15:40 ID:vW4h/H+x
『ポートピア連続殺人事件』とか思ったが、ネタばれになるからだめか。
449 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/10(木) 14:33:54 ID:ufbV7KVw
ウサギさんといえばPS全盛期作品のロビットさんだな。メカだけど人参食えば回復するし
後はアップルシードのブリオレアスとかか
451 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/10(木) 16:33:12 ID:plQ6MnUr
どんな敵も屁を撒き散らして戦意を奪い自慢の拳で殴り倒すあかうさぎか
唯一の問題はストレス溜めるとビックリするほど早死にする所だな
ルイズは溺愛しそうだけど
452 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/10(木) 16:35:00 ID:TlsWO7B3
ウサギなら、満月超獣ルナチクスがおる
やつなら地下の風石採掘も楽々だから大隆起も回避できるぜ
453 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/10(木) 16:38:21 ID:jYZjR9E7
>>449
あれはただのパワードスーツで中の人はごく普通の宇宙市役所職員だぞw
454 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/10(木) 19:48:17 ID:cufS4XOa
>>446
小説版やCDシアター版の名前とキャラを使えば問題有るまい。キャラクターの半オリキャラ化も防げる。
455 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/10(木) 21:21:26 ID:UgiFjBJk
会話の流れをぶった切るようで申し訳ありません
手札0の使い魔の者です
ただいまPCの事情により投下できません
誰も待ってはいないと思いますが
一週間以内には投下できる目途が立ちましたので
とりあえず生存報告
456 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/10(木) 22:21:35 ID:35mF2AhY
>>455
満足させてくれよ…?
457 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/10(木) 22:56:15 ID:ufbV7KVw
>>453
そういやそうだったか…。
なんかパイロットなしで瞬きしたり表情が変わってたりした記憶があったから割とルイズでも乗れると思っていた。サポートAIもついてるし
458 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 08:17:43 ID:szDHhr7G
エクスプロージョンで思い出した、RAVEから誰か召喚されないかな
459 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 09:07:06 ID:XeBKgtRE
最近のアニメだと呼ばれたら面白そうなの……

よし、ゾンビか魔装少女でも呼ぼうぜ。あれなら狂言回しにだってなれる。
460 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 11:05:35 ID:wAOu18mu
>>459
チェーンソー持って暴れるジョゼフを幻視した
461 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 12:27:13 ID:3vkYQVMq
>>458
ジーク召喚したら面白そうだな
チートものになっちゃうだろうけど
462 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 14:57:40 ID:bwlSL/SK
ARMSの人もう来ないんかねえ
せめてテキストだけでも欲しいものだけど
463 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 15:00:22 ID:ba1uLzTw
>>461
羽まき散らして「降臨、満を持して……」と出てくるんだな
464 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 15:07:12 ID:8o43dDkk
ジーク、××と仲良くしてやってね。
 
さて、××には誰を入れるべきか。
465 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 15:08:18 ID:5zlnqfhS
雪を見て思いついた、氷雪系最強を呼んでやろうぜ
なんか色々と可哀想だし、いっそのこと異世界にでも呼ばれちまった方がいいだろうw
ガンダールヴでパワーアップもできるしな!
467 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 15:18:10 ID:+a65TH/E
リアルタイムではまってる作品とのクロスってすごい読みたくなるよね
ってんで探したけど駄作しかなくて涙目になったぜ
468 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 15:26:19 ID:tmf9dHzb
きまぐれオレンジロードから春日恭介召喚
超能力を使いまくれる世界が結構快感な彼
469 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 15:48:34 ID:TV4KyWES
>468
春日恭二召喚なら既にあったんだが。
470 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 15:50:59 ID:Vw5Z3df9
>>460
おいやめろ。魔装少女のフリフリな可愛い服装で戦うナイスミドルとか嫌過ぎるw
471 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 16:07:29 ID:3vkYQVMq
>>465
戦闘時誰も彼の姿を見れない
472 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 16:41:21 ID:zTDLSZj3
タバサの事情を知る → (可能なら)シャルルと話をさせてやる → ジョゼフとも話させる → やったねシロちゃん!
473 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 17:10:04 ID:gLhq8M74
>>463
リュウタでも面白そうだな
基本スペックはタロスズで最強なのに
子供過ぎて負けることが多いけど


ルイズよりシエスタに懐きそうとか
お姉ちゃんぶるイルククゥとか想像した
475 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 19:33:06 ID:ZNjMLzkH
>>470
ならば魔法少女姿のボディービルダーはいかがかな?
つ「魔法少女 プリティ☆ベル」
476 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/11(金) 23:57:45 ID:MDuU6Put
このスレにはジャンプ成分が足りない
477 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 00:45:11 ID:QU9gBpa3
打ち切りならいっぱい…いや、エタるのは打ち切りとは言わないか
480 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 10:27:06 ID:EqSuy9DW
>>476
ジャンプ系ねぇ。本誌じゃなくてスーパージャンプの方だけど「ゼロ」なんかどうだね。
ブリミルの謎とか解き明かしちゃいそうだ。
481 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 11:17:14 ID:eFxpn+A9
>>480
ルイズ達虚無関係者がいる前で本物の香炉とか祈祷書をぶち壊して
「本物は一つでいい」と立ち去る姿が真っ先に思い浮かぶのは何故だろうw

んでがっくりと膝をつく教皇と、ゼロに怒り狂うルイズ、
それを見て「やりおったわ!」と愉快げに笑うジョゼフと、ゼロの後姿を見て「…ありがとう、ゼロ。」と感謝するテファとかwww
482 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 11:23:41 ID:tnoELn/y
機皇兵はたった3枚しかないのになんであんな効果が互いに矛盾し合ってるの
484 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 11:28:29 ID:mZZivzvE
時戒神メタイオンを召喚。7万のアルビオン兵をすべて手札に戻す!
486 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 12:46:57 ID:R3gMC98l
>>481
「承知した─────ッ!」と「ウガァ─────ッ!」と「カヒッ!」と
「奴さえいなければ─────ッ」と「始祖ブリミルになりきれない─────ッ!」と
「ラ・ロシェール――ゼロの別邸――」が足りない。
487 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 12:54:25 ID:+e7/qNfx
>>486
台詞だけ見てたら、何故だかキン肉マンを思い出した。
488 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 12:57:37 ID:eFxpn+A9
何か物足りないと思ったらそれかw

ゼロ 「本物は一つでいい─────」

ルイズ 「ウガァ─────ッ!」
教皇 「奴さえいなければ─────ッ」
489 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 13:17:37 ID:kuPoCo/h
タイムウォーカーゼロから刹那零召喚
原作終了後なら影分身に加えてブラックホールが使える
・・・使いどころがねぇけどな、お約束のワルド処分くらいか
タイムテレポートは最後まで温存するべきか・・・

ちょっと練ってみるか
490 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 15:29:37 ID:Ka5vUKrp
日之影先輩を召喚しても能力をオフにしない限り存在に気づず終わるか
491 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 16:19:10 ID:mZZivzvE
アルカディアムーブメント時代のアキを召喚。
ブラックローズドラゴンで学院壊滅。
492 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 16:25:18 ID:AHLpWe5D
>>475
プリティベルは読みたいな
ギーシュ戦で生徒全員が踊り出すとか楽しそう
493 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 16:50:14 ID:se4k4lCz
悪魔将軍召喚とか・・・・・・
見せしめに九所封じからの断頭台にかけられるギーシュ。
494 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 17:57:36 ID:B55jg8Q+
見せしめなら召喚直後に喚いてるルイズか、場を仕切ってるコルベール
能力の高いタバサやキュルケじゃねえの?
495 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 18:14:44 ID:mZZivzvE
ルイズ以上につるぺったんで、巨乳にコンプレックスを持ってるキャラって召喚されたことあったっけ?
496 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 19:45:03 ID:sCpI8wCj
>>495
小ネタで巨乳ハンターこと恭塚まさ子が召喚されてたぞ
497 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 22:07:40 ID:qdhO2KbN
つるぺたなルイズと相性よさそうなの…

ディスガイアからラハール殿下でも召喚しよう。
キュルケの夜這いイベントで大暴れしてくれるw
498 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/12(土) 23:01:59 ID:8OOCbsA1
ゲートキーパーズ21から幽霊少女を召喚
幽霊少女の手によって次々とインベーダー化していく傲慢で我侭な貴族達

そしてジョゼフが悪魔伯爵、教皇が機械将軍を呼び出して更にエライ事に・・・
え?ティファ?死神紳士を呼ぶに決まってるじゃないですか。もしくは無限魔獣
499 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/13(日) 00:16:14 ID:l9eY1QeZ
ジャンプネタ…

打ち切り…

以上の事から黒岩よしひろ先生を思い出したぞ。

ちょっと前のウサギネタに絡めるなら変幻戦忍アスカのヴァニテクターだな。

古いネタですまん!
500 :名無しさん@お腹いっぱい。2011/02/13(日) 00:25:24 ID:NLQC0oRN
ルイズ「上等よ…私も一ついっておくことがあるわ。この私に嫁き遅れた姉がいるような気がしていたが、別にそんなことはなかったわ!」
ジョゼフ「そうか」